No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

全てがうまくいかない。そんな日もあるって。

堕ちた・・・ 大分堕ちた日だった。 根性で会社に何とか通えているような気がする。 何かきっかけがあったら、簡単に折れてしまいそうなくらい、ギリギリの縁をさまよっている。 好きでそんな間違いをおかした訳じゃないよ! 教わっていない仕事なんて手探り…

炎上する君

私たちは足が炎上している男の噂話ばかりしていた。ある日、銭湯にその男が現れて…。何かにとらわれ動けなくなってしまった私たちに訪れる、小さいけれど大きな変化。奔放な想像力がつむぎだす不穏で愛らしい物語。 西加奈子さんの本です。 なんだか久々に…

前髪を切り過ぎた。全てがどうでも良くなった。

今月の頭にバッサリと髪を切った。 多分、今まで生きてきた中で、一番短くしたかもしれない。 これだけ短ければきっと暑くないはず、と思ったのに、襟足に髪の毛があたってなんだかとても暑い。 確かに手入れは楽になったけど、相変わらず髪の毛を乾かすのが…

僕は長い昼と長い夜を過ごす

50時間起きて20時間眠る特殊体質のメイジ。草食系でのんびりした性格に反し、15年前、父親を殺されたというハードな過去の持ち主。現在はゲームプランナーをしつつ、体質を活かした“監視”のバイトをしている。だが、そのバイトのせいで二億円を拾ってしまい…

夕暮れの街はもうそれは綺麗なオレンジ色に染まるのでした。

日曜日の仕事もだんだん慣れてきた。 いつもより少しゆっくりめに家を出る。 何処かに出かけるのか、朝早い時間から電車はそれなりに混んでいて、 そしてやけにテンションが高い人達で溢れている。 若い女の子たちの笑い声。 子供の無邪気な弾んだ声。 そう…

愛は地球を救わない。

それを経て、何かが変わるかもしれない――だけど、多分変わらないだろう。 分かっていたけれど、やはり何一つ変わらなくて何だか笑えた。 いつからこんな風に人生を割り切って生きられるようになってしまったのか。 いつの間に、仕方がないことだと受け入れら…

失恋延長戦

16歳で、あの人に片思い。17歳で、あの人に激怒されて落ち込む。18歳で、あの人を可愛いお嬢様に奪われる−。真弓子さんの、苦しくてちょっとはずかしい、不器用で切ない日々を描く青春ラブストーリー。 山本幸久さんの本です。 山本さんの名前は知っ…

檸檬のころ(再読)

いっそ痛いと思った、その痛みだけは思い出せた。かっこ悪くて、情けなくて、でも忘れられない瞬間がある。田んぼと山に囲まれた、コンビニの一軒もない田舎の県立高校を舞台に綴る、青春の物語。 豊島ミホさんの本です。 「青空チェリー」を再読した後に、…

2010年上半期 お薦め本 ベスト10 その2

7.八朔の雪―みをつくし料理帖―/高田郁 たまたま書店で見かけて、店員のお薦めのコメントを見て気になっていたものでした。 舞台は江戸。 女性の料理人という、珍しい設定なんですが、自分で作った料理を食べてもらい、喜んでもらいたいという一心で日々悪戦…

2010年上半期 お薦め本 ベスト10 その1

まとめようまとめようと思っていたのですが、なかなか時間が取れなくてもう8月も終わりますね(苦笑) 1月~6月までで、139冊読破しております。 今現在では何冊読んでいるのか数えていないのですが(最近忙しい)、なかなか良いペースではないでしょうか。 …

青空チェリー(文庫版・再読)

うちの予備校の隣にラブホが建った。以来あたしは屋上からのぞきちゃんな日々。ゆるしてちょうだい、だってあたし18さい。発情期なんでございます…。女による女のためのR-18文学賞大賞読者賞受賞作。 豊島ミホさんの本です。 図書館で借りた本を全部読み終…

ニート・ニート・ニート

「北海道行くべ、北海道!」―危ない筋の女に手を出して東京にいられなくなった住所不定無職のレンチは、失業中のタカシと絶賛引き籠り中のキノブーを無理矢理連れ出し、一路東北道をひた走っていた。しかも「旅には潤いが必要だ」とレンチが出会い系で引っか…

まろやかチョコレートの調べ

ついに食べる機会がやってきました。 萩の調(しらべ)! 萩の月の姉妹品。 チョコレート味。 会社の人がお土産で買ってきてくれました。 萩の月より日持ちが短いらしく、かなり繊細な感じです。 周りふわふわ感は変わらず、甘すぎず主張し過ぎないチョコレ…

四十九日のレシピ

熱田家の母・乙美が亡くなった。気力を失った父・良平のもとを訪れたのは、真っ黒に日焼けした金髪の女の子・井本。乙美の教え子だったという彼女は、生前の母に頼まれて、四十九日までのあいだ家事などを請け負うと言う。彼女は、乙美が作っていた、ある「…

正義ノミカタ I'm a loser (文庫版)

僕、蓮見亮太18歳。高校時代まで筋金入りのいじめられっ子。一念発起して大学を受験し、やっと通称スカ大に合格。晴れてキャンパスライフを満喫できるはずが、いじめの主犯まで入学していた。ひょんなことから「正義の味方研究部」に入部。僕は、元いじめ…

時の’’風’’に吹かれて

あなたに覚えていてほしい、わたしの未来の物語…。憧れの女性にタイムマシンで会いにいく表題作を含め、読み終えたらきっと誰かに話したくなる、珠玉の傑作11篇を収録。『SFJapan』ほか掲載を単行本化。 梶尾真治さんの本です。 期待していなかったのですが…

月の恋人 ~Moon Lovers~

お前の一言が、俺の運命を変えていく――冷徹な手腕でビジネスを成功させる青年社長・葉月蓮介が、夜の上海で巡り合った女。ありえない二人の物語は、美貌の中国人モデル、部下の社員らを巻き込んで予測不能の展開に……。話題沸騰、いま最高潮の人気作家がフジ…

Dカラーバケーション ―インディゴの夜4―

風営法の改正に合わせ、営業形態を変更させたclub indigo。カジュアルなカフェ風の二部を設け、若手ホストが接客を担当するようになる。他者に興味を持たないイマドキな若手ホストはトラブルを運んでくるし、渋谷警察署の豆柴は殺人事件に巻き込まれるし、…

「モテキ」を読んでみた。

現在森山未来主演でドラマ化されて話題の、モテキの原作漫画を読んでみた。 久保ミツロウさん原作の全4巻。 ちなみに久保さんは女性作家だそうで。 <ストーリー> 人間誰しにも訪れるという都市伝説モテ期襲来!!藤本幸世、29歳、派遣社員。 恋にヘタレな…

オー!ファーザー

みんな、俺の話を聞いたら尊敬したくなるよ。なんたって我が家は、六人家族で大変なんだ。えっ、そんなの珍しくないって? まあ聞いてよ、母一人、子一人なのはいいとして、父親が四人もいるんだよ。しかも、飛びっきりアクの強いね。今回も、その一人と一…

「パパどおる」はありません。

突然だが、私は東北の銘菓が好きである。 福島の「ままどおる」 岩手の「かもめのたまご」 宮城の「萩の月」 以前仙台に行った時、仙台駅にてこの3つを購入することができ、ごっそりと買い占めてきた。 東北に旅立つ時には、ついついお土産で買ってしまうの…

配達あかずきん 成風堂書店事件メモ

「いいよんさんわん」―近所に住む老人から託されたという謎の探求書リスト。コミック『あさきゆめみし』を購入後失踪した母を捜しに来た女性。配達したばかりの雑誌に挟まれていた盗撮写真…。駅ビルの六階にある書店・成風堂を舞台に、しっかり者の書店員・…

6時間後に君は死ぬ

回りつづける運命の時計。未来はどこだ。「6時間後に君は死ぬ」。見知らぬ青年にそう声をかけられた美緒。運命をかけた戦いが始まる。 高野和明さんの本です。 恥ずかしながら、高野さんを知らなかった私。 本好きの友人がお薦めしてくれたこの本。 たまた…

2010年8月8日(日)WORLD HAPPINESS 2010 in 夢の島公園陸上競技場

行って参りました。 夏フェス! 本当は一番行きたかったROCK IN JAPAN FESの裏で行われた、 WORLD HAPPINESS 2010 2008年から開催されている夏フェスらしく、「大人向け、ゆるめの音楽」を中心としたフェスのようです。 <タイムテーブル…

精霊探偵

事故で妻を失ってから、私には他人の背後霊が見えるようになった。霊は実に表情豊かで、色々なことを教えてくれる。霊の示唆で相談事を解決するうち、それが評判となり、人捜しの依頼が舞い込んだ、どこかで、誰かの背後霊になった妻に会えるかもしれない。…

ホワイトクロウ ―インディゴの夜3―

ホストたちの要望から、大幅改装を図ることになったclub indigo。ある伝手で、有名インテリアデザイナーに内装を手がけてもらうことに。工事期間中の仮店舗探しに晶が奔走する中、ジョン太、アレックス、犬マンはプライベートで事件に巻き込まれてしまう。…

株式会社家族

これぞ現代の「幸福論」か!? 尼崎出身のファッションデザイナー、アヴァンギャルドな家族の日々を綴る! もしかすると、あなたのとなりの家で繰り広げられているかもしれない!? 嘘みたいだけど、本当の家族の話。家族という組織の絶妙なバランス、 面倒だけ…

Nのために

「N」と出会う時、悲劇は起こる―。大学一年生の秋、杉下希美は運命的な出会いをする。台風による床上浸水がきっかけで、同じアパートの安藤望・西崎真人と親しくなったのだ。努力家の安藤と、小説家志望の西崎。それぞれにトラウマと屈折があり、夢を抱く三…

チョコレートビースト ―インディゴの夜2―

さまざまな方面から“夜のストリートのトラブル”の調査依頼が寄せられる中、今回 indigo の仲間たちが相対する事件とは――。 加藤実秋さんの「インディゴの夜」シリーズ、第二弾。 いやいや、面白かった。 第一弾は、初めて読む加藤さんの作品に慣れるまでに…

明日の約束 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season II

いつのまに、彼女はここまで凛ときれいになったんだろう。久々にふたりで過ごす休日、“おとなの女”になったかれんに、愛しさが募る反面、焦りや不安を感じる勝利。ひとり東京に戻り、一緒にいられない理不尽さに悶々としているころ、大家の裕恵さんの義弟が…