いつのまに、彼女はここまで凛ときれいになったんだろう。久々にふたりで過ごす休日、“おとなの女”になったかれんに、愛しさが募る反面、焦りや不安を感じる勝利。ひとり東京に戻り、一緒にいられない理不尽さに悶々としているころ、大家の裕恵さんの義弟が帰国する。一方、喫茶店『風見鶏』のマスターの身辺もあわただしくなる。かれんの同僚だった桐島先生の視点で描くサイドストーリーも収録。
村山由佳さんの「おいコー」シリーズ、セカンドシーズン第二弾。
気付けば、かれんと同い年・・・いや、かれんより年上になってしまったのか。私。
このシリーズを初めて読んだ時には、勝利との方が年齢が近かったはずなのになあ。
と、一年に一回出るシリーズものとして、大層楽しみにしていた「おいコー」シリーズ。
しかし、セカンドシーズンに入ってからは、とにかく劇的な何かも起こらず、展開があまりにもスローテンポ。
新作文庫が出る度に購入していたのですが、これでは買ってまで読む価値があるのかも分からない。
今回は長く続いてきたカップルの安定期という感じの、ラブラブで穏やかな感じが続いているので、特に勝利とかれんについては動きがありません。
マスターの話は良いとしても、勝利の所の大家の事なんて、正直本筋とは関係ないのではないだろうか・・・と思うのは私だけでしょうか。
既刊の続編でもレビューの酷評で悟りましたが、展開がとにかくスローみたいですね。
そしてやっぱりイラストが志田さんではなくなってしまったのが残念。
まだ新しいイラストには慣れません。
まあ、今はこの相手との肌の触れ合い的な部分で、幸せを感じる気持ちも分からなくはない心境ではあるので・・・まあ楽しめない訳でもないのですが。
失恋した後とかには絶対読みたくないかも（笑）
しかしこんな可愛い25歳（ですかね？26歳？）いないわー。
かれんはほんわかしているようで、芯がしっかり通っている感じが良いんですよね。
