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歴史の闇研究会

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始まりは旧海軍軍人が記録した謎の兵器文書だった。大学一年生の春、僕たち「歴史の闇研究会」は歴史から消された小笠原諸島「零島」を追い求めているうちにとんでもない歴史の真実を知ってしまう―。過去の遺物と未来の遺産。壮大な歴史を駆けめぐる、傑作の青春ミステリ。


神村友樹さんの本です。
 
書店で見かけて気になって予約したのだったか・・・何故気になったのかと言えば、多分表紙のイラストが素敵だったからかもしれません。
simeさんという方のイラスト、自分が好きな感じだからかも。
で、問題の中身。
実際読んでみた感想はというと・・・・・・微妙でした。


表の歴史に埋もれた闇の歴史。
その歴史の闇を研究するサークルに無理やり入らされる事になった飛鳥。
美人な先輩、愛美と2年生ながら飛び級して飛鳥と同い年である大病院の息子の駿。
 
ある歴史の闇を追うべく小笠原諸島へと出向いた彼らに、命の危険が迫る――
 
冒頭から3分の1くらいまではそこそこ楽しめたんです。
しかし無理やりミステリ展開になっていく感じ、突如起こる殺人事件と、安っぽい二時間ドラマを見ているようなお決まりのパターンが延々と続いていくため、最後にはまだ終わらないのかと、読み進めるのが苦しくなってくるほどでした。
 
個人的には、何故この展開でここまでの分量に延ばす必要があったのか?が疑問。
最後の最後まで驚く展開は一切なく、ありふれたストーリー展開に終わってしまったのが非常に残念。
 
せっかくの「歴史の闇研究会」という設定なのであれば、逆に短編にしていくつかの歴史の闇を追い求めて行く方が読者は退屈しないかも。
 
うーん、私には合わない作品でしたね。。。