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ストレイヤーズ・クロニクル ACT-1

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驚異的なスピードで動く、遠距離の音も聞き分けられる、見たものすべてを記憶する―。常人とはかけ離れた能力を持つ昴、沙耶、隆二、良介。彼らは同じ施設で育った仲間で、特別な絆で結ばれていた。理由あって、大きな野心を抱く政治家・渡瀬浩一郎のために裏の仕事をしている。ある日、渡瀬から家出中の大物政治家の娘を追え、と命令される。目的は彼女が持ち出した秘密ファイル。謎の殺人集団「アゲハ」も絡み、彼らの運命は大きく動き出す。

本多孝好さんの最新刊。
何だか見た事あるイラストだ、と思っていたら「サイコ」の田島昭宇さんが手がけているようです。
実はこの手のイラストは苦手だったりするのですが、作品にはとても合っていたので問題はなかったです。
 
ハードボイルドな話、と噂を聞いていたので、少々身構えていました。
本多さんの作品と言えば、静謐なミステリ、またはコミカルな青春モノであるとか、過去の作品を想像すると本作は異例中の異例と言ってもいいかもしれません。
 
何やら不穏な過去を持っていると思われる登場人物が、大物政治家に弱みを握られ、良いように使われて裏の仕事をしている。
そこに絡む謎の殺人集団「アゲハ」。
設定も不穏ながら、気になる展開が続き、2巻の発売が待ち遠しいです。
 
思っていた以上に面白かったですが、個人的にはそこそこ楽しめたかなーという感じです。
本多さんの文章はやはり上手いし癖がないので、スピード感溢れる展開が心地良かったです。
 
このシリーズは全何巻なんでしょうね?
2巻は10月発売のようですが、2巻を読む頃は1巻の細かい部分を忘れていたりしそうです。
(4点)