No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

2021年 読書リスト(※随時更新)

読書録

逐一アップできるか分からないので、随時更新していきます。

 

2021年

■火竜の山 南アルプス山岳救助隊K-9/樋口明雄

→前作は人為的に「テロ」という行為で山の上が文字通り戦場になったが、今回は噴火という自然の脅威との戦いである。

活火山の山登りには何度か行ったことがあるが、「まさか噴火に遭う訳はない」とやっぱり都合よく考えてしまうのが常である。

けれど、御岳山の噴火のようなことが、実際に起こりえるのだ。そういうことに改めて気づかされた。

誘拐事件と殺し屋の話も絡むのだが、個人的にはK-9の話と、ネットで出会っただけの即席パーティーでの登山の危険性だけでも展開としては十分な気がした。

ともあれ、このシリーズは安定の面白さ。

なかなか山に行けない今だからこそ、本だけでも山に触れていられるような気がして良い。

■犬がいた季節/伊吹有喜

→伊吹さんの物語は、いつだって温かく、登場人物たちが皆可愛くてとても好ましい。

三重県四日市にあるとある高校を舞台に、昭和から平成、令和へと紡がれる歴史と生徒達の時間の中には、コーシローという犬が傍にいた。

ああ、こんな甘酸っぱくて切なくて、瑞々しいほどの青春時代を過ごせていたら、高校時代に戻りたいと思えるんだろうなあ・・

キラキラ眩しいほどの世界観の中で、優しい気持ちになれる話だった。

特に、時代と共に人とのつながりが簡単になるにつれて、物理的に遠く離れても永遠の別れにはならない今とは違い、携帯もなく住所や連絡先が分からなくなったら本当に会える機会がなくなってしまう昔だからこそ、想いを告げられず淡い想いを残して卒業していく生徒達の恋にキュンとした。

犬のコーシロー目線で語られる部分も可愛い。優花と光司郎の淡い関係が長い時を経てラストに繋がっていくのは嬉しかった。

CDが売れなくなった理由

先日、ようやくスマホの機種変更をしました。

 

気づけば4年近く使っていて、充電が恐ろしいほど持たない状況だったのですが、手続きの面倒さなどを考えてずっと後回しになっていたのですが・・・

年内中には変える!と決意してからは早く、今回初めてネットで申込して機種変更をしました。

 

え・・・こんな簡単にデータ転送できるんですか?!

と最近の進化に慄きながら(前は、iTunesにバックアップデータを取って、PCにスマホを繋げて復元したりとかしてませんでした?!←古いですか?!)、こんなことならもっと早くやっておくんだった!と思ったりした訳ですが、今回の話はそれとは関係なく。

 

機種変更した人へと、アップルミュージックを半年無料で利用できますよ、というチラシが同梱されていたのです。

月額980円らしいのですが、半年無料で利用可!

 

他にもYouTubeを3ヶ月無料で有料会員コンテンツの利用ができますよ、というのもあったのですが、YouTubeはそこまで見ないのでどっちかといえば、アップルミュージック?と思い、試してみることに。

 

そして、衝撃を受けました。

 

なにこれ・・・凄すぎか・・・!

7,000万曲なめてました。

ストリーミングってなんやねんとか思ってました。

好きな曲はCDを買って聴きたい派でした。

 

が、これは・・・凄すぎる。

CDが売れない理由が分かった気がしました。

 

だって、櫻坂のデビュー曲も全タイプの曲が聴ける・・・ラッキーキリマンジャロの過去音源も全部聞ける・・・改めて聞いてみたかった髭男やKing Gnuとか、今年ラジオでよく聞いたYOASOBIとか、CD買おうか迷っていた藤井風のアルバムとか、往年の名曲であるユーミン小田和正、青春時代に流行したあの曲も、はたまた山口百恵中森明菜、クラシックやジャズに至るまで・・・

 

聴けちゃうんですよ!!

しかも今は無料(タダ)で!!

 

こんなん、自分が10代の若者だったら、CD買わないで月額980円払って曲聞いてますがな!

当時YouTubeなんてものもないので、ラジオで流れた曲名をメモってCD買ってましたわよ・・・!しかもレンタルもないくらいマイナーな曲ばかり聞いてたから、CDを買う以外に聞ける方法がなかったのよ・・

 

いや、本当凄い。。今の子は皆こうやって曲聞いているんですね・・・

かなり衝撃でした。

 

特に面白いのが、年代ごとに流行した曲のプレイリスト。

最近のは分からない曲のが多いのですが、90年代の曲はどれもこれも歌詞までちゃんと覚えているものなのですね・・・!

 

これから半年無料なので、以降継続するかは考えつつですが、半年フル活用したいと思います。

在宅勤務でいつも聞いているラジオの時間帯以外にBGMがなかったので、いいものを見つけました。

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2020年 注目していた音楽

 

ラッキーキリマンジャロ

ラジオで何度か流れていて、それぞれ違う曲なのにどれもが好み!と思ってYouTubeで聴いてみると、やっぱりどれもいい!

 

早速CDを購入しました。

 

コロナ禍で外出自粛している鬱々とした状況でも「HOUSE」を聴いていれば、「巣ごもりしているんじゃない、自ら自宅を楽しんでいるんだ!」という気になりますよ(笑)

 

エモめの夏、ひとりの夜を抜け、太陽、夜とシンセサイザーなどなど。

 

ハウスミュージックとダンスを踊れそうな心地良いビートに思わず体が踊りだします。おすすめです。

そしてぜひとも来年は彼らのライブを見てみたいと思いました。

 

www.youtube.com

 

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そんなに痛くなかった

なんてことはなく、普通に痛かったです。

 

例のごとく、きっちりと寸分の違いもなく、予定通りに毎月のように生理が順調にやってきて、予想通り2度目の人工授精も結果が出ずでした。

最初の先生との話で、3回まで試してみましょうということになっていたらしく(なんか全然覚えていないんだけど)、次回もし生理が来てしまったら、今後どうするか旦那さんとも改めて話し合ってくださいね、と言われていた訳です。

 

自分の気持ちもそうだし、夫とも話をして、やはりステップアップをしてまで子供を望むか、というと「NO」であることで一致。

年齢的にもしかして体外受精をすればいけるのかもしれない、が、保証は勿論ない。

ダメだったとき、しかもそれを何度も繰り返した時の精神的負担、金銭的負担、体への負担・・・それを考えると、そんなに大変な思いまでして子供を求めていない、という結論に達しました。今は。

 

また40歳を目前にして強く思う時もくるのかもしれないけど、今の時点でも毎回結構がっかりして、それがまた精神的にもじわじわきて・・・これ以上は、とてもメンタル的に耐えられそうにないです。

そんな人間にはきっとステップアップすることはできないだろうなと。。

 

7月末から通っているのですが、今日ようやく卵管造影検査と子宮鏡検査をしてきました。

遅くない?と思われるかと思いますが、そうなんです。今頃やりました。

 

卵管造影検査は甲状腺疾患のある人にはヨードの絡みで、受けていいかの確認をする必要があって、橋本病疑いの自分はなかなか受けられるタイミングがなかったのですよね。

 

採血したら甲状腺の数値が怪しい→1か月後再検査してやはり数値がよろしくない→甲状腺の専門病院へ→卵管造影検査を受けていいか聞く→水溶性なら大丈夫ですとの回答→やっと受けられた次第。

 

めちゃくちゃ痛いと聞く検査なので、受けないで終われるならこのままいきたいとあわよくば思っていたのですが、やっぱり受けてくださいと言われる時がきて、観念して受けました。

 

結論、思っていたよりは耐えられました。

 

多分人より痛みへの耐性(結構我慢してしまうタイプ)がある気がするのと、ネットとかで失神するほどの激痛だった人とかの話を読んでいたので、恐らく便秘が続いて超お腹が痛くなるのに出なくて超痛い時とか、刺すような痛みかしら、生理痛のきつい時くらいかしら・・・とか、痛みの想像をかなり悪く想像していたので、それに比べたら耐えられるレベルだったのが良かったのかもしれません。

 

子宮鏡検査は生理痛が重い時の痛みが数分あるくらいでこちらは順調に終了。

そして問題の卵管造影です。

 

最初の管を入れる時点では、先生から「どうかな?痛いかな?大丈夫?」と聞かれた時は、え?これくらいの痛み?と拍子抜けするくらいで「あ、大丈夫です」とぽかーんとしてしまうくらいだったのですが、いざバリウムの検査のときと同じ?台に載せられ、造影剤を注入され始めると、だんだん下腹部に張りと違和感が・・・

 

生理痛の重い時レベルの痛みが、後半にかけて顔をしかめてしまうくらいの痛みに。

薬の注入が終わる頃に機械がピーピー鳴りますと言われていたのですが、なかなかならなくてああ・・これ以上は無理かもしれないという何とも言えない痛みが・・・

(声が出ちゃうくらいではないけど普通に痛い)

 

そしてピーピー鳴り、造影剤の注入が終わり、管を抜くと大分痛みが和らぎましたが、10分ほど落ち着かせてから、レントゲンを撮り、終了。

 

その後特に貧血やら頭痛やらはないものの、なんともいえない感じが残っているので、よろよろしながら着替えました。

 

看護師さんや先生も痛みを気遣いながら対応してくださったので、大変ではありましたが、何とか終了してほっとしました。。

 

検査結果としては、兼ねてから指摘されていた子宮内膜ポリープはやはりいくつかできているけど、子宮の入り口の部分で着床時に影響のある場所ではないから様子見であまり気にしないで大丈夫です、と言われました。

また、卵管については普通にスムーズに流れていて問題ないとのことで、ほっとしました。

 

と同時に、ここまで来ても不妊の原因は特にない(しいていうなら、年齢と甲状腺の数値が悪いくらいか)というのが、もやもやすることでもあります。

特に原因がないのにじゃあなぜできないのか・・・子供は授かりものなんだなあとしみじみ思います。

 

そして、人工授精ですが、先生と話してステップアップは考えていないことを伝えると、今月を含めてあと3回ほどやってみましょう、という話になりました。

なので、とりあえずはあと3回で結果が出なければ終了することになります。

 

既に今の治療の時点で、月に3回は半休をもらったり有給を取りまくっているので、体調大丈夫?とか聞かれたり、休むのがちょっと決まずい雰囲気もあり(休むけど)、仕事との両立って難しいなあと思うのでした。

 

今の時点でも多分無理なんだろうなあと諦めの気持ちが強いです。

これが自分の人生なんだろうなと悟れる日が来るのか。

ダメだったらやっぱりずっと働きたいと思える職場で働きたいなあとか、色々思うのですが、まずはあと3回チャレンジしたいと思います。

櫻坂の紅白初出場に思うこと

紅白出場者が発表されましたね。

 

欅坂46ファンとして率直な意見を。

 

まさか今年、櫻坂が初出場するとは・・・ 

乃木坂と日向坂の今年の活躍ぶりは納得。

でもさすがに改名後、これから曲を発表するという段階の櫻坂は選ばれないだろうなと、思っていました。

 

4年連続出場してきた欅坂の実績はあるものの、あくまで「櫻坂46」として新たなスタートを切るグループな訳で、まだまだ実績らしい実績も、持ち曲も(欅坂の曲を歌わなければ)ほとんどない状態では時期尚早なのではないでしょうか・・・

 

AKBが落選したということもあり、48グループは1組も出演しない中、坂道グループが3組も出るとなると、批判も多いでしょう。。

しかもまだデビュー前だというのに・・・(知らなかったですが、NiziUもそうなんですね)

 

せっかく改名という大きな決断をして、これから新たなスタートを切る、という時に、勿体ないと思ってしまいました。

 

欅坂は良くも悪くも今までのアイドルとは違っていて、だからこそ期待も大きいし、批判されることも多かったと思います。

様々なネガティブイメージやらいろいろなものから脱却し、これからまっさらな状態で始められるチャンスなのに・・・紅白出場ということで、せっかく好意的に受け止められてきはじめた改名後の彼女たちが、また批判にさらされるのかと思うと・・・とても悔しいですよ。。

 

例えば出場を辞退しましたとか、選ばれなかったとかの方が、これからの活躍次第で紅白出場もできるよね、という期待が持てて応援したくなるのにね・・・。

運営の問題なのか、この早いタイミングでの改名と年内の新曲発表は紅白でお披露目するためだったのでは?と思われても仕方がない気がしてしまいます。

 

まだ、櫻坂(の楽曲)に対しては2曲を聴いて、好きとも嫌いとも分かりませんが、欅坂のファンとしては今後も目が離せないことは確か。

紅白は見るつもりです。

 

しかしそれにしても・・・ジャニーズが多い・・・のと、今年はいつにもまして全然曲が分からない人たちが多いですな。。

 

個人的には、既に海外でも活躍しているBABYMETALが初出場というのは嬉しいです(いや、全然詳しくはないのですが)。

 

news.yahoo.co.jp

不妊治療に思うこと。

努力を続けていれば、大抵の事は達成できる。

私のように頭も良くなく、運動もできず、突出した特技もなく、特に取り柄がないような人間でも、努力は裏切らないと思っている。

 

コツコツ努力することは苦ではない。

けれど、諦めなければいつかは叶う、必ずしもそうでないのが不妊治療だろう。

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きっかけは、健康診断の結果。

「子宮内膜ポリープ」があると、再検査に引っ掛かったことだった。

 

再検査のためにクリニックへ行くと、「日常生活には支障はなく、手術も不要だけど、もし妊活を始めるなら着床しにくいかもしれないですね。もし妊活を始めても上手くいかないようだったら、ポリープを取った方がいいかもしれません。」と言われたこと。

 

全然想像できないけど、いつかは自分も子供を持つ時がくるのだろうか、と思っていた自分には、青天の霹靂だった。

もしかして私は妊娠できない人なのではないか、と。

 

「ともあれ、(年齢をちらっと見て)年齢的にはゆっくりはしていられないですね・・・妊活を始める時にはまたいらしてください」

 

と言われて、その時はまだ妊活を始める予定がなかったので気になりつつ、特に何を始める訳ではなかった。

 

その後、34で結婚し(誕生日の1か月前くらいだったが)、夫と話し合い、35で結婚式を終えるまでは子供は作らないと決めていた。

 

私も夫も子供は別に好きではなく、積極的に欲しい訳ではないが、授かれたら育てたいという点で一致していた。が、夫は「(子供は)いつかは欲しいと思うかもしれないけど、今すぐではない」「今は仕事に集中したい」という意見だった。

 

お互いに仕事をしているし、私が妊娠して仕事ができなくなったら正直ちょっときつい、というのもあったようだが、私の気持ちとしては、35という年齢もあり「できるかもしれないのに最初から試みようとしない」という選択肢を選ぶことはできなくて、結婚式後(昨年末くらい)から緩く妊活を開始した。

基礎体温を図る、避妊をせず夫婦生活を持つ等々)

 

中学時代、8人のグループに属していたのだが、35にもなると、どんなに結婚が遅かった子たちももれなく皆結婚をしていた。(そのうち何人かは離婚もしているのだが)

そして、30前半で皆出産していて、気づけば結婚も出産もしていないのは私だけになっていた。

田舎に暮らしている子もいたし、周囲の環境とかもあるから仕方ないのかなあと思いつつ、何とか自分も結婚はできて、さて次は子供か、となるかといえばそうではなかった。

 

常々思っているのだが、「子供は絶対欲しい!」と思って子供を作った人ってどれくらいいるのかなあと。

ただ単にできちゃったから育てている人とか、自然に任せて授かれたら育てようと思った人、とかいないのかな、と思う。

 

私は、

妊活を始めながらも、未だに子供が本当にほしいのか、正直はっきりと答えが出せていない。

そんな奴が子供を持つという責任を負えるのか?覚悟がないような人間が子供を持つなんてやめた方がいい、と言われるだろうことは分かっているのだが、自分が子供を持つという未来を全く想像できない(結婚もそうだったが)。

 

けど、いざ35歳を過ぎて、子供がいないということに対してなんでこんなにもやもやするのか。

小さい子供を連れた人々を見て、何とも言えない気持ちになるのは何なのか・・

そして、毎回きっちりとやってくる生理に対して、ちょっとがっかりしているのは何なのか・・・

 

というもやもや感があり、夫にその話を切り出した結果のちょっと微妙な反応・・。

 

例えば夫が「どうしても子供が欲しい!」という人なら、辛い不妊治療でも続けようと思うのかもしれない。が、うちはそうではない。

どこまで頑張れるのだろうか、と不妊治療を始めてからそんなに経っていないぺーぺーのくせに考えてしまう。

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話は戻るが、35歳を過ぎている自分達にとっては早めに不妊検査をするに越したことはない。

 

レディースクリニックは通っていたところがことごとく高圧的な女医で相談しにくかったため(子宮内膜ポリープの指摘をしてくれた女医先生はフランクで相談しやすかったのに、半年後の検診で行ったら、既に辞めていなくなっていた)、クチコミで探して近所にある不妊治療専門の病院(3件目)にいくことに決めたのが今年の夏のこと。

 

男の先生だけど、非常に真摯に患者に向き合ってくれている、と感じられるのでここにして良かったと思う。

(受付や看護師さんたちの対応も良い)

 

(多分これまで妊娠できていないことから)タイミング法をしても結果が出ない可能性があるけど、と言われつつも2回だけ試し、惨敗で、人工授精に移行して今度が2回目になる。

 

正直、今の時点でも妊娠できる気が全然していない。

多分人工授精でもうまくいかないのだろうな・・・と思っているのだけど、では次のステップ(体外受精)に行こうか、とは今の時点でも思えていない。。

 

不妊治療をしている人は、精神的・体調的に辛くても、お金がかかっても、ただただ子供が欲しいというその一心で頑張っている人ばかりだろう。

そんな中で、私のような中途半端な気持ちの人間が妊娠できる訳がない気がして、しかしリセットのたびに「あーやっぱりな」と諦め半分、残念な気持ちも半分で・・こういう人、いるのかな。。

 

ブログとかを検索しても、本当に子供が欲しいという気持ちで治療を続けている方しかいないし、人工授精までで辞めるような人はいないのだろうか・・・

 

年齢的に次のステップに行った方がチャンスがあるのに、とか、歳を重ねて可能性が狭まってきたときに「やっぱりあの時やっておけば・・・」と後悔するよ、とか言われてしまうのかもしれないけど、やっぱりそこまで気持ちが追いついていない気がして悩む。。

(だからこそ、全く治療をしないという選択は将来絶対に後悔するだろうと思って治療を始めたのだけど)

 

そういう子供を作るべきかどうか悩んでいる人に対して、子供ができない可能性もあるから、まずは検査だけでもしてみたら?とアドバイスしている人が多いけど、じゃあその結果、検査だけでもしてみた人、のその後はどこにも書いていない。

 

不妊治療を始めることによって「子供が欲しいと思っていたんだと気づけた」とか、そういう人ばっかりしか見つからず、不妊治療を始めたけど、未だに気持ちがはっきりしない、という人は見つからなくて・・・

こういう生半可な気持ちで治療をしている人自体珍しいのかな。。

 

周囲には、子育て真っ最中の人(←年齢的にこの層が一番多い)、二人目不妊不妊治療をしている人、結婚しているけどまだ子供がいない人、独身の人とかしかいなくて、まさに一人目不妊の人がいないので相談もできず。。

 

不妊治療を経て2児を設けた友達に鬱々とした気持ちを伝えると、やっぱり不妊治療中は体力的にも精神的にも辛いことが多いよね・・と共感されて、当時20代から何年も治療を続けていた友達の言葉の重みと、そこまでの思いをして私は続けられるのか?という更なる自問の日々が続く。。

 

また、不妊検査の結果で甲状腺機能の低下が発覚し(以前バセドウ病を患っていた)、甲状腺専門病院で検査してみれば、今度は「橋本病」疑いと診断され、これが個人的に結構ショックが大きかったこともあったり(現在薬で治療中)、病院通いが復活する等々気持ちが沈みがちになったりもしているこの頃。

 

結局何が言いたいのか分からなくなってきたが、治療を続けても授かれない場合、不妊治療のやめ時っていつなんだろうなと漠然と思ったりする。

 

生理が規則正しく毎月来ているし、避妊しなければ普通に妊娠するんでしょう、とか思っていたあの頃が懐かしい。

「35歳」という境界線の重みを、不妊治療を通して深く知ることになった。

 

ただ、独身>既婚(子なし)>既婚(子あり)>既婚(2人以上子あり)というような構図ができているのか、「既婚(子なし)」の私は、「既婚(子あり)」の友人とは子供という共通の話題がないせいか話が合わないなと感じて自分の中で距離を感じ、独身の友人からは逆に距離を置かれ、同じ立場の友人が周りにほぼいない状況になっているのが最近ちょっと寂しかったりする。。

 

一番相談しやすい母親だって、絶対に不妊の気持ちは分かってもらえないのだ、と当たり前のことに気づいて愕然とするしね。

 

実際のところ、うちの実家の方は妹が2人子供を育てていることもあり、孫問題は深刻ではない。だけど、夫は一人っ子で、私に子供ができない限り、義理のお母さまに孫を見せてあげられない・・・という事実が非常に重くのしかかる。

もっと若い嫁だったらきっと今頃は孫の顔を見ることができていたのかもしれないのになあとか思う。。こんな嫁でごめんなさいとも。

 

そして多分年齢的にあまりできないことを気にしすぎていても余計にストレスだから、あまり気にしないで、と言ってくれるのだが、不妊治療をして授かった人の話や、治療をやめたらひょっこり妊娠できた人、等々の話をされると、心のどこかで「でもいつかは妊娠できるでしょう」と思われているんだろうなあと感じて、気が重くなったりする。

 

あと不妊治療で月に何回も休みを取らなければいけないので、言いたくなかったけど同じ部署の人には不妊治療中です、と言わざるを得なくなって気まずかったり(女性が少ない職場だけに)。いざ言ってしまうと、途中でやめる時(=できなかった)も気まずいなあとか、ね・・・

 

ずっと仕事を辞めたいと思っていて、こちらの辞め時もわからんのです。

治療にはお金もかかるし、休みも取る必要があるから、今転職したら有給もないし、入って早々休めないよなあとか・・・

 

色々なことを考えてしまうこの頃。。

2020年 読書リスト(全て反映済)

秋になったせいか、読書欲が高まって本ばかり読んでいる。

2020年は在宅勤務生活が長くて、仕事の合間に休憩を兼ねて本を読んでいたりする。

現在進行形なので今日までで読んだ本を羅列。

 

2020年

花咲舞が黙ってない/池井戸潤

→少しだけ半沢直樹も登場。スカッとする展開。

■アンド・アイ・ラブ・ハー 東京バンドワゴン/小路幸也

→安定の面白さ。堀田家の人々の成長が毎回楽しみ。

■カンパニー/伊吹有喜

→バレエ団の話。全くバレエのことは分からないのに、伊吹さんの文章を読んでいると、目の前でバレエを見ているような錯覚を抱く。奥深いバレエの世界を知ることができる。

■いるいないみらい/窪美澄

→既婚、未婚、死別、年齢的な難しさで「子供がいない」人たちを主人公にした短編集。多分今読んだらもっと感情移入してしまうのではなかろうか・・。

■あなたの愛人の名前は/島本理生

→島本さんの描く主人公が最近パターンが似てきていて食傷気味。。

■花と流れ星/道尾秀介 ※再読

■逃走/薬丸岳

→やはり外れのない薬丸さん。兄の妹への深い愛情が感じられる作品。

■これは経費で落ちません! -落としてください森若さん-/青木祐子

■これは経費で落ちません! -経理部の森若さん3-/青木祐子

■これは経費で落ちません! -経理部の森若さん4-/青木祐子

■骸の爪/道尾秀介 ※再読

■山登り語事典:登山にまつわる言葉をイラストと豆知識でヤッホーと読み解く

■これは経費で落ちません! -経理部の森若さん2-/青木祐子

■これは経費で落ちません! -経理部の森若さん-/青木祐子

■闇の底/薬丸岳

→これはちょっと他の作品に比べてあっさりだったかな。考えさせられるのはいつものことだけど。

 

■蒼色の大地/薬丸岳

→螺旋プロジェクト4作目。薬丸岳の作品にはほぼ外れがないと個人的に思っているのと、4作目ともなると設定が分かってきているので一番面白く読めた。

■教場0 刑事指導官・風間公親/長岡弘樹

→ドラマ化でも話題。風間の目がなぜああなってしまったかの回答がここに。

■視線/永嶋恵美

→永嶋さんといえば、こういう話。不穏な雰囲気がビシバシ。

■なぜ猫は旅をするのか?/永嶋恵美

→こっちはそんなに楽しめず・・

■これは経費で落ちません!6 -経理部の森若さん-/青木祐子

→ドラマと若干内容が違うが、これはこれで面白い。明日もまた頑張って働こうと思えるシリーズ。

■どうしても生きてる/朝井リョウ

→若い主人公の青春、葛藤をキラキラと描くイメージの朝井さんが、様々な事情を抱える大人たちの話を書いた意欲作。暗い気持ちになる作品が多かったが、人生はこんなものだよなあとしっくりきたりもする。

■嘘つき女さくらちゃんの告白/青木祐子

→胸糞な話。「これは経費で~」のたまに見える毒の部分が、ふんだんにあしらわれた、といった感じか。後味悪し。

■人面痣探偵/中山七里

■生のみ生のままで 上/綿矢りさ

→同性としか付き合ったことのなかった主人公が、同性の女子に心を奪われる。「普通」の恋愛しかしてこなかった人間特有の葛藤と周囲の偏見。

■生のみ生のままで 下/綿矢りさ

■カエルの小指 a murder of crows/道尾秀介

→「カラスの親指」を読んで大分経っているので、再度してから読むべきだった!と思った本。どんでん返しに次ぐどんでん返しが大好きだったと気づかされた本。

■AX(文庫版)/伊坂幸太郎

→やっぱり泣ける。文庫化したら絶対買おうと決めていた殺し屋シリーズ。恐妻家だけど腕の良い殺し屋の兜。悲しくも優しい物語。

■風と共にゆとりぬ(文庫版)/朝井リョウ

→文庫化、待っていた!もちろん購入。コロナで図書館が閉館していて本が読めない日々が続いていたので、明るい気持ちで読める朝井さんのエッセイはやっぱり最高!

鈴木みきのぐるぐる山想記/鈴木みき

→山度は低めな鈴木みきさんの本。なのであまり山気分は味わえず。

■ひと/小野寺史宜

→書店やらで話題になっていて気になっていた本。両親を立て続けに失い、田舎から東京に出て一人暮らす主人公の再生の物語。劇的な何かが起きる訳ではないが、これが日常だなとしみじみ感じさせる良作。

■明星に歌え/関口尚

→引っ越し前に図書館で借りていたものの、引っ越し日までに読み切れず、途中で返却することになり、続きが気になっていた本。お遍路を通して成長する登場人物たちの姿と、自分も旅しているような気分が味わえるのが良かった。

■死にゆく者の祈り/中山七里

→「教誨師」という聞きなれない言葉が出てきて、こんな人がいるんだと知るところから始まる。死刑執行が決まった囚人は何を思うのか。そして登山を甘く見てはいけないと実感。

■あきない世傳 金と銀(七)碧流編/高田郁

→辛い展開が続いたため、また何か辛いことがあるのでは?とハラハラしながら読むも、ほっとする展開。続きが気になる。

■マリアビートル/伊坂幸太郎 ※再読

■イノセント・デイズ/早見和真 ※再読

WOWOWで放送したドラマ版をやっと今年見ることができた。竹内結子では綺麗すぎないか?と思ったのだが、迫真の演技に引き込まれた。つくづくこの女優を失ったことは惜しい。

■わたし、定時で帰ります。/朱野帰子

→ドラマが毎回楽しみだった。業界的にも身近なのと、働いている人の話のほうがイメージしやすいのか親近感がわく話だったから。小説も面白く読んだ。

■傑作はまだ/瀬尾まいこ

万引き家族/是枝裕和

→映画を見た後に読む。「家族」とは「血の繋がり」とは・・改めて考えさせられる。

■線は、僕を描く/砥上裕將

メフィスト賞受賞作。殺人事件も探偵の推理もないが、惹きつけられた話。水墨画という身近にない話を題材にしていたのも新鮮。

■君が夏を走らせる/瀬尾まいこ

→「あと少し、もう少し」で登場した人物の話だったらしいが、読んでいても全然気づかなかった。なかなか知人の高校生に子守を頼もうとは思わないと思うが・・子供がかわいかったので物語としてはあり。

■騒がしい楽園/中山七里

→「闘う君の唄を」の続編。

ヒポクラテスの試練/中山七里

→中山さんの作品の中でも好きなシリーズの一つ。古手川と真琴のじれったいほど進まない関係と、死体解剖にかけては一級の光崎法医学教室に運ばれた死体からは、パンデミックを予感させる危険が・・。次回作にも期待。

■アー・ユー・テディ?/加藤美秋

→作品によって読みにくさも感じる加藤さんだが、このシリーズはなかなか面白いかも。埼玉のディスリ具合が凄いが、凸凹コンビの今後の活躍が気になる!

■群青のタンデム/長岡弘樹

→ただただ難しくて理解できず。

野ブタ。をプロデュース/白岩玄

→リアルタイムでドラマを見ていなかったので、コロナ禍で放送されていた時に見て原作が気になって読んだ。ドラマとは大分違うが、ブラックな展開がなかなか新鮮。以前から文芸賞受賞作品が自分好みだったことを思い出した。

■あきない世傳 金と銀(八)瀑布編/高田郁

→めちゃめちゃ気になる終わり方ー!!賢輔どんの思い人のことを考えると、妹の気持ちもわかるけど・・・そりゃないよ。。続きが気になって丁度新刊発売だったから買おうかと思ったが、我慢。

■帝都地下迷宮/中山七里

→鉄道オタクの深さを知る。未知の世界。

■発注いただきました!/朝井リョウ

→企業とのタイアップ作品を、テーマ・作品・答え合わせで構成した作品集。感動的な話の後で冷静な自虐コメント(答え合わせ)が笑かしてくれる。

10年後もまたこういう企画をよろしくお願いしたい。

■幸せ戦争/青木祐子

→この方、意外といやミス的な展開が主流なのかしら。「これは経費~」が異色なのかもね。

■ツナグ 想い人の心得/辻村深月

「ツナグ」の続編。前作で登場した人物の話も出てくる。前作の話を大分忘れているので読み返してから読んだらもっと楽しめたかも。続編もあるかな。

■絶望スクール 池袋ウエストゲートパークXV/石田衣良

→アニメ、非常に面白く見ている。日本で学ぶことを夢見て海外からやってきた留学生たちの現実。日本にきて落胆するような辛い現実がすぐ身近に転がっているのは辛い。

■鹿の王 水底の橋/上橋菜穂子

→禁忌とされる治療法があれば患者を救える、しかしそれが許されないとしたら・・医者にとって何が大事なのか、考えさせられる。

■カインの傲慢/中山七里

→犬養シリーズはいつも結構重いテーマだったりする。毎回考えさせられてしまう。

■これは経費で落ちません!7 -経理部の森若さん-/青木祐子

■いけない/道尾秀介

→久々にネットでネタバレを読むくらい難しくてあまり入りこめない話だった。実は随所に仕掛けがあって深い話だったのね。

■合唱 岬洋介の帰還/中山七里

中山七里、シリーズオールスターの巻!岬シリーズは大好きなのだが、古手川、渡瀬、犬養、光崎、真琴、御子柴・・・他シリーズの主要人物が一堂に会して

ニヤニヤが止まらない本。

■トリニティ/窪美澄

→窪さんの作品の中でこんなに読了までに時間を要した作品があっただろうか。。というくらい時間を要した本。つまらない訳ではないのに、なかなか進まないこの感じ。

伊吹有喜さんの「彼方の友へ」と似た舞台なのに、どうもこちらには入りこめずだった。

蜜蜂と遠雷/恩田陸

→かなり久々の恩田さん。本屋大賞受賞、映画化と話題になっていて読んでみたいと思っていた。かなり分厚い本で上下段なのにすらすら読めた。ピアノコンクールの光景が鮮やかに脳裏に浮かびあがった。

■わたし、定時で帰ります。ハイパー/朱野帰子

→ほぼドラマ通りの1作目から、設定が結構変わっている2作目、新鮮な気持ちで読む。来栖くんが好きなので、成長ぶりが嬉しい。ドラマまたやらないかな。

■テディ・ゴー! アー・ユー・テディ?2/加藤美秋

→1作目より格段に面白く、読みやすい。凸凹コンビがついに探偵事務所設立!

■雲を紡ぐ/伊吹有喜

→毎回涙腺が緩む伊吹作品。不登校の女の子が家を飛び出し、ホームスパンの職人の弟子入り。将来のことがなかなか決められず悩む主人公と、大人であっても迷う両親の姿。すれ違う家族が糸をつむぐように少しずつ繋がりを取り戻していく物語。

■テロリストの家/中山七里

→公安刑事が主人公。あろうことか、自分の息子がテロリストに関わったとして逮捕され、公安として父親として揺れる主人公の姿が描かれる。真相がわかると、妹に対して非常にもやっとさせられた。

■マイ・フェア・テディ(アー・ユー・テディ?3)/加藤美秋

→シリーズを重ねるごとに面白くなっていくシリーズ。新たな人物(?)も登場し。。

■夜がどれほど暗くても/中山七里

→週刊誌の副編集長の息子が突然殺人を犯し、死亡したという一報が飛び込む。突如として追う側から追われる側になった主人公の苦悩。真犯人は予想通り。

■クマ刑事 アー・ユー・テディ?4/加藤美秋

→これでシリーズ終了とは寂しい。何気にドラマ化していたんだと知る。ちょっと見てみたかった。

■楽園の烏/阿部智里

八咫烏シリーズ第二部開幕!待望の。雪哉や千早、長束など第一シリーズでは馴染みのある面々も登場。20年くらい時が経った世界が描かれていて、この20年で何があったのか気になるくらい雪哉が変わっている。。ファンタジー小説と思って読むと足元がすくわれるのは第二部でも健在。どんでん返しの連続で最後の最後まで面白さは止まらない。とても続きが気になるが、改めて第一部も読み直したい。

■告解/薬丸岳

→一気読み。薬丸さんの作品はどうしてこうもぐっと読者を惹きつけるんだろう。飲酒運転で一人の命を奪い、ひき逃げした罪で捕まった若者。罪を認め、贖罪の気持ちを持って生きていくことの重さ、遺族の思いに心打たれる。

■毒島刑事最後の事件/中山七里

→毒島刑事の濃いキャラクターが苦手で、続編を読むのを躊躇していたのだが、麻生班の一員で、犬養のトレーナー役だったころの話だったので意外と楽しく読めた。

 ■誓約(文庫版)/薬丸岳

■図解 大づかみ日本の近現代史

→私が好きな幕末の徳川幕府の終幕から明治、大正、昭和、平成の911テロまで、図解と簡潔な説明で辿る。

興味のある幕末や戦時中のページも駆け足で短いので物足りなさはあるものの、歴史の大まかな流れを知ることができるのは面白い。

本当に今になって歴史の教科書をまた読みたいと思いますわ。捨てちゃったけど…

■風間教場/長岡弘樹

→素質や見込みがない者を容赦なく退校させてきた風間教官。今回は、「誰も辞めさせない」ことが条件。風間なりのやり方で、果たして退校者を出さないことはできるのか。シリーズを最近読んでいたせいか、今までで一番読みやすかった。冒頭の風間に対する違和感の答えはラストに。

新春ドラマも楽しみ。

■天空の犬/樋口明雄

→山好きならとオススメいただいた本。

山岳救助隊という山登りをする人がお世話にならないようにしたいありがたい組織が舞台。山の偉大さと恐ろしさを再確認したと同時に、慣れない仕事を仲間達から認められていく主人公の成長物語でもあり、相棒の救助犬メイとの絆の物語でもあり、きな臭いサスペンス展開もありと、壮大な話だった。

面白かった。

■店長がバカすぎて/早見和真

→これまでの早見さんらしからぬ、かなり軽いタッチの語り。

本屋大賞にノミネートされたのは、本屋さんで働く人の実情が書かれていて、なるほど、本屋に勤めている人ならばさぞかし面白く読めるのだろうな、と納得。本屋で働くことの大変さ、労働環境、賃金の低さ、そしてこの物語の店長がバカすぎて常に主人公はイライラし、仕事を辞めたいと思っている。

主人公の言葉遣いの悪さに不快感もあり(実際自分も言葉遣いが悪いので他人に与える不快感を考えて反省したくらい)、あまり好感を持てなかったこともあり、自分には合わない話だったように思う。

これまでの早見作品には個人的に大きな外れはなく、むしろ好みだったのでこれまでの作品にはない本だったことは言っておく。

■銀齢探偵社 静おばあちゃんと 要介護探偵2/中山七里

→驚異的なほど新作発表を続ける中山さん。新刊を追いかけていると、中山さんの作品ばかり読んでいる気がする(笑)

最初はなかなか話に入りこめなかったけど、岬が登場したり、独立した事件と思っていたものが繋がっていく様にだんだん面白くなってきて、最後に「そしてここからさよならドビュッシー」に繋がっていくのね・・・!というのが分かっておお!と思いました。

このシリーズの前作も、さよなら~も読んでからかなり時が経っていて忘れている部分が多いので、読み返したいなあと思ったりします。

静おばあちゃんの生き様が凛としてどこまでも格好良い。

■ハルカの空 南アルプス山岳救助隊K-9/樋口明雄

→シリーズ1作目が面白かったので、2作目へ。夏実以外のハンドラーたちの目線の短編もあり、更に仲間たちの考えや想いが分かって良かった。

今回は特に「冬山」が舞台のものが多く、山の恐ろしさ、厳しさを改めて実感。やっぱり山登りをやっていても、冬山、ことに雪山に登ろうとは思えない。やはり、命の危険と隣り合わせだから。そんな冬山で事故や遭難に遭った登山者たちを救助隊のメンバーたちが救う。

表題作の「ハルカの空」では山小屋で働く人から見た宿泊客のマナーや、山小屋のご主人、奥さんの器の大きさが伝わる。

山で亡くなった父親が遭難しそうな兄妹を救う「サードマン」には思わず目頭が熱くなった。

■あきない世傳 金と銀(九)淵泉篇/高田郁

→前作がとにかく続きが気になる!!という展開で終わったので、丁度良いタイミングで発売していたこの最新刊を買おうか本当に迷ったのですが、図書館の予約を待ちました。

(ネタバレあり)

結よ・・・本当にそれでよかったのか・・・と思わずにはいられない、手酷い裏切りでした。

実の妹の裏切りを許せない一方で完全に憎むこともできない幸。肉親であるが故に、店主としての怒りと妹に対する思いの狭間で苦悩する幸が読んでいて辛かったです。

また、一緒に働く仲間たちにとっても、これまで一緒に店を盛り立ててきた結のこの裏切りには・・・本当に酷いです。

音羽屋の陰湿ともいえる嫌がらせが、五鈴屋が呉服を扱うことすらできなくなる窮地に陥れ、その一方で結が店主となった店では五鈴屋で培ってきた商法をそっくりそのまま繰り広げている・・・こんなむごいことがあろうかと。。

一冊丸々苦しい展開が続きますが、それでも幸は知恵を絞り、また新たなものを生み出していきます。きっと報われる日が来るよね、と次巻が気になる終わり方でした。

■望み/雫井修介

→ラジオで紹介されていて、あらすじを聞いて読んでみたいなと思った本。

雫井さん、実は初めて読みました。

薬丸岳さんやほかの作家さんに比べると、前半が冗長に感じました。が、ある事件に息子が関わっているらしいと分かるが、加害者なのか被害者なのか分からないという究極の状況で、家族はそれぞれ何を思うのか、という家族の揺れる心境がリアルに描かれていて、引き込まれました。

加害者でもいいから生きていてほしいと思う母と、自分のこれからの仕事や進路を考えると加害者側でないことを願う父と妹と。決して死んでいてほしいと思っている訳ではないけど、生きていた場合=加害者側であることが分かっている状況で受け入れることはできるのか。。

関係者というだけでマスコミに追われ、ネットに悪意のある書き込みをされ・・・もし自分が同じ立場だったら、加害者側でないことを祈ってしまうかもしれない・・・

子供がいる人には、もしかしたら起こりうるかもしれないこと。でも子供がいなくても色々と考えてしまう話でした。

■隣はシリアルキラー/中山七里 

→中山さんの連続刊行が止まらない(12ヶ月連続で出すとかそういうあれなんですっけ?)。今回は、宮藤と葛城のコンビが登場する話。

薄い壁の向こう側で、深夜不穏な音が漏れ聞こえてきたら・・・

私も耳が良すぎて音が気になって眠れなくなるタイプなので、こんな人が隣にいたら恐ろしい想像が止まらないかも。。

しかしこの本では、隣人が想像通りおぞましい事件の容疑者という状況。

果たして真相は。

面倒見の良い先輩と友達以上恋人未満の女子が出てきて、どちらかが真犯人かなーと思って読んでいたけど、先輩がマジで良い人で本当にほっとしました(笑)。

■スター/朝井リョウ

→子供がなりたい職業の上位に入るYouTuber。この登場人物達のように、はっきり言って、YouTuberに対して得体のしれなさというか、嫌悪感がすごくある。

ただ、子供を持つ母でもある友人の家に遊びに行くと、どちらかというとネットに疎かったはずの友人が、子供にYouTubeを見せている。それも、複数人で同じ状況であることに驚きを隠せなかった。

友人が、というより子供が積極的にYouTubeを見る、という時代らしい。

鉱の故郷である島で、当たり前のように母がYouTubeを見、YouTuberの話が出る違和感。でもこれが普通なのだ。

尚吾と鉱が学生時代に作成した映画が、とある賞を受賞。その後、憧れの映画監督の元で働けることになった尚吾と、映画の題材として撮っていた人物をYouTubeで紹介するため再び映像を撮ることになった鉱。

それぞれ映像作品に携わる道を選ぶも、全く異なる媒体で仕事をする二人。

より視聴者を獲得し、バズることで、質より中身をとること。こだわりを持ち、より良い、質のある作品を届けること。

どちらが正しいのか、今の時代に合うのかは正直分からない。けれど、お互いの進む道が異なりながらも、最後に二人がたどり着いた場所と、これからの未来は明るい兆しでなんだかとても嬉しくなった。

■ブロッケンの悪魔/樋口明雄

→山岳救助隊K-9シリーズ第三弾。今回は、国家とテロリストと、自衛隊、警察、山岳救助隊、山小屋で働く人々とが、銃撃戦あり、死者も出るわでこれまでにない規模の展開。

特に山小屋で働くことになった松戸の奮闘がハラハラドキドキの展開。

個人的には山小屋が貴重な存在であると知っているだけに、何もこんな山の上で、山小屋で働く人を人質に取るなんて!とテロリスト達に対する憤りを感じてしまった。

あと、救助犬達の活躍をもっと見たかったなあというのはあるが、安定の面白さだった。

ONE PIECE novel LAW/坂上秋成

→漫画の小説って、今までそこまで満足した覚えがなく、どうなのかしら?と思いながら読む。海賊の中でも、トラファルガー・ロー率いるハートの海賊団は、特に仲間に対しての思いや信頼関係の強さを感じるけど、中心メンバーのベポ、ペンギン、シャチとの出会いと、海賊団結成、航海を始まるまでの経緯が丁寧に描かれる。

原作では描かれていないローの少年時代とその後の物語だが、小説でも十分に伝わり、脳内で生き生きとローや仲間たちが動いていた。

病気による迫害、コラさんとの別れ、辛い境遇を送ってきたローが、信頼できる仲間、友達との出会いで「ハート」の海賊団を結成する。やはり好きなキャラクターだ。

 

2020年はここまで。

再読している本もいくつかあるのだが(荻原規子さんの「西の善き魔女」シリーズとか)、読書メーターに載せておらず失念しているため割愛。

2019年 読書リスト(未記事分)

本の感想が全然書けていないので、とりあえず記事にしきれていない読書済の本を羅列。

タイトルを見てもあまり内容を思い出せないものは感想は割愛します。

 

2019年

 

メビウス・ファクトリー/三崎亜記

■死にがいを求めて生きているの/朝井リョウ

→螺旋プロジェクトの一作(一番最初に読んだのがこの本だった)。だからか、朝井さんの作品ではありえないほど、小難しく、堅い印象を受けた本。

感動的な友情話と思っていた構図がひっくり返るあの瞬間。不穏な雰囲気が常時漂う不思議な余韻。

■チェーン・ピープル/三崎亜記

■わたしたちは銀のフォークと薬を手にして/島本理生

→島本さんの文章はとても好きなのだが、これは久々に露骨な性描写や虐待などの設定がなく安心して読めた島本作品。

■つながりの蔵/椰月美智子

■発現/阿部智里

■ぼんくら(上)/宮部みゆき ※再読

■ぼんくら(下)/宮部みゆき ※再読

■82年生まれ、キム・ジヨン/チョ・ナムジュ

→どの書店でも推されていたので気になっていた本。映画化もされましたね。主人公とほぼ同年代のはずなのに、ここまで「女」であることで差別を受ける韓国。キム・ジヨンを通して見えてくる理不尽な世界。初の韓国文学はとても新鮮で興味深かった。

■友達未遂/宮西真冬

メフィスト賞作家らしい。どうりで好み。装丁やタイトルからドロドロ女子の物語と思いきやそうでもなくて意外。なかなか面白かった。

本日は大安なり/辻村深月 ※再読

■dele3/本多孝好

→待望の続編。どんどん面白くなっていくシリーズ。脳内はドラマ版キャストで進行。ぜひとも続編を希望したい。

■島はぼくらと/辻村深月 ※再読

■あきない世傳 金と銀(六)本流編/高田郁

→冒頭からまさかの展開に茫然・・・。みをつくしの時もそうだけど、主人公に酷な展開が多いのよ・・。江戸店の開店に向けて動き出す展開はやはり気になる!面白い。

■かのこちゃんとマドレーヌ夫人/万城目学 ※再読

■ディレクターズ・カット/歌野晶午

→久々の歌野さんの作品を楽しみにしていたが、終始不快感のある話だった。

■心音/乾ルカ

→よく難病のために海外での手術費用を募金で募る、というのがあるが、実際にそれで生かされた少女の悲しい人生。。現実はその後どうなったか、を教えてくれることがないので皆がこんな人生を送ることになるとしたら・・募金をするのを躊躇してしまうような悲しい展開だった。

■見た目レシピいかがですか?/椰月美智子

■コイコワレ/乾ルカ

→螺旋プロジェクト2作目。朝井さんの本を読んでいたので少しは入りこめるかと思いきや・・・難解さが増したように感じた。そして、乾さんの作品ではほとんどなかった読みづらさを感じる展開。戦時中の理不尽な世を生きる少女たちの物語。

■30センチの冒険/三崎亜記

→鼓笛隊や図書館、動物園と三崎作品のお馴染みの物語が盛りだくさん。

■自分を好きになる方法/本谷有希子

→いまいち意味が分からない話だった。

女子的生活/坂木司

→女の子の格好をして女の子と付き合いたい男子、が主人公。登場人物たちが皆良いキャラで好感を持てる。

■あの家に暮らす四人の女/三浦しをん

→タイトルに反して思いのほかコミカル展開。

■シーソーモンスター/伊坂幸太郎

→螺旋プロジェクト3作目。朝井さんと乾さんの作品とのリンクもあり、ようやく面白く読めた。「シーソーモンスター」が一番好みだった。

■もういちどベートーヴェン/中山七里

→岬の司法修習生時代の話。好きなシリーズなのだけど忘れてしまっている部分が結構あるので一から読み直したくなる。

■フーガはユーガ/伊坂幸太郎

■わたしの忘れ物/乾ルカ

→「メグル」の続編。温かい展開。シリーズは続くのか。

■笑え、シャイロック/中山七里

→銀行員、債権回収担当の主人公。池井戸潤?!と思いながら読み始めるが、人が死ぬ展開になるので、いつもの中山作品だとほっとした(笑)