No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

2011年10月10日(月)OGRE YOU ASSHOLE ニューアルバム「homely」リリースツアー in 赤坂BLITZ

初めてオウガの名前を知ったのは、このブログで仲良くして下さる音楽好きの方のブログだったかなと思う。
初心者丸出しの私は、バンド名すら読めなかった。
オウガ・ユー・アスホール
その名前を教えてもらったのも、ブログで知り合った音楽好きの方からで。
名前だけ見た事があるのに読めないバンド。
曲も知らないし、どんなバンド何だろう?とずっと気になっていた。


サカナクション、テレフォンズと共に対バンしたライブイベント「Version21.1」を、サカナクション目当てで観に行ったのが、オウガの音を聞いた初めてだったと思う。
初めて音を聞いて、それが生ライブだったっていう。
 
たゆたうような、何処か心地良く、力を抜いてゆったり聴ける浮遊感。
その時はそんなにはまるほどではなかったのだけれど。
だけど何故かずっとあの音を聞いた時の心地良さが残っているようで、その後はインターネットの動画とかで音楽を聞くようになった。
 
その後、「Version21.1」が、品川ステラボールZEPP TOKYOでそれぞれオウガのライブを見る機会があって。
多分、その度にどんどん好きになっていった気がするんだよな。
今年はロックインジャパンで念願の野外ライブを見る事ができて、大自然に囲まれて観るオウガの素晴らしさと言ったらなかった。
ただ、あの時にメンバーの脱退決定後、4人で最後のライブだったわけだけど。
 
今回のライブは、ロッキンに行った時に会場先行で発売していたチケット。
整理番号B6番。
多分凄い良い番号な気がするのだけれど、会場に着くまでに色々と手間取って5分前くらいに着いたのがもう、最悪な事の始まりだった気がする。


赤坂BLITZは、復活してから来たのはAPOGEEのライブ以来二度目だったか。
あの時は割と余裕がある立ち位置、まあ満員ではなかったということもあるのだろうが、まさかこんなに超満員とは思ってもみなかったよ・・・。
 
ステージを前に、右側入口付近に無理やり入ったものの、とにかく場所が悪かったとしか・・・もう言いようがない。
入口付近はライブ中でも何でも出入りが激しいので、それに気を取られて集中できないし、今回は私の目の前にいたカップルどもに邪魔されて全く見えない&集中できない最悪な状態だった。
 
18時10分くらいに開演。
まず目の前にいたギャル系の彼女とその彼氏(身長が自分と同じくらい)が割り込んで来て、目の前に来られた時点でステージが一切見えなくなった。
一段上がれば階段がある位置だったので見る事ができたのかもしれないが、後ろにも下がる事ができなくて、とにかく割り込みしてくる人に押されて、壁につかまっていなければ倒れてしまいそうな不安定な位置だったのだ。
そしてようやっとそのカップルが左に流れて行ったと思ったら、その友達と思われるカップル(自分より背が高く、しかも背中にはリュック!)と連れのノッポな男が割り込んできた。
 
この一瞬カップルが左に行った瞬間、ようやく出戸さんのお姿が拝見でき、やっとのれる!音楽の世界感に浸れる!とリズムに乗っていた所で、またしてもリュック&ノッポに邪魔されステージが見えなくなる。
そして無理やり割り込んでくるので後ろに倒れないように支えるので精一杯。
ノッポはオウガライブ初参加だったようだが異常に感銘を受けたらしく、終始ノリノリ。
リュックは元々ファンらしくノリノリ・・・なのはいいのだが、リュックがぐいぐい私にぶつかってくるし押されるしで、こっちとしては溜まったものではなかった。
教訓:リュックは肩から下げるか、ロッカーに入れる!!(怒)
 
そんなほぼ見えない状態の中、そしてこのアルバム「homely」世界観を造り出すように、落とし気味の照明とMCを挟まずにアルバム曲を延々演奏するというスタイルでライブはどんどん進んで行く。
 
今回、メンバー・・・というか出戸さんが話した言葉は、「オウガユーアスホールです」「あと一曲だけやります」だけだった。
19時半には終了した、本当に本当に短いライブ。
色々と邪魔が入って世界感に浸れなかった事もそうだけど、今回アップテンポな曲が全くなかったので、盛り上がりというものが一切なかった。
これは好き嫌いが分かれると思うけれども、Tシャツ×タオルの方は全く拍子抜けするくらい騒げる機会はなかったと、そんなライブ。
もしもうちょっと落ちついた場所で観る事ができていたのなら、こんなライブも悪くないなあと思う反面、やはりいつも演奏してくれる「コインランドリー」とか、昔の曲も演奏してほしいなと思った自分もいたりして。
 
それと、とにかく短いライブだったので、もっと見たかった!聞きたかった!という気持ちが強く、そういった意味では満足できないライブだった。
ただ、これがきっかけで絶対またワンマン行ってやる!と思えたのは事実。
 
オウガユーアスホール、彼らは凄いバンドだ!
3人編成の新生オウガ、彼らは一体どうなっていくのだろう?
今後が本当に楽しみなバンドだ。


セットリスト
 
01.明るい部屋
02.ロープ
03.フェンスのある家
04.ライフワーク
05.作り物
06.同じ考えの4人
07.ふたつの階段
08.マット
09.羊と人
10.ロープ

アンコール:
11.バランス
※10のロープは02のバージョンとはアレンジ違い。バランスも原曲とは違うアレンジのもの