No-music.No-life

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音楽レビュー(練習中)

きのこ帝国「猫とアレルギー」

名盤きました。 私はきのこ帝国を知ったのが本当にここ最近のことで、インディーズで活躍している頃の曲はほぼしりません。 確かラジオで聞いて気になると思ったんだったか・・・。 それで前作の「フェイクワールドワンダーランド」を買うか買うまいか迷って…

禁断の多数決「アラビアの禁断の多数決」

名盤である。 禁断の多数決2枚目のアルバム「アラビアの禁断の多数決」が発売された。 怪しげで、しかし聞いているうちにどんどん深みにはまっていく。 恐ろしい吸引力。そしてこの今風でいて多国籍的な音楽性が癖になる。 私が禁断の多数決を知ったのは、…

~ポップなロックから、ダークなロックへ~ TOY 「A City's Guidebook」

2010年6月9日。 TOY、待望の1stフルアルバム「A City's Guidebook」が発売された。 先行シングル「そんな夜」、「バスの行方」は勿論、1stミニアルバムに収録されたいた「雨の街うわのそら」や、現在完売になっている「COLOR」に収録されていた「たそがれス…

スムルース「チェンジ・ザ・ワールド」(短い短い「アルバムレビュー」)

「朝から晩まで聴いていたい」 これは、スムルースが立ち上げたレーベル・痛快レコードよりリリースされた彼らの4thアルバムチェンジ・ザ・ワールドを聴いた後に率直に思った感想である。 大抵の人なら多分、朝眠い目をこすりながらも無理やり体を起こし…

「忘れる」という過去から「ありがとう」という未来へ -音速ライン-

青い空 真昼の月 心が透けて見えるようだ なぜなんだろう? こんな日は 今さら君に逢いたい え?これがあの、音速ライン? そう思わずに入られない程、ニューシングル真昼の月を聴いた時の驚きは大きかった。 始めから力強いサウンドで聴き手の心をするりと…

彼らの次のステージは・・Base Ball Bear 「抱きしめたい」

春の柔らかな風の中、一人の女性が立っている。 ふいに強く吹きつけた春風。 目を細めながら、広がる髪を押さえる女性。翻るスカート。 女性の後ろでは、優しく桜の花びらが舞い落ちる。 それを優しい眼差しで見つめる青年- これは、私がBaseBallB…

彼らは何故歌うのか?TOY 「雨の街」

聴いた瞬間に浮かんでくるのは、どんな風景なのだろう? 緩やかに上昇するイメージ。青空の下、自転車のペダルを漕ぎながら・・何処までも行けるかのような。 TOYというバンドの音を聴くと、決まってそんなイメージが目の前に広がるのだ。 2004年、ボー…

Base Ball Bear 「『夕方ジェネレーション』から『C』へ」 ②

そして3曲目に祭りのあとを持ってきたところがまた憎い。 既にJAPAN COUNTDOWNのエンディングテーマ曲としても馴染み深いこの曲は、一度聴いたら長いこと私の頭の中でリピートされていて、その余韻に浸っていたのだが・・この曲がまた素晴らしいのである。 …

Base Ball Bear 「『夕方ジェネレーション』から『C』へ」

2006年の音楽シーンを振り返ってみると、実に様々なアーティストが飛躍を遂げた一年だったように思う。 2005年、「粉雪」がロングヒットし、3rdアルバム「HORIZON」を発表、人気アーティストしてその地位を確立したレミオロメン。 ガール…

レミオロメンの描く軌跡

その頃は、まだ無名だった。 一度聞いただけでは覚えられないような。 そんな複雑なバンド名。 しかし、一度聞いただけで私は彼らの『音』を忘れられなくなった。 レミオロメン 不思議な名前の 3ピースバンド。 初めて彼らの音を聴いたのは、2003年、A…

GRAPEVINE 「deracine」

上手く書けるかは分からないです。 だけど、書きたかったので。 - - - - - - - - - - - - 思えば最近、すっかりバインを聴かなくなっていた。 ストレートなギターロック。 一度聴いただけで耳に残る歌詞。 まだまだ完璧とは言えない演奏。 そん…

いい意味での青臭さ 「つばき」

「何か青臭いっていうか・・・」 友人に、何かお薦めの音楽があったら貸してくれと頼まれ、私はつばきを貸した。 その時に友人が言った言葉が、これである。 青臭い、か。 人によりけりだとは思うが、青臭いとはどんな意味だろう? 【青臭い】アオクサイ 1 …

レビューではありません。

ランクのアルバムといえば、最近ずっと「月と手のひら」ばかり聴いていました。 だけどたまには、「地図」でも聴きながら通勤しようと思い朝の通勤時に車の中でCDをかけていました。 そうしたら、思い出すんです。 去年の今頃のことを。 猛暑。 暑い夏。 …

一度聴いたらもう虜-フジファブリック

夕暮れの路面電車 人気はないのに座らないで外見てた 暇つぶしに 駅前の 花屋さんの娘にちょっと恋をした 私が彼らの存在を初めて知ったのはいつだっただろう。 あの時の私は彼らについてあまり興味を持ちはしなかった、という事だけは覚えているのだが。 タ…

月とてのひら/ランクヘッド

番外編。 書かずにはいられなかったので、レビュー?でも書いてみます。 相変わらずぐだぐだで申し訳ないですが・・・。 『月とてのひら』ランクヘッド (01.月光少年) 冒頭から期待が高まっていくような音。 何かが始まるような、それがきっといいことで…

いつでもそばに、スムルース

「ため息はどこまでも白く遠く どんなに想っても君はいない 凍えそうに声は君に届かない」 「シェイク ツイスト モンキー J・B ゴーゴー 疲れ知らず ブレイク フラッシュ 盆 ジュリアナ 太極拳 さあ 踊るのです」 「カルピス飲んで元気になろう カルピス飲…

男泣きギターロック、音速ライン

『藍染の色に思い出浮かべて 夕凪の橋で君を思い出せば 忘られぬ想い この胸焦がして 夕暮れの色に 切なきこころ』 /夕凪の橋 不覚にも涙がこぼれてしまった。 音速ラインのメロディーにはどこか切なさや哀愁が漂っている。そしてそこに歌詞をのせると、瞬く…

「ランクヘッド」という音楽

ランクヘッドというバンドは、孤独や悲しみ、痛みや希望を飾らない言葉で表す事が出来るバンドだと思う。 それは時に日常の些細な出来事だったり、夕暮れ時の景色であったり。 ランクヘッドの歌を聴いていると、自分がその歌の主人公になったような気分にさ…