No-music.No-life

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2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

黒猫館の殺人

6つめの「館」への御招待―自分が何者なのか調べてほしい。推理作家鹿谷門実に会いたいと手紙を送ってきた老人はそう訴えた。手がかりとして渡された「手記」には彼が遭遇した奇怪な殺人事件が綴られていた。しかも事件が起きたその屋敷とはあの建築家中村…

出世花

「不義密通を犯した妻の血を引く娘に、なにとぞ善き名前を与えてくださらぬか」幼いお艶と共に妻敵討ちの旅に出て六年、江戸近郊で無念の死を遂げた矢萩源九郎が寺の住職に遺した言葉である。しかし、源九郎の骸と魂は三昧聖によって清められ、安らかに浄土…

雷桜

母の愛を知らずに育った、徳川将軍・秀斉の十七男、清水斉道。心の病にかかった斉道は、静養のため瀬田村へ向かうことに。道中、瀬田山の中腹で、落雷に撃たれたイチョウの根元に桜が芽をつけた奇妙な巨木、雷桜の下で、斉道は雷と呼ばれる自由奔放な娘と運…

夢を見た。君の夢。

「話せて良かった。ずっとわだかまってたから・・・・・」 彼はそう言い、私に笑顔を向けた。申し訳なさそうな、だけど照れくさくはにかんだような表情で。 「うん・・・・・・」 私は何処か釈然としないような気持ちを抱えていた。わだかまりが取れた? そ…

グラウンドの空

夏の甲子園の圧倒的な空気に魅せられ、中学で本格的に野球を始めたキャッチャーの瑞希。しかし、地元の小さな中学校では先輩たちの卒業に伴いエースピッチャーがいなくなってしまう。このままでは、地区大会すら絶望だ。そこへ、幼なじみでチームメイトの良…

風邪よさらば。

ようやく体調も回復してきたのか、薬が効いているのか? 金曜→喉痛 土曜→喉痛と鼻水 日曜→鼻水 月曜→鼻水 火曜→鼻水・咳・微熱・頭痛 という訳で、諦めてまた病院に行ってきました。 最初からこっちの病院に行っていれば良かったのにと後悔しながら、やっぱ…

蒼林堂古書店へようこそ

書評家の林雅賀が店長の蒼林堂古書店は、ミステリファンのパラダイス。バツイチの大村龍雄、高校生の柴田五葉、小学校教師の茅原しのぶ―いつもの面々が日曜になるとこの店にやってきて、ささやかな謎解きを楽しんでいく。かたわらには珈琲と猫、至福の十四…

アブラクサスの祭

「けっきょく輪廻なんだよなあ、いろんな自分の。…地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天道って、聞いたことあるだろ。じたばたしても、いろんな自分を結局は輪廻していく…」ロックで六道輪廻を突き抜けろ!精神を病みロックに没入する僧浄念が見た輝く世界。現…

風邪引きました。

毎日うがい手洗いしていても、風邪を引く時は引くもんだね。 昨日一日喉が痛いなあって思っていたら、夜寝ている間に喉が痛くて何度も目が覚めた。 今日は鼻水まで出てきてしまって、早々と病院で薬をもらってきました。 多分最近休みの度に予定を詰め過ぎて…

夢の中の少女 ひとり百物語 怪談実話集

増刷し、ロングセラーになった前作『ひとり百物語』に続く第2弾。視える著者が実際に体験した恐怖譚をはじめ、教鞭をとる学校の学生達を集め蒐集した怪談鍋シリーズ、学生らの話など、話のバリエーションが広がり、恐怖度もアップ!一方で涙なしでは読めな…

十角館の殺人<新装改訂版>

半年前、凄惨な四重殺人の起きた九州の孤島に、大学ミステリ研究会の7人が訪れる。島に建つ奇妙な建物「十角館」で彼らを待ち受けていた、恐るべき連続殺人の罠。生きて残るのは誰か?犯人は誰なのか?鮮烈なトリックとどんでん返しで推理ファンを唸らせた…

インシテミル 7日間のデス・ゲーム

時給11万2,000円という怪しい求人広告を見て、暗鬼館へと集まった男女10人。仕事内容は24時間監視されながら7日間を過ごすこと。そして、個室にはそれぞれ異なる凶器が置かれ、何も起きずに7日間経過するか、生存者が2名になるまで暗鬼館に残らなければなら…

最後のディナー

龍臥亭で出会った里美と石岡に新たな事件が。僧侶を救うため、老婆は噴火で一面灰に覆われた畑から誰にも見咎められず大根を引き抜いた!?(「大根奇聞」)英会話学校で知り合った孤独な老人がとったイヴの夜の謎の言動。過酷な運命の連鎖を圧倒的筆力で描いた…

名前探しの放課後㊦(文庫版)

坂崎あすなは、自殺してしまう「誰か」を依田いつかとともに探し続ける。ある日、あすなは自分の死亡記事を書き続ける河野という男子生徒に出会う。彼はクラスでいじめに遭っているらしい。見えない動機を抱える同級生。全員が容疑者だ。「俺がいた未来すご…

名前探しの放課後㊤(文庫版)

依田いつかが最初に感じた違和感は撤去されたはずの看板だった。「俺、もしかして過去に戻された?」動揺する中で浮かぶ1つの記憶。いつかは高校のクラスメートの坂崎あすなに相談を持ちかける。「今から俺たちの同級生が自殺する。でもそれが誰なのか思い…

君は都会の喧騒を自転車で駆け抜けたいとは思わないかい?

先日都内をチャリンコで巡っていたら、サイクリングの楽しさに目覚めてしまった。 ・・・というか、結構地元ではチャリに乗って行動するように心がけていて(エコのためではない、ガソリン代節約のためである!)、だから結構チャリに乗るのって好きなんだけ…

迷路館の殺人

奇怪な迷路の館に集合した4人の作家が、館を舞台にした推理小説の競作を始めたとたん、惨劇が現実に起きた!完全な密室と化した地下の館で発生する連続殺人の不可解さと恐怖。逆転また逆転のスリルを味わった末に読者が到達する驚愕の結末は?気鋭が異色の…

バイバイ、ブラックバード

「理不尽なお別れはやり切れません。でも、それでも無理やり笑って、バイバイと言うような、そういうお話を書いてみました」(伊坂幸太郎)。 太宰治の未完にして絶筆となった「グッド・バイ」から想像を膨らませて創った、まったく新しい物語! 伊坂幸太郎…

非日常へ連れてって

良くも悪くも、 正しい道から逸れたり、その道を踏み外したりすることができない私は、 いつまでも、どこまでも、 平坦で平凡で、ありきたりな人生しか歩んでくることができなかった。 まあ、 家庭の事情とか、そういった部分ではあまりにも山あり谷ありの苦…

少年少女飛行倶楽部

公立中学1年生の海月(みづき)は、幼馴染に誘われて「飛行クラブ」に入部する。メンバーは、変人部長・神(じん)と野球部を兼部する海星のみ。そのうち、高所平気症の朋(るなるな)、野球嫌いの元野球部員・球児、驚くほどいじわるな戸倉良子という、問…

想い雲 ―みをつくし料理帖―

土用の入りが近づき、澪は暑気払いに出す料理の献立に頭を悩ませていた。そんなある日、戯作者・清右衛門が版元の坂村堂を連れ立って「つる家」を訪れる。澪の料理に感心した食道楽の坂村堂は、自らが雇い入れている上方料理人に是非この味を覚えさせたいと…

学生街の殺人

学生街のビリヤード場で働く津村光平の知人で、脱サラした松木が何者かに殺された。「俺はこの街が嫌いなんだ」と数日前に不思議なメッセージを光平に残して…。第2の殺人は密室状態で起こり、恐るべき事件は思いがけない方向に展開してゆく。奇怪な連続殺人…

2010年10月8日(金)サカナクション SAKANAQUARIUM21.1(B) in日本武道館

行って参りました。 人生2度目の武道館。 (→どうでも良いけど、ピンボケし過ぎでしょ、この写真。開演ギリギリについて、相当焦ってたせい) 思えばシロップの解散ライブ以来でございます。 まあ、基本的にそんな大きな箱でライブが出来るような人気者のア…

君に届け

見た目が暗く周りから「貞子」と呼ばれる黒沼爽子は、クラスになじめないでいた。しかし、その外見とは裏腹にけなげで純粋な彼女に、誰からも好かれるクラスの中心的存在の風早翔太はひそかに好意を抱いていた。風早の言葉を励みに、爽子は徐々にほかのクラ…

窓の外は向日葵の畑

青葉樹は東京の下町にある松華学園高校の二年生。幼馴染の真夏にバカにされながらも、江戸文化研究会に所属している。その部長である高原明日奈と副部長の佐々木信幸が、夏休み、相次いで失踪した。それを聞いて乗り出してきたのが作家志望の元刑事である樹…

チョコレートの町

不動産会社で店長の遼は、故郷にある店舗に一時的に赴任する。閉塞的な土地柄や何事にもいい加減な家族を嫌っていたが、友人の結婚問題や、父親の退職にまつわるトラブルなどを経て、見方が変わっていく。そして遼自身も自分を見つめ直していた。共感度抜群…

勝手にふるえてろ

賞味期限切れの片思いと、好きでもない現実の彼氏。どっちが欲しい? 片思い以外経験ナシの26歳女子が、時に悩み、暴走しつつ「現実」の扉を開けてゆくキュートで奇妙な恋愛小説。 綿矢りささんのお久しぶりの新刊。 発売しているのを知らなくて、本屋に…

雑談。

与勇輝展 道尾秀介さんのブログをチェックしていたら、与勇輝さんの作品展を観に行ったとの記事が! 月の頭って、1日?! だとしたら会場の何処かで道尾さんと遭遇していたかもしれない・・・!? とか思うと、テンションが上がりました。 道尾さんが注目し…

一目惚れを信じるかい?

私は絶対、一目惚れなんてしないタイプだと思っていた。 だって外見がいくら好みだったとしても、中身が分からないうちに好きになったりなんてできないからだ。 もし外見が好みだったら、好きになってもどうせ上手くいかないだろう確率の方が高いし、そんな…

「昭和・メモリアル 与勇輝展」に行ってきました。

9月16日(木)~10月4日(月)まで、松屋銀座にて行われている 昭和・メモリアル 与勇輝展に行ってきました。 与勇輝さんとの出会いは、中学の頃まで習っていたエレクトーンの先生が紹介してくれたのがきっかけでした。 それから母が好きでカレンダーとかグ…