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あの日、君とGirls

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あの日、君と一緒に見た光景を、私はきっと忘れない。夜の公園で身体を寄せ合いながら、秘密を打ち明けてくれた君。大切な人を捜すため、学校を抜け出して海を目指した君。無邪気に私を慕う子どもだったのに、ふいに男の子の顔を見せた君―。人気作家7人がこの一冊のために描いた、爽やかで切ない「少女たち」の物語。きらきら輝くあの頃の記憶を閉じ込めた、この上なくいとおしい作品集。


 
少女、と言いつつ村山さんの作品の主人公は少女とは言えない年齢であるし、道尾さんの作品は少年が主人公だ。
だが、この2作品が良かった。
個人的に、あさのあつこさん、道尾秀介さん、村山由佳さんの作品がお気に入り。
 
全体的にハッピーエンドというより、何だか切ない終わり方の作品ばかりが集まっているのがイメージと違っていて少し残念だったけど、アンソロジーであまり満足したことのない私は、そこそこ満足した。
 
あさのさんの下野原君の青い火花の真相がいまいち分からなかったのだけど、何とも胸が苦しいような気持ち、甘酸っぱくて切ない。とても良い。
 
加藤さんと中島さんは多分読んだ事がないと思うのだけど、その他の作家さんは読んだ事がある。
で、あさのさんと本多さんと道尾さんは好きな作家。
 
本多さんは、「MOMENT」「WILL」の森野が出てくるスピンオフ作品になっている。
 
「あの日、君とBoys」も予約中。こちらも好きな作家さんが集まっているので非常に気になる。
(4点)