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図書館戦争<文庫版>図書館戦争シリーズ①

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2019年(正化31年)。公序良俗を乱す表現を取り締まる『メディア良化法』が成立して30年。高校時代に出会った、図書隊員を名乗る“王子様”の姿を追い求め、行き過ぎた検閲から本を守るための組織・図書隊に入隊した、一人の女の子がいた。名は笠原郁。不器用ながらも、愚直に頑張るその情熱が認められ、エリート部隊・図書特殊部隊に配属されることになったが…!?番外編も収録した本と恋の極上エンタテインメント、スタート。


有川浩さんの本です。
 
文庫化を待ちにまっておりました。
最近オークションで落札してばかりの入手方法でしたが、このシリーズはちゃんと新刊で購入しましたとも。
 
うーん、やっぱりこのシリーズの一巻は面白いんだけど、マイナスポイントもあるという感じです。
私と有川さんの出会いの作品でもあるのですが、図書隊の成り立ちやら日野の悪夢の話やらは、とにかく小難しい言葉の羅列と、説明を読んでもすっと入ってこない感じがあって。
それは初めて読んだ時に強く苦手意識を感じた所だったのですが、すっかりこのシリーズの虜になった今の私が読み返してみても、やはりこの部分は相いれないらしい。
少なくとも、この一巻だけを読んでも理解できていないというか。
 
あとね、「自衛隊三部作」の時にはそう感じなかった登場人物達の会話。
口が悪いのに女の子言葉は健在の郁の会話にどうしても馴染めなかったです。
再読してもそこは変わらず。
 
 
そう、私の初めて有川さんに抱いた印象は必ずしも好印象ではなかったのです。
が、このシリーズを読み進めていくうちに、私はすっかり有川さんのファンになっていたのです。
 
その理由は今後に持ち越されるベタ甘展開への期待と、堂上と郁の恋の行く末ね(笑)
 
やっぱり堂上好きですわ、私(笑)
 
単行本版では3日かかったらしいですが、文庫版は2日で読みました。
故・児玉清氏と有川氏との対談と、アニメ版DVDに収録の書き下ろしスピンオフも掲載(この巻に収録の回はDVDを持っているので読んだのだけれど、DVD買った人はなんだかなあーってちょっと思うけどね。まあ絶対文庫には収録されると思ってはいたものの)
 
文句を言いつつ、好きなシリーズなのでぜひ☆
きっとあなたも恋がしたくなります!(笑)
 
単行本版「図書館戦争」感想↓