No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

夏美のホタル

イメージ 1
 
山奥に忘れられたようにぽつんとある、小さくて古びた一軒の店「たけ屋」と、そこで支え合うように暮らしている母子、ヤスばあちゃんと地蔵じいさん。ぼくと夏美は、夏休みの間ずっと「たけ屋」の離れで暮らしてみる―という、なんとも心躍る展開になったのだけれど…。誰かを想うこと誰かの幸せを願うこと。切なくて、あたたかい、心の故郷の物語。


森沢明夫さんの本です。

タイトルからして、小学生が主人公の話なのかなあと想像していたのですが、そんなことありませんでした。


写真家を目指す大学生の慎吾と幼稚園の教諭である夏美は、たまたま出かけた先でトイレを借りるために「たけ屋」に立ち寄る。

そこで、気の良いヤスばあちゃんと、人好きのする優しい顔立ちをした地蔵さんに出会った二人。
ひょんな事から夏の間、離れを借りる事になり、沢山の川遊びや料理を教わり、充実した時を過ごして行く。

そこで知る、地蔵さんの過去。部外者である二人だが、何とかしたいと思うが、具体的な策が浮かばない。
そんな時に地蔵さんが倒れたと連絡が入り…


森沢さんを久々に読みましたが、心がすれているせいか、こんな上手くいくかいな!と思う自分がいたり(苦笑)
あと、なかなか話が進まない感じがもどかしく感じてしまいました。
田舎に住んでいても、こういう田舎の風景とは遠い暮らしをしているせいか、あまり想像ができなかったせいでしょうか…。
そこそこ楽しめたものの、ちょっと物足りなかった気もしました。