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WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常

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大学受験に失敗し高校卒業後の進路も決まっていない勇気(染谷将太)は、軽い気持ちで1年間の林業研修プログラムに参加することに。向かった先は、携帯電話が圏外になるほどの山奥のド田舎。粗野な先輩ヨキ(伊藤英明)のしごき、虫やヘビの出現、過酷な林業の現場に耐え切れず、逃げようとする勇気だったが……。


監督:矢口史靖


公開から大分経ってようやく観る事ができました。
 
映画化が決まった、そして主演は私がかなり注目している染谷将太と聞いた瞬間、絶対観に行こうと思っていた作品でした。
 
三浦しをんさんの原作も面白かったし、安定の矢口監督。そして染谷将太ならまず間違いないだろうと思っていましたが、うん、なかなか楽しめました。
 
最近では山登りをするようになったので、神去村の雄大な山林風景がとても美しいなあと目を奪われたり。
 
ただ、全体的に・・・・とにかく虫や爬虫類系がかなり出てきます。
 
蚊、ハエは良いとしても、鹿の死骸、ヒルマムシ、トカゲ、蛇・・・
虫嫌いな自分にはちょっと辛かったかも。
 
内容としては割と原作に忠実なのではないかと思います。
チャランポランな若者だった主人公が林業研修を通して、林業の楽しさに目覚めていく成長過程を染谷将太が安定の演技力で魅せます。
 
割と真顔で人を殺す役とか、過酷な過去を背負った影をもった役が多い印象ですが、今回は初めて安心して観ていられる役だったかも(笑)
 
意外と好演していたのは伊藤英明ですかね。
粗っぽくてワイルドな山男が案外合っていた気がします。全然好みのタイプではないのですが(笑)
 
長澤まさみの演技は・・・いつもと同じですが、こんな可愛い子が鍵も掛けない一軒家で一人で暮らしているなんて危ないだろー!と思ってしまいました。
 
そして柄本さんの存在感は毎度ながら凄い。脇役なのにしっかりと印象に残るんだよなあこの方は。
 
矢口監督らしく安定感のある作りなんだけど、逆に無難にまとまってしまった気がするのはちょっと残念か。
ただ、家族皆で楽しめる作品ではあると思います。
 
ほとんどいないだろうけれど、この映画を見て林業に興味を持った若者がいたら私は嬉しいなあと思いましたよ。
(4点)