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チョコレートビースト ―インディゴの夜2―

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 さまざまな方面から“夜のストリートのトラブル”の調査依頼が寄せられる中、今回 indigo の仲間たちが相対する事件とは――。


加藤実秋さんの「インディゴの夜」シリーズ、第二弾。
 
いやいや、面白かった。
第一弾は、初めて読む加藤さんの作品に慣れるまでに少し時間がかかったのですが、今回はすっかり加藤ワールドにはまっていました。
 
このシリーズ、嬉しいのは章毎に事件が起こる訳ですが、その事件の解決に適したホストが毎回振り分けられて、スポットを当ててくれるところが良いんですよね。
 
普通のホストクラブとは違う、「インディゴ」のホスト達は、良い意味でホストっぽくない個性派揃い。
 
そのホストクラブを束ねるオーナーの晶がまた良い!
 
周囲の男性陣には「三十女」と罵りの言葉ばかり受けている晶ですけど、男気溢れて頼りがいのあるこの行動力のある感じがたまらなく格好良いのです。
 
心の中で吐いている毒をこめた突っ込みも大好き。
 
テンポの良いストーリー展開、短編なのに濃厚な推理小説的な読み応え十分な内容にはとにかく満足です。
 
大好きなワカマツカオリさんのイラストで描かれるホスト達も、かなりイケメンです。
 
文章とイラストと、何より内容に満足するこのシリーズ。
 
次は第三弾を読みますよ!