No-music.No-life

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2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

砂上のファンファーレ

いつの間にか蝕まれていた一家の理想。誰もがそれに気づかないふりをしていた―。家族って何だ?次々と襲い掛かる、それぞれの現実。 早見和馬さんの本です。 早見さんと言えば、デビュー作「ひゃくはち」のヒット・映画化と話題になった作家さんでしたね。 …

スマグラー お前の未来を運べ

俳優への道をあきらめ、その場しのぎの日銭でしのいでいる砧涼介は、借金返済のため、日給5万円という高額の運送アルバイトをすることに。砧はいそいそと初仕事にかかるものの運送屋とは名ばかりで、その内容は死体などのヤバイ荷物の運搬と処理だった。た…

歴史の闇研究会

始まりは旧海軍軍人が記録した謎の兵器文書だった。大学一年生の春、僕たち「歴史の闇研究会」は歴史から消された小笠原諸島「零島」を追い求めているうちにとんでもない歴史の真実を知ってしまう―。過去の遺物と未来の遺産。壮大な歴史を駆けめぐる、傑作…

夏の王国で目覚めない

父が再婚し、新しい家族になじめない高校生の美咲。だから、幻想的なミステリ作家、三島加深のファンサイトで加深が好きな仲間を知ったことは大きな喜びだった。だが〈ジョーカー〉という人物から「架空遊戯」に誘われ、すべてが一変した。役を演じながらミ…

たまたま

美しい風景の広がるアイルランドを旅する一人の女性。その旅の中でたまたま(偶然)出会った人々や自然などを通して彼女はさまざまな感情を抱き、旅の目的を模索するようになる。年齢や性別、性格も異なるさまざまな人々と交流し、懸命に思いを伝えようとす…

こんな○○にはなりたくない!

漫画みたいに唖然とする出来事があったので、ここに記します。 今日は蒼井優主演の「たまたま」を見るために、朝一番で渋谷へと向かいました。 通勤時間のラッシュは過ぎているものの、遅めの通勤・通学客で割かし電車は混んでいました。 渋谷に向かう別の路…

真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ

都会の片隅に、真夜中にだけオープンする不思議なパン屋さんがあった。あたたかい食卓がなくても、パンは誰にでも平等に美味しい。心地良い居場所を見つける物語。 謎多き笑顔のオーナー・暮林と、口の悪いイケメンパン職人・弘基が働くこの店には、 パンの…

心星ひとつ ―みをつくし料理帖―

酷暑を過ぎた葉月のある午後、扇屋の楼主伝右衛門がつる家を訪れた。伝右衛門の口から語られたのは、手を貸すので吉原にて天満一兆庵を再建しないか、との話だった。 一方、登龍楼の采女宗馬からも、神田須田町の登龍楼を、居抜きで売るのでつる家として移…

この女

甲坂礼司、釜ヶ崎で働く青年。二谷結子を主人公に小説を書いてくれと頼まれる。二谷結子、二谷啓太の妻。神戸・三宮のホテルに一人で住み、つかみ所がない女。二谷啓太、チープ・ルネッサンスを標榜するホテルチェーンのオーナー。小説の依頼主。大輔、甲坂…

インターネット依存度テスト

ええっ! これって病気なの?! と驚いてしまったページを見つけました。 インターネット依存度テスト http://www.kurihama-alcoholism-center.jp/tiar.html 私はつくづく、ネットがないと生きていけない人間だと自覚しております。 TVはなくてもネットがあ…

迷宮遡行

平凡な日常が裂ける―。突然、愛する妻・絢子が失踪した。置き手紙ひとつを残して。理由が分からない。失業中の迫水は、途切れそうな手がかりをたどり、妻の行方を追う。彼の前に立ちふさがる、暴力団組員。妻はどうして、姿を消したのか?いや、そもそも妻は…

ばらばら死体の夜

2009年、秋。翌年6月から施行の改正貸金業法がもたらすのは、借金からの救済か、破滅か―四十過ぎの翻訳家、吉野解は貧乏学生の頃に下宿していた神保町の古書店「泪亭」の二階で謎の美女、白井沙漠と出会う。裕福な家庭に育った妻とは正反対の魅力に強く惹か…

クレーム対応の裏ワザ。

電話嫌いな私を苦しめる、クレーム電話。 怒り狂う相手。 私を人と思っていないかのような罵詈雑言を浴びせられ、「アンタ」「お前」「小娘」など、人を見下す発言を受ける事は日常茶飯事です。 時々、私は死んだ方が良いのではないか・・・と虚無感を得られ…

我が異邦

地下鉄に毒ガスが撤かれた1995年3月、わたしはアメリカへ発った。明るく巨大なアメリカで、私は孤独を満喫した。一生このままでいられるなら、どんなに幸福だろうとさえ思った。ただ、孤独であることの僥倖とは別に、そこには「女」が絶対的に欠けていた―。…

白椿はなぜ散った

望川貴は幼稚園で出会った日仏混血の少女・万里枝プティに心を奪われ、二人は永遠の絆で結ばれていると確信する。小中高大学と同じ学校で過ごし、大学でも同じ文学サークルへ入会するが、そこで出会った大財閥の御曹司が万里枝に急接近する。貴は凡庸な容姿…

おれは非常勤

ミステリ作家をめざす「おれ」は、小学校の非常勤講師。下町の学校に赴任して2日目、体育館で女性教諭の死体が発見された。傍らには謎のダイイングメッセージが!一方、受け持ちのクラスにはいじめの気配がある…。盗難、自殺、脅迫、はては毒殺未遂(!?)まで…

2011年10月10日(月)OGRE YOU ASSHOLE ニューアルバム「homely」リリースツアー in 赤坂BLITZ

初めてオウガの名前を知ったのは、このブログで仲良くして下さる音楽好きの方のブログだったかなと思う。 初心者丸出しの私は、バンド名すら読めなかった。 オウガ・ユー・アスホール その名前を教えてもらったのも、ブログで知り合った音楽好きの方からで。…

夏のくじら

大学進学で高知にやって来た篤史はよさこい祭りに誘われる。初恋の人を探すという淡い望みを抱いて参加するも、個性的なチームの面々や踊りの練習、衣装も楽曲も自分達で作るやり方に戸惑うばかり。だが次第に熱中するうち、本番が近づく。憧れの彼女は果た…

音楽配信なんて、くそくらえ!

・・・・・・とか、常々思っていたCD購入派の私だが、iTunesで気になっていた曲達をとうとう購入してみることにした。 ・ロックンロールは鳴りやまないっ/神聖かまってちゃん ・サマーヌード/土岐麻子 ・J-POP/Half-Life ・物語はちと?不安定/N'夙川BOYS ・0…

指先からソーダ

言葉は指先から泡立つソーダ。世界の不思議とおかしみ、作家としての覚悟、言葉への懐疑と信頼、学生時代の思い出、父と娘の関係、コミュニケーションへの違和感……。身近な出来事から世界をめぐる思索まで、いま最も端正な文章をつむぐ新鋭の初めてのエッセ…

虹の岬の喫茶店

トンネルを抜けたら、ガードレールの切れ目をすぐ左折。雑草の生える荒地を進むと、小さな岬の先端に、ふいに喫茶店が現れる。そこには、とびきりおいしいコーヒーとお客さんの人生にそっと寄り添うような音楽を選曲してくれるおばあさんがいた。彼女は一人…

窓際の死神(アンクー)

死神(アンクー)の姿を見ると、自分か、その愛する人が死ぬという―。OLの多美は、恋敵が死ぬ夢想にとりつかれ、自分を嫌悪している。ふとしたきっかけで、総務部の窓際主任・島野に相談してみると、彼は、その夢想は予知なのだと説き、そして自分はこれから…

魚神 io gami

かつて一大遊郭が栄えた、閉ざされた島。夢喰いの獏、雷魚などの伝説が残る島で、本土を追われた人々は自治組織を作り、独自の文化を営んでいる。捨て子の白亜とスケキヨは、この島で捨て子の姉弟として育った。伝説の遊女の名を継ぐ姉・白亜と、デンキを放…

2011年10月7日(金) School Food Punishment TOUR2011「Prog-Roid」in 恵比寿LIQUIDROOM

昨年のツアーファイナルも恵比寿リキッドルームだったから、一年ぶりくらいでしょうか。 しばらくライブ予定がなくて絶対今度も行こうと思っていたので、早々とチケットを入手しておいて良かったです。 このライブもSOLD OUTだったみたいですね。 猛烈に仕事…

ミュージック・ブレス・ユー!!

オケタニアザミは「音楽について考えることは、将来について考えることよりずっと大事」な高校3年生。髪は赤く染め、目にはメガネ、歯にはカラフルな矯正器。数学が苦手で追試や補講の連続、進路は何一つ決まらないぐだぐだの日常を支えるのは、パンクロッ…

写楽 閉じた国の幻

わずか十ヶ月間の活躍、突然の消息不明。写楽を知る同時代の絵師、板元の不可解な沈黙。錯綜する諸説、乱立する矛盾。歴史の点と線をつなぎ浮上する謎の言葉「命須照」、見過ごされてきた「日記」、辿りついた古びた墓石。史実と虚構のモザイクが完成する時…

男友だちを作ろう

お笑い芸人、大学生、ミュージシャン、写真家......。 小説家が、さまざまな男の人と言葉をかわしてゆく。 お友だちとして登場するのは...... 会田誠さん(現代美術家) 高瀬正克さん(「支那そばや」店主) のりたけさん(イラストレーター) 岡田利規さん(演劇…

レベッカのお買いもの日記1

レベッカは、金融情報誌『サクセスフル・セイヴィング』の新人ジャーナリスト(いちおうね)。かしこいお金の使いかたについて記事を書くのが、日々のお仕事。にもかかわらず…彼女のあらゆる悩みを一瞬にして忘れさせる大好きな趣味は、なんと「お買いもの」!…

ブタがいた教室

6年2組を担任することになった新米教師の星は、食べることを前提として子ブタを飼うことをクラスの生徒たちに提案する。校長先生にも相談し、卒業までの1年間26人の生徒が子ブタの面倒を交代でみることになる。最初は戸惑っていた子どもたちも、“Pちゃん”と…