荻原規子さんの「RDG」シリーズ最新刊。
これで終わりなのでしょうか?
RDGのシリーズ終了後、よもや続編を読める日が来ようとは・・・!
新刊発売の情報を入手し、とても楽しみにしておりました。
相変わらず酒井駒子さんのイラストは素敵。真響が表紙でとても可愛らしいのでそちらも注目。
本編は一応完結しているので、今回はスピンオフ的な位置づけでしょうか。
深行目線の中学時代の話と真響目線の現在の話が収録されています。
深行の話は本編のあの時こう思っていたんだ!とか、実はこういう事があったのね、と言った補足的な意味合いでも楽しめますが、泉水子に対する気持ちが少しずつ柔らかいものに代わっていっている様が見えるのも微笑ましいです。
ただ、やはりシリーズも最初の頃の話となるとかなりうろ覚えで・・・
あれこれはなんだったっけ?と思う事もちらほらあり、ちょっともったいなかったかも!
真響の話は最近の話でもあり、そうそう、そんなこともあったなあ!と思いながら読めて楽しめました。
宗田家の話はかなりふか~い内容な気がするので、最早このスピンオフでも描ききれていない感!
凄く今後が気になるじゃないか!!
という訳で一応話は完結しているのですが、シリーズ2みたいな続編をぜひとも期待したいところです。
でも荻原さんは一度完結させてスピンオフも書いたら続きは書かなそうだなあと思ったりはしています。
泉水子がどんどんたくましくなっているし、チーム姫神の活躍?も気になるところです。
(4点)