No-music.No-life

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2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

魔女は甦る

埼玉県の長閑な田園地帯で、肉片と骨の屑のようなバラバラ死体が発見された。被害者は現場近くにある製薬会社・スタンバーグ製薬に勤めていた桐生隆。仕事ぶりも勤勉で質素な暮らしを送っていた青年は、なぜ殺されなければならなかったのか?埼玉県警捜査一…

奇跡

離婚した両親がやり直し、再び家族4人で暮らす日を夢見ている航一。母親と祖父母と鹿児島で暮らしながら、福岡で父親と暮らす弟・龍之介と連絡を取っては家族を元通りにする方法に頭を悩ませる航一は、九州新幹線全線開通にまつわるうわさを聞きつけ、ある…

シャイロックの子供たち

ある町の銀行の支店で起こった、現金紛失事件。女子行員に疑いがかかるが、別の男が失踪…!?“たたき上げ”の誇り、格差のある社内恋愛、家族への思い、上らない成績…事件の裏に透ける行員たちの人間的葛藤。銀行という組織を通して、普通に働き、普通に暮すこ…

タイムテーブル発表!

ロッキンのタイムテーブルが発表されました! http://rijfes.jp/11/timetable/ 8/5(金)に参戦予定ですが、個人的にはこんな流れで見たいなあと。 11:45~ サカナクション 14:15~ Perfume 15:45~ COMEBACK MY DAUGHTERS 16:55~ OGRE YOU ASSHOLE 17…

シティ・マラソンズ

NY、東京、パリ。アスリートのその後を描く、三つの都市を走る物語。 三浦しをんさん、あさのあつこさん、近藤史恵さんのアンソロジー小説。 アシックスのサイトで発表された走る事をテーマにした三作品です。 アンソロジーには外れが多い という私の中での…

空を見上げる古い歌を口ずさむ(文庫版)

みんなの顔が“のっぺらぼう”に見える―。息子がそう言ったとき、僕は20年前に姿を消した兄に連絡を取った。家族みんなで暮らした懐かしいパルプ町。桜咲く“サクラバ”や六角交番、タンカス山など、あの町で起こった不思議な事件の真相を兄が語り始める。懐か…

ミヤマ物語 第二部 結界の森へ

運命の糸に導かれた二人の少年ハギと透流は、殺されかけたハギの母を救うため、得体の知れない闇の世界「ウンヌ」へと旅立つ。 あさのあつこさんの「ミヤマ物語」シリーズ第二弾。 進行中のNO.6はようやく完結巻が発売し、一安心の私でした。 早速図書館で…

東京公園

カメラマンを目指す光司は東京の公園を巡り、家族写真を撮りためていた。ある日、彼がいつものように被写体に向けてシャッターを切っていると、突然現れた男性に難癖をつけられる。ところが後日その男性から連絡が入り、公園に娘連れで出掛けるある女性を尾…

シアター!2

「2年間で、劇団の収益から300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」―鉄血宰相・春川司が出した厳しい条件に向け、新メンバーで走り出した『シアターフラッグ』。社会的には駄目な人間の集まりだが、協力することで辛うじて乗り切る日々が続いていた。しか…

図書館危機 図書館戦争シリーズ③

正化32年の秋、同期の手塚光の兄から「王子様」の正体を告げられ、郁はどうしていいかわからなくなり……。一方、玄田竜助隊長のもとには、『週刊新世相』記者・折口マキから出版事情の相談が来ていた―― 有川浩さんの、「図書館戦争」シリーズ第三弾。 ここま…

ワーキング・ホリデー

元ヤン・ホストが宅配便(特別仕様車)ドライバーに転身!?血気さかんな若者と所帯じみた小学生、親子と仕事と仲間によるひと夏の贈り物。 坂木司さんの本です。 「和菓子のアン」「ホテルジューシー」と働く女の子を描く作品を読んできた私にとって、本作は意…

ハガネの女

ドラマが放送中にネタにしようと思っていたのに、終わってしまいました。 今期大河ドラマ以外で見ている唯一のドラマでした。 第一シーズンは深夜に放送していたので、たまに遅くまで起きている時に見る程度だったのですよね。 第二シーズンは見ようと思って…

図書館内乱 図書館戦争シリーズ②

両親に防衛員勤務と言い出せない笠原郁に、不意の手紙が届く。田舎から両親がやってくる!? 防衛員とバレれば図書隊を辞めさせられる!? かくして図書隊による、必死の両親攪乱作戦が展開されることになった―― 有川浩さんの「図書館戦争」シリーズ第二弾。 …

脇役スタンド・バイ・ミー

鳥になりたいと祈る老女。彼女に何をしてあげられるだろうか…穏やかに暮らす“主役”の生活に忍びこむ、ミステリアスな“脇役”たち。騒音とともに消えた女、真夜中に廃屋でひとり眠る少女、前世を占えると告げる美女―すべての謎が解決したとき、あなたの胸に浮…

町でうわさの天狗の子

岩本ナオさんの「町でうわさの天狗の子」最新刊。 待望の8巻出ましたー☆ あーキュンキュンしたよ、たまらんわー!(笑) 個人的に、赤沢ちゃんと三郎坊の恋の行方が気になりますが、瞬ちゃんと秋姫のこの微妙な淡い関係が見ていてキュンキュンするよー! 何だ…

赤いべべ着せよ…

鬼に我が子を食い殺された女。腹を裂かれ、血まみれの我が子は、まるで赤い着物を着ているようだ。女はやがて鬼になり人の子を…。そんな鬼女伝説が残る町に娘を連れて20年ぶりに帰郷した千鶴は、幼なじみのひとりの幼い娘が扼殺され、古井戸に投げ込まれた…

せきれい荘のタマル

静岡から東京の大学に進学した石黒寿史は、同郷である法村珠美(のりたま)への恋心から、同じ映画研究部に入部する。しかし寿史は、やたら面倒見のいい、同サークルの先輩・田丸大介(タマル)につきまとわれ、早朝マラソンに付き合わされそうになったり、あき…

箱庭図書館

少年が小説家になった理由。コンビニ強盗との奇妙な共同作業。ふたりぼっちの文芸部員の青くてイタいやりとり。謎の鍵にあう鍵穴をさがす冒険。ふと迷いこんだ子どもたちだけの夜の王国。雪の上の靴跡からはじまる不思議な出会い。集英社WEB文芸「RENZ ABUR…

やる気なし。

・気まぐれな友人 毎年一緒にロッキンに参加していた知人がいる。 「毎年ロッキンに行こうね!」と言っていたのは過去の話。 「ロッキン以外のフェスに行きたい」「ロッキンはもう良い」的な発言をしていたので、今回一緒に行く相手が決まっていないにもかか…

図書館戦争<文庫版>図書館戦争シリーズ①

2019年(正化31年)。公序良俗を乱す表現を取り締まる『メディア良化法』が成立して30年。高校時代に出会った、図書隊員を名乗る“王子様”の姿を追い求め、行き過ぎた検閲から本を守るための組織・図書隊に入隊した、一人の女の子がいた。名は笠原郁。不器用な…

武士道セブンティーン(文庫版)

早苗は成績重視・結果主義の剣道強豪高へ、香織は個人主義から部に忠義を尽くし始める。ふたりの武士道の時代(研究中)が幕を開けた―。新進気鋭が放つ痛快・青春エンターテインメント、正面打ち二本目。 誉田哲也さんの「武士道」シリーズ第二弾。 単行本で…

ハチミツ塗ってもトゲ取れない

タイトルは、「♪焼き肉焼いても家焼くな」風に読んで下さいね(って、このCMかなり懐かしいな・・・) 日曜日のことです。 仕事が大分暇だったので、雑用に明け暮れていた訳なのですが、ふと何かのファイルを触った表紙に「痛い!」と思って見てみれば、右手…

遺産(下)

ハリー・スタンフォードの長男タイラー、長女ケンドール、二男ウッディ、そして腹違いの娘ジュリア。この4人を軸に遺産相続争いは熾烈をきわめ、そして意外な結末が…。 シドニィ・シェルダンさんの本です。 上巻が面白くなかったというかあまり話に入り込め…

連続殺人鬼カエル男

マンションの13階からフックでぶら下げられた女性の全裸死体。傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。これが近隣住民を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の凶行だった。警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し…

マイ・バック・ページ

全共闘運動が最も激しかった1960年代後半、週刊誌編集部で働く記者・沢田は、理想に燃えながら日々活動家たちの取材を続けていた。ある日、梅山と名乗る男から接触を受けた沢田は、武装決起するという梅山の言葉を疑いながらも、不思議な親近感と同時代感を…

この本売れてます。 辻村深月著:「凍りのくじら」

毎週日曜日の新聞には、新刊の紹介や書評が掲載されている。 新聞を読む時間はあまりないのですが、日曜日のこの本の記事だけは必ず読むようにしています。 その中で、ブックランキングと共に、 「売れてる本」 についての書評が掲載されています。 先日は乙…

聖夜 School and Music

『第二音楽室』に続く“School and Music”シリーズはオルガン部が舞台。ものごころつく前から教会の鍵盤に親しんだ鳴海は、幼い自分を捨てた母への複雑な感情と聖職者としての矩(のり)を決してこえない父への苛立ちから、屈折した日々を送り…

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

敏腕マネージャーと野球部の仲間たちが甲子園を目指して奮闘する青春小説。高校野球の女子マネージャーのみなみちゃんは、マネージャーの仕事のために、ドラッカーの『マネジメント』を間違って買ってしまいます。はじめは難しくて後悔するのですが、しだい…

夏美のホタル

山奥に忘れられたようにぽつんとある、小さくて古びた一軒の店「たけ屋」と、そこで支え合うように暮らしている母子、ヤスばあちゃんと地蔵じいさん。ぼくと夏美は、夏休みの間ずっと「たけ屋」の離れで暮らしてみる―という、なんとも心躍る展開になったの…

殺人の門

あいつを殺したい。でも、殺せないのはなぜだ。 どうしても殺したい男がいる。その男のせいで、私の人生はいつも狂わされてきた。あいつを殺したい。でも、私には殺すことができない。殺人者になるために、私にはいったい何が欠けているのだろうか……。 東野…