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ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女(下)

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NSAのネットワークに侵入したのはリスベットだった。彼女はある目的のため、この犯罪組織を追っていたのだ。犯罪組織のリーダーはサノスと呼ばれていた。一方ミカエルは、セルネル社が『ミレニアム』編集部から彼を追い出そうとしていることを知るが、さらに衝撃の事件が発生する。万全の警備システムを設置し、自閉症の息子と暮らすバルデルの家が襲撃されたのだ。警察の捜査が開始され、リスベットと連絡を取ることに成功していたミカエルも独自に調査に乗り出す。だが、今度はバルデルの息子に魔の手が伸びてきた。全力で息子を護るミカエルとリスベット。やがて一連の事件の背後に、リスベットの知られざる過去が大きく関わっていることが明らかになる。そして、リスベットに犯罪組織の暗殺者たちが、さらにはNSAの追っ手が迫る!

ダヴィド ラーゲルクランツさんの本です。

やはりこのシリーズは下巻になると急激に面白くなります。
作者が変わってもそれは変わらなかったですね!

絶世の美女・リスベッドの妹、カミラの魔の手がいよいよ迫る展開。
さすが修羅場をくぐりぬけてきたミカエルは直前におかしいと気付き、機転を利かせて難を逃れましたが、
まさかミレニアムで筋のある仕事をしているあの彼がターゲットになってしまうとは・・・!

4巻の物語は鮮やかに解決をして終結しますが、これだけはやはり心残りな展開でしたね。。

リスベッドの強靭さとハッカーとして最強の腕前、ミレニアムチームのミカエルとエリカの経営者、ジャーナリストとしての手腕。
ブブランスキーを始めとする警察部隊の頼もしさ(内部でぐだぐだはあるものの)。

事件的には解決したものの、これらの包囲網から巧みに逃れたカミラが再びリスベッドの前に現れる日は近いか。

今回も非常に楽しんで読むことができました。
次はシリーズ5巻へ(予約待ち中)。

(4.5点)