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東京公園

カメラマンを目指す光司は東京の公園を巡り、家族写真を撮りためていた。ある日、彼がいつものように被写体に向けてシャッターを切っていると、突然現れた男性に難癖をつけられる。ところが後日その男性から連絡が入り、公園に娘連れで出掛けるある女性を尾行し、その写真を撮ってほしいと依頼され……。


監督:青山真治
原作:小路幸也「東京公園」


地元には来なそうだなあと全然期待していなかったのですが、いくつか通っている映画館のうちの一つで東京の公開日と同じ日にやってきました。
機会を逃したら見られないだろうと、見たい「奇跡」を差し置いて見て参りました。
 
久しぶりに行ったTOHOシネマズでしたが、機械でチケット購入ができるようになっていて感動しました。
これで一言もしゃべらずに一人映画に行ける!(笑)


結果的に言うと、冗長な映画でした。
多分、私以外の見ていた人をちらりと見てみると、後半やたらと体がもぞもぞ動いている人が多かったので、飽きているんじゃないかなあと思われ。
 
私の苦手な榮倉奈々も、そんなに棒読みじゃなく、掴みどころのない役を自然に演じていましたし、小西真奈美井川遥は綺麗でミステリアスな雰囲気を醸し出し、イケメンなのに何となくもてなそうな役回りの三浦春馬も悪くなかったんです。
いや、キャスティングが良かっただけに、そして青山監督作品を始めて見たのですが、絵がとても美しかっただけに何でこう、冗長なんだ!と。とにかく何かが足りない、ここまで良い材料がそろっているのに!と思う映画でした。
 
小路幸也さんの原作というだけで興味を持った映画で、原作を読んだのも大分前の話。
どういうオチだったかも思いだせないくらいだったのだけど、決して映画向きではないだろうなと。
まして、119分もの長い映画向けではないなと。
 
短編とかで十分なんじゃないか、やたらと無駄なシーンが多い事が気になる気になる。
いやもう、そこは良いでしょ?みたいな。
 
原作の同居人の男の子って、元々ああいう設定だったんだっけ?
染谷将太君は、「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」以来気になる俳優さんですが、あの不思議な存在感、今回もいかんなく発揮していましたけどもね。
 
うーん、榮倉奈々演じる親友の元カノの立ち位置もいまいち不明。
 
三浦春馬はウェイタ―?の制服が長身なだけにやたら似合っていましたが(笑)
井川遥は一言も台詞がないのに、大人可愛い雰囲気は十分伝わってきます。
そりゃ旦那も不安になるわ、と子連れでも魅力的な奥様役はばっちり似合っていました。
 
 
原作と比較するとどうなんでしょ?
あまりにも昔に読んだから思いだせない。また読んでみようかな。
 
と、まあ感想という感想ではないですが・・・何かが惜しいと思う映画でした。
だけど公園に行きたくなりました。
秋の紅葉した公園はそれだけで綺麗ですね。
 
小路幸也さんの原作「東京公園」の感想はコチラ↓