No-music.No-life

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男友だちを作ろう

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お笑い芸人、大学生、ミュージシャン、写真家......。
小説家が、さまざまな男の人と言葉をかわしてゆく。

お友だちとして登場するのは......

会田誠さん(現代美術家)
高瀬正克さん(「支那そばや」店主)
のりたけさん(イラストレーター)
岡田利規さん(演劇ユニット「チェルフィッチュ」主宰)
石川直樹さん(写真家)
スズキタカユキさん(ファッションデザイナー)
長嶋康郎さん(古道具屋「ニコニコ堂」店主)
後藤淳平さん、福徳秀介さん(お笑いコンビ「ジャルジャル」)
石島裕之さん(編集者)
小川てつオさん(アーティスト)
前田司郎さん(劇団「五反田団」主宰)
遠藤寛之さん(大学生)
中原昌也さん(音楽家)
後藤正文さん(ASIAN KUNG-FU GENERATION) の15人。

「恋愛だけじゃ、つまらない」「色んな繋がりがつくれるはず」----。
読み進めるうち、そんな気持ちになってくる。

短篇小説のような味わいに満ちた、最新エッセイ集!


山崎ナオコーラさんの本です。
 
エッセイは苦手なのですが、ゴッチの名があったのでつい借りてしまいました(笑)
ナオコーラさんが目指している「誰にでも分かる言葉で、誰にも書けない文章を書きたい」というものがよくあらわれていて単純に良い、と思いました。
 
私は男と女の友情は成立しないと思っている派なのですが、それでも全く恋愛感情を絡まずに続いている関係というものもあります。
でも、「友達」なのかと問われると、それほど親しい感じでもなくて。不思議な腐れ縁とでも言うのでしょうか?
 
様々な立場・分野で活躍する人、一般人も交えながらナオコーラさんが対談し、相手の思っている事や魅力を自然と引きだしている様は読んでいて興味深かったです。
 
既刊のエッセイ集、「指先からソーダ」は未読なので、機会があったら読んでみようかな。