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禁断の多数決「アラビアの禁断の多数決」

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名盤である。
 
禁断の多数決2枚目のアルバム「アラビアの禁断の多数決」が発売された。
 
怪しげで、しかし聞いているうちにどんどん深みにはまっていく。
恐ろしい吸引力。そしてこの今風でいて多国籍的な音楽性が癖になる。
 
私が禁断の多数決を知ったのは、某ラジオ番組のエンディングテーマとして流れていた「透明感」である。
 
淡々とした女性ボーカル。
高温の透明感あふれる声なのに、何処か屈折しているような不思議な魅力を感じた。
 
早速1枚目のアルバム「はじめにアイがあった」を購入した。
出会いの一曲「透明感」は勿論、20曲(!)の収録の中、男性ボーカルの歌もあり、かなり個性的な一枚であった。
 
しかし好きな人にはたまらないだろうが、一枚目のアルバムはかなり癖があり、万人受けしないだろうな、という漠然とした思いも抱いていた。
そんな中での2枚目のニューアルバムの発売である。
 
今回は買うか買うまいか迷ったものの、同じくラジオのエンディング曲として流れていた「トゥナイト、トゥナイト」の怪し過ぎる魅力に取りつかれた私は、意を決して二枚目のアルバムを購入するに至ったのである。
 
そして、結果。
買って良かった。
いや、むしろ買わなければいけない名盤だった。
 
癖の強い一枚目と比べると、格段と聞きやすい。
歌ものが多いこと、今風の音楽でありながら、「アラビアの」と銘打っているように、アラビアンな雰囲気の「勝手にマハラジャ」があれば、何度もリピートしてしまう「真夏のボーイフレンド」や癖になる「くるくるスピン大会」、しっとり聴かせる「フライデイ・ナッツ」などなど、捨て曲がない。
 
そして今に至るまで毎日延々とリピートして聴いているが、飽きない。
聴けば聴くほど禁断の多数決の魅力にはまっているのである。
 
MVを見る限り怪しげな集団にしか見えないし、実際私はこのアーティストが楽器を持って演奏している人たちなのか、どういう集団なのかを全く知らない。メンバーは何人?どういう人たち?と知識がないのだが、そんなことはどうでもいいくらいこのアルバムは名盤である。
 
とにかく気になる人は聴いてみてほしい。