No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

レビューではありません。

イメージ 1

ランクのアルバムといえば、最近ずっと「月と手のひら」ばかり聴いていました。

だけどたまには、「地図」でも聴きながら通勤しようと思い朝の通勤時に車の中でCDをかけていました。

そうしたら、思い出すんです。
去年の今頃のことを。

猛暑。
暑い夏。
居心地の悪い部屋。
地図。
そして、好きだったあの人のことを。

あの頃、好きだった人から電話がかかってくる度、着うたとして使っていたのが「白濁」
そして何故か切なくなるのは、「夜光バス」
楽しかった思い出が浮かぶのは「千川通りは夕風だった」

「凄くいいよ!」
とランクを薦めて、ついにあの人もアルバムを買ってくれたんだった。

自分の好きな音楽を、いいと言ってくれる。
しかも好きな人に。
とてもとても嬉しかった。

でも・・あれもこれも。
あの時リアルに感じていた思いは全て過去のものになっていて。
いつの間にかこのアルバムとも疎遠になっていた。

久々に聴いた「地図」は
歌詞が痛い程自分に突き刺さるのでした。

01.音

イントロだけの音だけど、これから始まる何かを感じさせてくれる。
期待感。

02.冬の朝

『負け犬でもいいから逃げ出したい
なあ、強くはなれないよ 疲れてしまったよ』

今の心境。
逃げ出したい。
もう全てを捨てて。
だって強くはなれっこないから。

だけど・・

『なあ、強くはなれないよ 
         強くなりたいよ』

そう思っている自分もいる。

03.プリズム

『今日という日を心で笑って泣いて生きていよう
       いちいち季節や天気を気にしていよう
 いつか僕らは心で笑えなくなるかもしれない
       それでもいつも明日を信じていたい』

心で笑って、泣いて生きていますか?
私は・・今の私は?

心に余裕がなくなっても、移り変わる季節の匂いや風景をいつまでも感じていたい。

04.白い声

『誰の心にも触れないで
  透明なように生きることが
 恐くない日なんてなかったよ
  迷わない日なんてなかったよ』

誰にも関わらなければ・・傷つかない?裏切られない?

でも、人と触れ合わなければ喜びにも人の優しさにも気付けない。

05.夜光バス

『もし僕が死ぬときは涙などみせないで
             なんて事を思いつつも
 本当はやっぱり少しだけ泣いてて欲しい
             誰かの心に居たい』

『僕は何かを確実に失いながら
        それでも何かに向かいながら生きていくんだ』

一言一言がつきささります。
地図が発売される前に行った、去年のワンマンライブで初めて聴いた歌。
冒頭の歌詞が頭から離れなくて、特に印象の残っている曲。

そういえばその日に、初めて好きだった人に出会ったんだった。

06.白濁

『君は言っていた
   真っ白なままで生きていきたいんだと
 君は知らなかった
   白ほど染められやすい色はない事を』

白は何ものにも染められない純粋な色だと思っていたんです。
でも、本当はすぐに何かによって違う色に染められてしまいやすい色だったんだね・・。

明るめなサウンドだけに、何だかちょっと痛い。

07.その間5メートル

『そういえば今日は一言も声を出してないことに気づいて
 急に不安になって僕は なんとなしに声を出してみる
 あー
 ちゃんと声は出た
 ほっとした
 ばかみたいだ』

ごくたまに、一日をほとんど誰とも喋らずに過ごしてしまう日がある。
その時よく頭に浮かんでくるのがこの曲。

何だか、誰とも話していない日って不安になる。
人と関わりたくないなんて思いながら・・何だか不安になる。

なんでかなあ。

08.前進/僕/戦場へ

『僕はこの足で歩いていかなければいけないんだよ
どんな遠い道も 僕はこの足で歩いてゆく』

前向きソングは大嫌いだけど、この歌はちょっと別格。

堕ちて堕ちて堕ちて堕ちたら・・・ゆっくり浮上していけばいいんだよ、って言われているみたいな。
安心感。

09.灰空

『もう何も見たくないと そう思っていたその時に
 何処からか夜がやってきて 僕から色をさらっていった
 闇が空を隠してくれた もう僕は何も見ないですむ』

空は青いって思ってた。
でも、この歌を利いて見上げた空は確かに灰色にくすんでた。

くすんだ空なんて見たくもないけど、無数の星が散らばっている星空なら見てもいい。

そうしたら少しは、空が好きになるかな。
空なら、雲ひとつない青空がいいな。

10.三月

『つまずきながら もがきながら
 時には後ろを振り向いたり
 休んでみたり 頼ってみたり
 誰かに寄りかかってみたり

 それからまた前を向きなおしていけばいい』

前向きじゃないことは、悪いことだ良くないことだと思われる世の中で。
時には後ろを振り向いてもいいと歌うこの歌に救われる。

誰かに頼ることも得意じゃないけど。
でも、休んでみたりしてもいいのなら・・一歩ずつだけど進めそう。

11.千川通りは夕風だった

『時々僕はとてもくだらない事で悩んで
    一人ぼっちでどうしていいかわからずに途方にくれる
 たまにはそんな日でも悪くないな』

夕日をバックに、自転車を飛ばしているような。
そんな情景が浮かんでくる。

いつも人から見ればくだらないことでいちいち悩むけど。
たまには、たまにだったら・・・そんな日があってもいいよね。

12.金木犀

『あったのは期待と不安だけ』

金木犀の花が大好きだ。
あの香りと・・散ってしまうまでの短い時間。

金木犀は私にとっては魔法みたいなもので。

金木犀の香りを嗅ぐと・・凄く凄く幸せになれるのだ。

いつもはね、期待よりも不安や葛藤。

いつまでもいつまでも金木犀が咲いていればいいのに。


というわけで、心に突き刺さった歌詞を並べてみました。
レビュー・・時間がかかるのでなかなか更新出来なくて駄目だな。
もっともっと練習しなくちゃいけないのに。

頑張ります。