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迷路館の殺人

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奇怪な迷路の館に集合した4人の作家が、館を舞台にした推理小説の競作を始めたとたん、惨劇が現実に起きた!完全な密室と化した地下の館で発生する連続殺人の不可解さと恐怖。逆転また逆転のスリルを味わった末に読者が到達する驚愕の結末は?気鋭が異色の構成で挑む野心的な長編本格ミステリー。

綾辻行人さんの本です。
 
また変な所からこのシリーズを読んでしまった・・・。
「館」シリーズ、第三作目だそうです。
 
いやーどんでん返しが鮮やか過ぎて、瞬時に理解できなかったんですが・・・
やっと事態を呑み込めたときに、「いやはや」としてやられた!感がじわじわと胸を満たして、ニヤリとしてしまいました。
 
なるほどねえ・・・
 
こういうどんでん返しもあるんだなあ。
 
ああでも、名前トリックは辻村さんが好きな手法だし、綾辻さんに影響を受けたということからも、十分警戒しなければいけなかったのにね。
 
でも私、基本的にミステリは犯人は誰だと考えながら読んでいないんですよね。
むしろ、登場人物と共に犯人が誰だか真相を追っているような感じで読んでいるかもしれない。
 
だから最後のどんでん返しではっとして、思わずにんまりしてしまう感じでした。
 
名探偵・島田潔が御手洗よりももっと癖がなくてスマートなイメージです。
他の「館」シリーズも読んでみよう。