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遺産(下)

ハリー・スタンフォードの長男タイラー、長女ケンドール、二男ウッディ、そして腹違いの娘ジュリア。この4人を軸に遺産相続争いは熾烈をきわめ、そして意外な結末が…。


シドニィ・シェルダンさんの本です。
上巻が面白くなかったというかあまり話に入り込めなかったので、下巻を読むのも後回しになっていました。

下巻の方が面白かったけれども…うーん、でも総合的に見ても本作はあんまり楽しめなかったです。


億万超者の父が不慮の事故死に遭い、数百億ドルの遺産を手にする可能性を持つ事になった実子達。そこに非嫡子の娘の存在を認めたから、さあ大変。

実子の一人が、この分の遺産をなんとか自分の取り分に含む事はできないかと、様々な手段を使っていきます。

最終的なオチには呆気に取られましたが、お金があり過ぎると、血が繋がっている兄弟でも争わなければいけないなら、貧乏のがマシなのかなあとリアルに思いました。
家はその点、貧乏だったからこそ皆で協力したり、団結している方だと思いますし。
まあ、私には全く別世界の話でした。