No-music.No-life

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夕暮れの街はもうそれは綺麗なオレンジ色に染まるのでした。

日曜日の仕事もだんだん慣れてきた。
 
いつもより少しゆっくりめに家を出る。
何処かに出かけるのか、朝早い時間から電車はそれなりに混んでいて、
そしてやけにテンションが高い人達で溢れている。
 
若い女の子たちの笑い声。
子供の無邪気な弾んだ声。
 
そういう全ての音を遮断するために、イヤホンを耳に差し込んで、目を瞑る。
 
疲れていたのか、今日は周りの雑音を気にしている間もないまま、眠ってしまう。


仕事は仕事、ただお金をもらえるだけの手段として出来ればどれだけ楽になるだろう。
 
今の仕事が心底向いていないと痛感する。
もっと気楽に、嫌な事があってもさらりと流せるくらいにならないと、毎日毎日蓄積されたストレスはたまって溜まって、どんどん大きくなって、そしていつか自分が壊れてしまうんじゃないかと思う。
 
もう十分頑張った気がする。
だけど、給料日が来る度に頑張ってお金を得ながらでも、道はあるのではないか?と思いなおす。
 
それでもやっぱり、体のどこかが痛くなって、恐ろしい程テンションが下がって行って、
自分を押し殺して、波風立てないで生きる生活にも慣れてきてしまって、
言いたい事の一つも呑み込んで、抱えて、それが結果的に理不尽な事になったとしても、
それは全部自分のせいなのだ。
 
分かってる。
だけどもう、言葉を吐き出す事すら面倒くさい。
空気みたいに、誰にも気づかれないようにひっそりと生きていければもうそれで良いやって。
 
ああ、もうダメだな。


ようやく一日が終わって、外に出ると。
 
「真赤だな」
 
そう思う。
夕暮れの空が、オレンジ色、というか真っ赤に染まっていて。
 
東京の高いビルだとか、喧騒だとか、人ごみだとか。
そういうのに紛れて見える夕暮れの景色は、何だか胸をぎゅっとしめつけるほどに痛いと思った。
 
毎日こんなにも暑い日が続いているけれど、
日は確実に短くなっているんだな、って思う。
 
私はいつまで耐えられるだろうか。
 
ああ、なんか良い事ないのかな。


最近よく聴いている、神聖かまってちゃんの「ロックンロールは鳴りやまないっ」。
怖いんだけど、聞きたくなるね。
はまりそうで、また怖い。