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2010年上半期 お薦め本 ベスト10 その2

7.八朔の雪―みをつくし料理帖―/高田郁イメージ 1
 
たまたま書店で見かけて、店員のお薦めのコメントを見て気になっていたものでした。
 
舞台は江戸。
女性の料理人という、珍しい設定なんですが、自分で作った料理を食べてもらい、喜んでもらいたいという一心で日々悪戦苦闘する澪の姿がとても素敵なのです。
 
出てくる料理はどれも美味しそうですが、本作は料理人である澪の成長と挫折、周囲の人間との軋轢や優しさ・・・。
――何だか、そういうもの全てをひっくるめて、澪の真っすぐさを痛々しくも思うのに、だけど応援したくなるんです。
 
ただの料理人の話なんかじゃないです。
こんなに読んでいて痛くて、だけどほろ苦い先にある小さな幸せや安心感を得られる小説はなかなかないと思います。
こちらはシリーズものとなっていますので、そちらもぜひ。
 
当時の感想↓
 
 
もう何度読んだことか。
多分これで3回目。
 
読む度大好きになります。
こんなに真剣に馬鹿やっている感じなのに(笑)、読んだ後のこの爽快感は何でしょうね!
 
この本を言葉でお薦めするのは難しい。
気になったら読め!と、それだけ言っておきます。
 
マキメ氏が天才であると確信するデビュー作。
 
当時の感想↓
 
 
やっぱりこのシリーズも大好き!
文庫化するのをずっと待っていて、再読してやっぱり大好きだー!と思った作品。
 
とにかく誉田さんの今までの作品とは180度違うとだけ言っておきます。
 
友情、挫折、家族、成長――こんな青春に憧れます。
 
当時の感想↓
 
 
読む度にどんどん良くなっていく。
どっちかと言うと、ホルモー派の私は初めて読んだ時はそんなにこの作品を褒めていなかった気がするんですが。。。
 
これを読むのも3回目となると、いつの間にやら鹿男の世界にどっぷりと漬かってしまっています。
 
奈良の鹿に会いに行きたくなります。
 
当時の感想↓
 


という訳で、マキメ氏が3冊も入っている時点で偏ってますけど(笑)
こんな感じです。
 
 
ちなみに、詳細省きますが★4.5点評価だった作品たち。
(太字は特にお薦め)
 
あのとき始まったことのすべて/中村航
トイレのポツポツ/原宏一
W―二つの夏―/乾ルカ
それいゆ/生田紗代
よろこびの歌/宮下奈都
球体の蛇/道尾秀介
魔法使いクラブ/青山七恵
張り込み姫/垣根涼介
スコーレNO.4/宮下奈都
左京区七夕通東入ル/瀧羽麻子
花と流れ星/道尾秀介
青森ドロップキッカーズ/森沢明夫
金曜のバカ/越谷オサム
うさぎパン/瀧羽麻子
TWO Trains/魚住直子
君は素知らぬ顔で/飛鳥井千砂
光媒の花/道尾秀介
オール・マイ・ラビング/小路幸也
ロード&ゴー/日明恩
夏光/乾ルカ
(文学ではないけど↓)
8時だヨ!全員集合の作り方
 
道尾さん入りまくってます(笑)
 
ということで、上半期はこんな感じでした。
次回は2010年総決算ですね。
 
年末までにもっと沢山の素敵な本に出会えるかな?