まさかの着床、からの流産手術
40歳にして人生初の妊娠、流産、入院(手術・点滴)を経験した。
保険診療4回目の移植。
4月末にこれが最後かな、と思い挑戦。
まあ今回もダメだろうと思いながら、ゴールデンウイーク最終日に検査結果を聞くと・・
「着床してますね」
まさかの結果に嬉しいよりも本当に?!という感情。
そういえばずっと生理前の症状かと思っていたけれど、寝るときにお腹があまりに痛くて眠れない日々が続いていたんだった。
子宮が収縮しているってことだったのね・・!
これで保険診療の治療は終わりなので、次回より自費診療になります、と言われてまさかとふわふわした気持ちに。
その次に出産予定日(1月)を伝えられ、産科への転院、役所への手続き(母子手帳をもらう)などの話もされ、ついに妊娠なのかとじわじわと実感が湧いてきた。
7週目で胎児の心拍確認、順調にいけば8週で卒院の流れに・・という話もされていて、夫ともこれからの生活のこととか、出生前診断のこととか、仕事の産休のこととか・・具体的に色々変わっていくかもしれない生活について考え始めた。
しかし
7週目。
「胎嚢は大きくなっているんですが、うーん中身が空ですね」
え?
「次回また診察して(8週目)変わらなければ、流産の判断になります」
何それ?
自然流産の可能性はあると思っていた。
けれど、こんな形の流産があるなんて知らなかった・・・
しかも7~8週目にかけて、吐き気などのつわりや食の好みの変化(甘いものが全く食べたくない、朝に米が食べられない、歯磨きの時の吐き気、気持ち悪さ)が起こっており、生理は勿論止まっていて基礎体温もずっと高い・・・
体は妊娠状態なのに、肝心の胎児がお腹にいないなんてことがあるなんて・・
そして8週目の再診でも状態は変わらず、「稽留流産」の判断、流産手術をすることになった。
つわりは相変わらず続いており、何なのこの意味がないつわりは・・・とえずきながら、別の病院で手術をすることに決まったのだった。
子宮口を広げる前処置は不要、朝入院して午前中手術、夕方退院の日帰り入院の予定が決まり・・・
昨日が入院・手術日。
初の点滴、麻酔・・・手術自体は麻酔も効いているし全く痛みはなかったものの、終わった後の生理痛の超痛い時のような腹痛が延々と続き、麻酔の副作用でくらくら、吐き気が酷過ぎて・・・結局日帰り入院は無理で1泊に。
麻酔がこんなに辛いとは知らなかった・・・
立ち上がった瞬間に吐き気、嘔吐、麻酔前の絶食で超空腹なのに食べられないので完全に水分の嘔吐・・・そこから食欲もなくてご飯が全く食べられず。
水分を沢山取って、麻酔を排出することで大分症状が楽になるというので、ひたすら水を飲み、トイレに行き・・・を繰り返し、本日何とか食べることができるまでに回復。
午前中に無事退院したのだった・・
次は1ヶ月後に、摘出した胎嚢を検査した結果とか子宮の状態を確認する検診があるとのこと。
1か月後くらいには生理がくるそうだけど、もしまた不妊治療を再開する場合は、3回目の生理がきたら・・・と言われている。
最後にいっそ全く可能性がなかったら諦めがついたのか?
一時でも妊娠、つわりを経験し、出産予定日まで言われてしまったことで、自分に子供がもしできたら・・・の可能性を想像してしまっただけに辛い。
これで終わりでいいのか。
でもまた同じようなことになったら?
流産手術の精神的、体力的ダメージよ・・・
答えはまだ出ない。