GSブームにあやかり、3か月以内にGSバンドをデビューさせるよう命令されたプロダクション社長の梶井は、屋上で演奏していたマサオ、シュン、ケンタに声を掛けることに。さらには、事務所に押しかけてきた歌手志望のミックを男装させ、4人グループとして売り…

子どもを身ごもるも、相手が結婚していたために出産をあきらめるしかない希和子は、ちょうど同じころに生まれた男の妻の赤ん坊を誘拐して逃亡する。しかし、二人の母娘としての幸せな暮らしは4年で終わる。さらに数年後、本当の両親にわだかまりを感じなが…

テレ朝？ ドリームフェスティバル？ ふんっ！そんなの、どうせ有名どころしかでないんでしょ！ なんて思っていたら、意外とアツイメンツでした。 ドリームフェスティバルのHP↓ http://dreamfestival.jp/lineup/index.html 特に代々木体育館の10/8（月）とAX…

女は、みんな“自分”が大好き。 気は強いが、傷つきやすい彼女たちが欲しいのは、“自信”だった。 良家の子女が集まる女子大を舞台に 元・有名人の自意識過剰な先輩と世間知らずのダサい後輩が 繰り広げるエゴのぶつけ合い。 金持ちで、才能をもてあまし、男…

県警上層部に渦巻く男の嫉妬が、連続放火事件に隠された真相を歪める(『樹を見る』)。出所したばかりの累犯者が起した窃盗事件の、裏に隠された真実を抉る(『罪を押す』)。同級生を襲った現役警官による卑劣な恐喝事件に、真っ向から対峙する(『恩を返す』)…

貴美が１７歳のころ、父はリストラされて蒸発。貴美も家を出て、幼なじみの優太郎とともに上京する。医者になりたい貴美の夢をかなえるため、大工場の派遣社員として懸命に働く優太郎だが、不況のあおりで彼もまたリストラされてしまう。仕事もなく、金もな…

初めて恋するときめきを描いた純情恋愛長編 四年間の学生生活を送った京都で、山根は四月一日から工業化学科の大学院生として新たなスタートをきった。学部生のころから暮らしている学生寮には、生物学科の安藤をはじめ電気電子工学科の寺田などゆかいな仲…

男は、とっておきの恋ほど誰にも見せない。本当の恋のクライマックスは、自分の心だけが知っている。忘れられない、忘れたくない気持ちはきっと、ひとりで大切にするものと解っているから―男たちがどこか奥のほうにしまいこんだ「本気の恋」。7人の作家が描…

サカナクションの7th Single 「夜の踊り子」 何だかとんでもなく豪華過ぎやしませんか？！ しかもしかも！ あの鳥肌モノのZEPP ALIVEの夜の踊り子バージョンまで！！！ 常々ライブCDは出ないものかと思っていたのですが、これはもう、期待大ですね。 早くフ…

ひと月前に再婚した夫には女の子の連れ子がいる。まださん付けで呼ばれる私は授業参観の日が近づき、遠慮と希望が入り交じった複雑な気持ちになる。そして母の日が来て……。「ピンクのカーネーション」など、親子のあり方を見つめる8編。 森浩美さんの本です…

ただ「死ぬなよ」って、それだけ言えばよかったんだ――『ふがいない僕は空を見た』の著者が放つ待望の二作目。感涙長編小説。 窪美澄さんの本です。 「ふがいない僕は空を見た」で初めて窪さんを知り（というか、本作が２作目なのですが）、好みではないけど…

10年来の親友から久しぶりに手紙が届いた。 旦那さんの転勤で関東から離れる事になった親友は、誰も知らない場所で人知れずストレスや不安を抱えているようだった。 今までは落ち込んでいる時にストレス発散に遊びに行ったり、頻繁に会って話を聞いたりして…

三度目の正直、でしたねー。 辻村深月さんも、とうとう直木賞作家の仲間入りです。 嬉しいけどちょっと寂しかったりしますね。 道尾さんの時もそうだったけど、ブレイクするちょっと前から知っていたのに、という自分だけが知っていたのに、感があると、作家…

どんなに時代が悪くても、仕事のデキる奴はいる──大ヒット痛快お仕事小説第四弾！ 業績の悪さを、景気のせいにしていませんか？ リストラ請負人・村上真介が、そんなサラリーマンの甘えをぶった斬る！ 今回のターゲットは“団塊の世代”の定年組から、バブル…

『ストロベリーナイト』『ジウ』など緻密な描写の警察小説で大人気の作家・誉田哲也の初のファンブックです。誉田哲也自らが「作家になるまで」「姫川玲子誕生秘話」「小説の書き方」「作品解説」「映像化について」……などを語りつくし、さらに、姫川玲子シ…

現役大学生作家として『桐島、部活やめるってよ』でデビューした著者もついに今春卒業。社会の荒波におびえつつ振り返るのは、学生時代の数々の思い出。カットモデルをすれば失意を味わい、熱い青春を求めて出かけた自転車の旅では尻の痛みを得る。そうして…

高校の屋上を愛する「屋上部」―デザイン科の辻尾アカネと校内きっての不良・国重嘉人、恋に一途な沢木淳之介、バンドマンの平原啓太―の間には、不穏な空気が漂っていた。夏休みを目前に、校内で事件が続いているのだ。ぼや騒ぎや、切り裂かれた油彩画、連続…

17歳のおちかは、実家で起きたある事件をきっかけに、ぴたりと他人に心を閉ざしてしまった。ふさぎ込む日々を、江戸で三島屋という店を構える叔父夫婦のもとに身を寄せ、慣れないながら黙々と働くことでやり過ごしている。そんなある日、叔父・伊兵衛はおち…

苛々しない日がない。 落ち込まない日もほとんどない。 自分が必要とされていない（というか、存在を忘れられている）。 自分がいる意味があるのか・・・と疑問に思う仕事です。 人の善意が逆に苦しい。 そして普通に仕事をしているだけで電話の相手からキレ…

彼の浮気に気づいた花嫁、急に大人になった少女、別れ話をされた女、妻を置いて旅に出た男…。何かが終わっても「始まり」は再びやってくる。「変わりたい」「やり直したい」と思った瞬間、それがあなたのスタートライン。恋の予感、家族の再生、衝撃の出会…

休日出勤で代休を稼ぎ、行って参りました富山。 家族旅行でありますが、珍しく天気に恵まれた３日間でした。 実は以前、富山側から室堂まで行った事があるのですが、日帰り（！）で行こうとしたこと、祝日で大変混んでいた事、天気が悪かったことなど条件が…

僕、坂木司には一風変わった友人がいる。自称ひきこもりの鳥井真一だ。複雑な生い立ちから心を閉ざしがちな彼を外の世界に連れ出そうと、僕は日夜頑張っている。料理が趣味の鳥井の食卓で、僕は身近に起こった様々な謎を問いかける。鋭い観察眼を持つ鳥井は…

あの日、君と一緒に見た光景を、私はきっと忘れない。夜の公園で身体を寄せ合いながら、秘密を打ち明けてくれた君。大切な人を捜すため、学校を抜け出して海を目指した君。無邪気に私を慕う子どもだったのに、ふいに男の子の顔を見せた君―。人気作家7人がこ…

フリーランスの翻訳者・弘美は、自殺とみられた親友の死の真相をつきとめたことをきっかけに、探偵事務所の調査員となる。自殺願望の女子中学生、浮気疑惑のエリート医師夫人、砂場に生ゴミを埋める主婦…。ささやかな毎日を懸命に生きる女たちと関わって、…

「おとうちゃん、たっぷり愛してくれて おおきに、ありがとう。」 どん詰まり下町商店街に息づく、とびっきりの人情と懐かしい家族の物語 シャッターが目立つちょっと寂しげな北詰通商店街に店を構える「ラーメン味(み)よし」。 「味よし」とは名ばかりで、…

朝井リョウ『もういちど生まれる』平成23年/2011年12月・幻冬舎刊http://homepage1.nifty.com/naokiaward/images/spacer.gif辻村深月『鍵のない夢を見る』平成24年/2012年5月・文藝春秋刊http://homepage1.nifty.com/naokiaward/images/spacer.gif貫井徳郎『…

みんなで暮らせば、なんでもできるそう思える瞬間が、確かにあった――。やりたいことも夢も特になし。自慢は家事の腕前だけ。そんな佳人が背中を押されて始めたのは、見ず知らずの男女６人 管理人のタカ先生との共同生活だった。場所は小さい頃に通った医院…

本日も日帰り旅行に行って参りました。 バスツアーだったのですが、案の定雨。 毎度ながら旅先で雨が降るのはいつものことであります。 先月末に富山の黒部方面へ旅行に行った時は、奇跡的に晴れていたんですが、毎度旅行に行くときは雨なので何事かと思いま…

十九年間、黙ってきた。十九年間、どうでもよかった。「私にはちょうどいい出生だった」未熟児で生まれ、両親はばらばら。「あなたの目と耳を貸してほしいんだ」はじまりは、訪問介護先での横江先生との出会い。そして、あの人から頼まれた額装の手伝い。「…

望むことは、罪ですか?彼氏が欲しい、結婚したい、ママになりたい、普通に幸せになりたい。そんな願いが転落を呼び込む。ささやかな夢を叶える鍵を求めて5人の女は岐路に立たされる。待望の最新短篇集。 辻村深月さんの本です。 大人向けの作品、という感じ…