No-music.No-life

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2017-01-01から1年間の記事一覧

ユリゴコロ

父が余命宣告され、さらに婚約者が突如失踪した亮介は、実家で「ユリゴコロ」と書かれた1冊のノートを見つける。そこには人間の死でしか心を満たすことができない、美紗子という女性の衝撃的な告白がつづられていた。亮介は、創作とは思えないノートの内容に…

三度目の殺人

勝つことを第一目標に掲げる弁護士の重盛は、殺人の前科がある三隅の弁護を渋々引き受ける。クビになった工場の社長を手にかけ、さらに死体に火を付けた容疑で起訴され犯行も自供しており、ほぼ死刑が確定しているような裁判だった。しかし、三隅と顔を合わ…

2017年9月30日(土)サカナクション SAKANAQUARIUM2017 10th ANNIVERSARY Arena Session 6.1ch Sound Around

ここ最近、サカナのワンマンのチケットが全く取れません。 キャパが小さい所だと、CD購入先行、各種プレイガイドの1次・2次先行、一般と全滅。 ワンマンに行きたいのにチケットが取れない。 もどかしいです。 チケットが取れるとすれば、武道館や幕張メッセ…

やめるときも、すこやかなるときも

家具職人の壱晴は毎年十二月の数日間、声が出なくなる。過去のトラウマによるものだが、原因は隠して生きてきた。制作会社勤務の桜子は困窮する実家を経済的に支えていて、恋と縁遠い。欠けた心を抱えたふたりの出会いの行方とは。 窪美澄さんの本です。 あ…

東京會舘とわたし<下>新館

「直木賞の時に帰ってきます」 昭和46年、新館への建て替えを経た東京會舘。 緊張で肩を震わす舞台女優、東日本大震災の日、直木賞授賞を知らされた青年…… 優しさと慈しみに満ちた物語は、ついに終章(フィナーレ)へ 辻村深月さんの本です。 「東京會舘」を…

硝子の太陽N ―ノワール―

沖縄での活動家死亡事故を機に「反米軍基地」デモが全国で激化した2月、新宿署の東弘樹警部補は、「左翼の親玉」を取調べることに。その直後、異様な覆面集団による滅多刺し事件が起こる。 被害者は歌舞伎町セブンにとってかけがえのない男――社会に蔓延る悪…

下町ロケット(文庫版)

研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。 そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。 圧倒的な形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製作所。 創業以来のピ…

火星の人

有人火星探査が開始されて3度目のミッションは、猛烈な砂嵐によりわずか6日目にして中止を余儀なくされた。だが、不運はそれだけで終わらない。火星を離脱する寸前、折れたアンテナがクルーのマーク・ワトニーを直撃、彼は砂嵐のなかへと姿を消した。とこ…

銀翼のイカロス

出向先から東京中央銀行本店に復帰した半沢直樹に頭取から大仕事が降ってきた。破綻寸前の航空会社、帝国航空の再建を担当せよというのだ。だが折しも政権が交替。新政権の国土交通大臣は野心にみちた女性閣僚は帝国航空再生タスクフォースを起ち上げ、半沢…

乗り遅れた女

新幹線に乗り遅れたと、東京駅から新潟までタクシーを飛ばした女は、好物のはずの夕食の蕎麦をなぜ残したのか?―「乗り遅れた女」。深夜タバコを買いに出、交通事故に遭った男の妻とその犯人は、なぜ監察医に会いに行ったのか?―「三分のドラマ」。もしかした…

サブマリン

『チルドレン』から、12年。 家裁調査官・陣内と武藤が出会う、新たな「少年」たちと、罪と罰の物語。 伊坂幸太郎さんの本です。 「チルドレン」の続編。 やばい・・・読んで思い出したけど、全然「チルドレン」の内容を覚えていない・・・! というか、…

白衣の嘘

バレーボール全日本の女子大生・彩夏と、彼女を溺愛する医者の姉・多佳子。彩夏の運転で実家に向かう途中、ふたりはトンネル崩落事故に遭ってしまう。運転席に閉じ込められた妹に対して姉がとった意外な行動とは……(「涙の成分比」)。 命を懸けた現場で交錯…

2017年9月18日~20日 京都・滋賀への旅 2日目・滋賀

2日目 滋賀 母が超早起きなので早く起きてしまいましたが、それならばと早めに家を出て京都の有名なモーニングを堪能してきました。 イノダコーヒ本店のモーニング。 珈琲が飲めない私は紅茶を頼んでいますが、クロワッサンとスクランブルエッグ、ハムとサラ…

2017年9月18日~20日 京都・滋賀への旅 1日目・京都

夏休みでした。 今回も母と共に京都・滋賀へ2泊3日の旅行をしてきました。 雨女の私達。9割の旅で雨が降っておりますが、いつもの如く台風が来ておりました。 18日出発予定で前日の17日の深夜から明け方にかけての台風の影響で、18日当日も強風。 しかし心配…

奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール

「愛のために」「イージュー★ライダー」「さすらい」など数多くのヒット曲を世に送りだしてきた奥田民生を敬愛する35歳の編集者コーロキ・ユウジは、ライフスタイル雑誌の編集部に異動することに。不慣れな環境に苦労しながらも日々奮闘していたある日、仕事…

黒い結婚 白い結婚

結婚は墓場かパラダイスか?人気作家7名が結婚の謎に迫る。 〈黒い結婚篇〉 中島京子、窪美澄、木原音瀬、深沢潮 〈白い結婚篇〉 成田名璃子、瀧羽麻子、森美樹 色々と斬新な本でした。 女性作家のみ、「結婚」をテーマにした話なんて、ありがちなパターンの…

増補改訂版 「守り人」のすべて

バルサとタンダの日常を描く、書き下ろし短編「春の光」、 「守り人」シリーズの登場人物事典や百科事典から、 作家・佐藤多佳子さんや、翻訳者・平野キャシーさんとの対談、 上橋菜穂子著作紹介まで、一挙収録! 増補版では、さらに 旅の日々のバルサを描い…

セイレーンの懺悔

少女を「本当に殺した」のは誰なのか――? 葛飾区で発生した女子高生誘拐事件。不祥事によりBPOから度重なる勧告を受け、番組存続の危機にさらされた帝都テレビ「アフタヌーンJAPAN」の里谷太一と朝倉多香美は、起死回生のスクープを狙って奔走する。警察を尾…

失踪都市:所轄魂

老夫婦が住んでいた空き家で、男女の白骨死体が発見された。行方不明になっていた夫婦の銀行口座からは二千万円が引き出されていることが判明。捜査を進めると、他に高齢者が三組、行方不明になっていることもわかった。立て続けに起った高齢者失踪事件。し…

これは王国のかぎ

最低最悪の誕生日。泣き疲れて眠って目覚めたら、そこはチグリスの河口だった!不思議な力を持つ魔神族として、見知らぬターバンの青年と旅することになった「あたし」。荒れ狂う大海原、灼熱の砂漠。辿り着いた都では王家の騒動に巻き込まれ…。 荻原規子さ…

バルサの食卓

バルサとチャグムが熱々をかきこんだ〈ノギ屋の鳥飯〉、タンダが腕によりをかけた〈山菜鍋〉、寒い夜に小夜と小春丸が食べた〈胡桃餅〉、エリンが母と最後に食べた猪肉料理……上橋作品に登場する料理は、どれもメチャクチャおいしそうです。いずれも達人の「…

炎路を行く者 守り人作品集

『蒼路の旅人』、『天と地の守り人』で暗躍したタルシュ帝国の密偵、ヒュウゴ。彼は何故、祖国を滅ぼし家族を奪った国に仕えるのか。謎多きヒュウゴの少年時代を描いた「炎路の旅人」。そしてバルサは、養父と共に旅を続けるなか、何故、女用心棒として生き…

流れ行く者 守り人短編集

陰謀に巻き込まれ父を殺された少女バルサ。親友の娘である彼女を託され、用心棒に身をやつした男ジグロ。故郷を捨て追っ手から逃れ流れ行くふたりは、定まった日常の中では生きられぬ、様々な境遇の人々と出会う。幼いタンダとの明るい日々、賭事師の老女と…

天と地の守り人<第3部>新ヨゴ皇国編

ロタとカンバルがうごいた! 北の諸国のうねりを背に、瀕死の故国へ帰還するチャグムに父との対決の時が迫る。緒戦の犠牲となったタンダの行方を必死に探し求めるバルサ。大地が揺れ、天変地異が起こるとき、金の鳥が空を舞い、地を這う人々の群れは、ひたす…

天と地の守り人<第2部>カンバル王国編

再び共に旅することになったバルサとチャグム。かつてバルサに守られて生き延びた幼い少年は、苦難の中で、まぶしい脱皮を遂げていく。バルサの故郷カンバルの、美しくも厳しい自然。すでに王国の奥深くを蝕んでいた陰謀。そして、草兵として、最前線に駆り…

天と地の守り人<第1部>ロタ王国編

大海原に身を投じたチャグム皇子を探して欲しい──密かな依頼を受けバルサはかすかな手がかりを追ってチャグムを探す困難な旅へ乗り出していく。刻一刻と迫るタルシュ帝国による侵略の波、ロタ王国の内側に潜む陰謀の影。そして、ゆるやかに巡り来る異界ナユ…

蒼路の旅人

生気溢れる若者に成長したチャグム皇太子は、祖父を助けるために、罠と知りつつ大海原に飛びだしていく。迫り来るタルシュ帝国の大波、海の王国サンガルの苦闘。遥か南の大陸へ、チャグムの旅が、いま始まる! ──幼い日、バルサに救われた命を賭け、己の身ひ…

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

夏休みの登校日。中学生の典道と祐介は、なずなの前で競泳対決をすることに。典道は、競争のさなかに水中で不思議な玉を見つける。一方祐介は競争に勝ち、なずなに花火大会に誘われる。放課後、皆が打ち上げ花火のことで盛り上がっている中、なずなが母の再…

私をくいとめて

黒田みつ子、もうすぐ33歳。一人で生きていくことに、なんの抵抗もない。だって、私の脳内には、完璧な答えを教えてくれる「A」がいるんだから。私やっぱり、あの人のこと好きなのかな。でも、いつもと違う行動をして、何かが決定的に変わってしまうのがこ…

小説 言の葉の庭

また会うかもね。もしかしたら。雨が降ったら―。雨の朝、静かな庭で2人は出会った。靴職人を志す高校生の孝雄と、謎めいた年上の女性・雪野。迷いながらも前に進もうとする2人は、どこへ足を踏み出すのか。 新海誠さんの本です。 実は新海作品の中で、一番…