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ストレイヤーズ・クロニクル

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1990年代初頭、極秘実験によって人間の能力を限界まで発達させた子供たち、動物や昆虫の能力を備えた子供たちが生み出される。それから20年後、実験で視覚、視神経、脳伝達速度が発達し異能力者となった昴とその仲間たちは、特殊能力を得た代わりに精神が崩壊する危険性も抱えることに。そして、その解決の鍵を握る外務副大臣・渡瀬のもとで、公にできないさまざまなミッションを遂行していた。そんな中、同じ異能力者である学が率いる暗殺者集団アゲハが渡瀬をターゲットに定めていて……。
監督:瀬々敬久
原作:本多孝好
主題歌・挿入歌:ゲスの極み乙女。「ロマンスがありあまる」「サイデンティティ」

予告編を見たときから嫌な予感しかしていなかったのですが、ヤフーのユーザーレビューが軒並み低評価でございますね。
 
 ①本多孝好さんの原作(原作は既読)
②ゲスが音楽を担当
③染谷君が出ているから何とかいけるかもしれない(演技派だから)
 
という理由から一応見てみるかと思いいたった訳です。
 
何ですかねえ・・・
原作を読んでいても全然何が言いたいのか分からない映画でした。
 
そもそも全3巻のエピソードをまとめることは難しいと思いますし、
今が旬のゲスを起用することによる話題作り感もありますし、
何より出演している俳優たちは上手かったし違和感はなかったのでとにかく脚本が悪かったとしか言いようがないと思います。
 
何ですかね、すっごい納得いかないのが「ロマンスがありあまる」はね、川谷絵音さんがちゃんと脚本を読んでこの映画のために書いた音楽なんですよ。
ならばこそね、この映画自体も原作をちゃんと読んでちゃんと映画として成り立たせてほしかったと思わずにはいられません。
 
エンディングのロマンスが~も曲の時間以内にエンドロールが流しきれなくて別の曲(インスト)になってしまうし、挿入する部分も唐突で違和感しかなかったし。。
ライブでロマンスが~を始めて聞いた時、この作品の世界感にぴったりだ!と直感で思ったんですよ。
なのに肝心の映画がさ・・・
 
昴グループとアゲハグループが最初は敵対していた感じだったのに、いきなり歩み寄って一緒に戦う感じになっているのも意味不明だし・・・
尺が足りなかったのだろうけれど、もうちょっと掘り下げてくれないと唐突過ぎるでしょ。
 
殺人をしていたアゲハグループも、本当はもっと生きたいって思ってたみたいなくだりからいきなりいい人っぽい感じの展開になっていくのも?だったしな。
 
悲しいのが、ほんと何で自分は生まれてきたのかどうせ子孫も残せないし若くして死んじゃうのに、という苦悩をアゲハチームの俳優陣達は上手く演じていた訳ですよ。
だからこそそれを活かせていない映画自体にガッカリもしてしまいました。
 
あと、最近注目の黒島結菜ちゃん推しなのか、アゲハチームの主軸である染谷君よりもシーンが多かった気がします。
個人的には高月彩良さんが凄く印象に残りました。
 
うーん、時間置いて感想書こうとしたら思い出せないくらい印象に残らない映画でした。
 
忍成君も出ているけど、あのエピソードが必要だったのか理解できないし。。
 
あ!
唯一良かったのは、本郷奏多のメガネ大学生!
萌えます。
 
(3点)