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2011年10月7日(金) School Food Punishment TOUR2011「Prog-Roid」in 恵比寿LIQUIDROOM

昨年のツアーファイナルも恵比寿リキッドルームだったから、一年ぶりくらいでしょうか。
しばらくライブ予定がなくて絶対今度も行こうと思っていたので、早々とチケットを入手しておいて良かったです。
このライブもSOLD OUTだったみたいですね。


猛烈に仕事がバタバタしていた金曜日。
おまけに一つ一つが厄介で長くて面倒なものばかりで、残業になるのではないか?と危惧しながら、何とか後に回せるものは後にして、と無理やり仕事を終わらせて18時10分くらいには会社を出る事ができたのですが、リキッドルームに到着したのも10分前くらいでギリギリでした。
 
おまけに今回は荷物が邪魔だからロッカーに入れる気満々で行ったのに、財布の中に500円玉しかなくて撃沈。
荷物を持ったままだったので、邪魔にならないようにと右側後方(男子密集地帯)に陣取った所、背が自分より高い人(160cmの私よりも大きいくらい)ばかりで見えづらい。隙間から見ているような状態でした。
SOLD OUTということで、今回もほぼ満員。少しだけスペースが空いているかな、というくらい。


19:05過ぎくらいに開演。
サポートギター・キーボードを交え、6人編成のバンドスタイルでした。
左からサポートギター、ドラム、シンセ、ボーカル、ベース、キーボードという並びで、珍しい横長の設置でした。
 
ボーカルの内村さんは、基本的にボーカルに専念し、後半少しだけギターを持って演奏している感じでしたね。
個人的には、綺麗なワンピースを着ている華奢な内村さんが、ギターをかき慣らしながら歌唱力抜群の歌声を聴かせてくれるのが他のバンドにはない感じで凄く好きなのですが、そういった意味では少し残念だったかな。
 
ただ、ボーカルとシンセの二段使いはヤバい!
何だこの音の厚み!幻想的な余韻!
 
今回のライブは、「耳で楽しみ、目でも楽しめる」ライブだった、の一言に尽きます。
 
VJっていうんですかね?
今回のツアーから、バックスクリーンに映像を映しながらの演奏というスタイルを取り入れたようです。
インディーズ時代のPV等を手掛けていた方々にメンバーが依頼し、沢山の方に映像を作成してもらったよう。
そういえばこの色合い、デザインはインディーズ時代に見かけた事があるような・・・というものがあったり、何処か印象的な日常の風景、斬新なアートワーク、PV風の映像が流れ、その映像と演奏しているメンバー達の光のコントラスト、コラボレーションがとにかく素晴らしくクオリティが高かったです。
 
どちらかというと、そっちに気を取られていたかもしれません(笑)


セットリスト mixiより拝借
 
01.in bloom
02.future nova
03.≠
04.光
05.ウツロウ、サンガツ
06.sea-through communication
07.are
08.ハレーション
09.Ura Omote
10.(「butterfly swimmer」からの)Transition Period
11.flashback trip syndrome
12.RPG
13.light prayer
14.Y/N

EN1
01.Slide Show
02.after laughter
03.free quiet
EN2
01.How to go(新曲)


基本的に内村さんは冗談などをほとんど言わない真面目なMCなので、アンコールの合間に3人の男子メンバーで物販の案内がありました。
 
今回はタオルなどは作らなかった変わりに、バンダナやTシャツ、折り畳み傘など多種多様なグッズを紹介。
Tシャツは前回白いTシャツを着て宣伝したところ、「見づらい」とクレームがあったようで別の色を着て紹介していました(笑)
また、何故か折り畳み傘にピンポン玉?みたいなものとセットになっていて、「今日帰りに雨が降ってもこれさえあれば安心です」とか「宴会や年末年始に傘を回しても喜ばれると思います」と紹介すると、会場から「おめでとう~ございます!」の声も(笑)
 
それと今回のツアーから、ドラムが電子ドラムになり色々な音が出るんですよ、とか(OK!とかいう声も出るのに驚きました)、シンセがグレードアップしてたり、木琴もあったり、ベースに「ヒップショット」というものを付けた事により、チューニングに時間を取られずに一気に一オクターブ音を切りかえる事ができるようになったとか。
その披露の時に、イントロだけですが「you may crawl」を演奏してくれたりとか豪華でした。
男子三人のゆる~いトークについ笑みがこぼれてしまいましたよ。


前回も思いましたが、School Food Punishmentのライブは、男性率が多いですよね。
そして何処かあか抜けない感じの男子が多い。
というのも、ノイタミナ枠のアニメのテーマ曲になるなどタイアップが多いので、アニメファンから流れてきたと思われる人が多いのです。
私は大体ロキノン系のライブばかり行っているせいもありますが、振付の一つから全体的なノリに至るまで、なんか普段と違う気配をビンビンに感じながら(笑)、勿体ないなあとも思ったりしていました。
(違う部分というのは、後ろにいた男が、いちいち「ほー!」と馬鹿デカイ声を出すのがうるさくて堪らなかったり、ステージのメンバーに手を振っていたり、手でリズムを刻む動きが何処か自信なさげな感じだったり・笑)
 
これだけの楽器を前にしても、全く引けを取らない内村さんの歌唱力の迫力、重厚な音を聴かせてくれるバンド全体の演奏力、これだけのクオリティを持っているのだから、もっともっとたくさんの人に聴いて欲しいと思うのです。
 
やはりシンセやキーボードがあるバンド、サカナクションフジファブリック然りもそうですが、良いですよね。
音の幅がぐんと広がるし、聞いていて心地良いですから。
 
またまたノイタミナのアニメタイアップとなっている新曲も披露してくれ、まさかのダブルアンコールも嬉しい2時間でした。
ただ、今回はニューアルバム+シングル(カップリング含め)を中心の編成で、インディーズ時代の曲がなかったのが残念でしたね。
まあこれまで沢山CDを出しているので、聞きたい曲を演奏してくれる確率はどんどん下がる訳ですけれども。。
 
ともあれ、ぜひとも次のツアーにも参加したいなあと思いました。
かなりストレスがたまっていたので、しばし現実逃避ができた素敵なライブでした。