女性調査員リスベットにたたきのめされた後見人のビュルマンは復讐を誓い、彼女を憎む人物に連絡を取る。そして彼女を拉致する計画が動き始めた。その頃ミカエルらはジャーナリストのダグと恋人ミアが進める人身売買と強制売春の調査をもとに、『ミレニアム』の特集号と書籍の刊行を決定する。ダグの調査では背後にザラという謎の人物がいるようだ。リスベットも独自にザラを追うが、彼女の拉致を図る者たちに襲撃された!
スティーグ・ラーソンさんの「ミレニアム」シリーズ第２弾。
二部から面白くなるから、一部は頑張って読んで！と薦められた本シリーズ。
心配は杞憂で、第一部の下巻から面白くなってきたのですが、期待の第二弾。
あ、やばい、面白い。
第一部で鬼のようなヴァンゲル一家の名前が覚えられない地獄から解放され、今回出てくるのはハリエットのみ。しかしこのハリエットとも関係するようになる、相変わらずモテ男のミカエル(笑)
しかしそんなミカエルと一時期仲が深まったはずのリスベットは、ミカエルを避け続けている。
あの事件が終わって以降はリスベットがミカエルと距離を置き、お互いに姿を見かけはしても話をするということもなくなっている。
そんな接点がなくなってしまった二人。
二部はどんな話が？と思って読んでいると、どうやら謎多き女、リスベットの過去が絡んでくる様子。
実は双子だった！という新事実と、最低後見人のビュルマンが企てるリスベットへの復讐劇がどう繋がっていくのか。
一方、ミカエル達も新たな記事、本の出版に向けてある社会的問題を追うことに。
しかし出版を目前と控えた時、当の記事を書いていた人物が殺され・・・リスベットの指紋がついた拳銃が現場に残されていた・・・！
その拳銃はビュルマンの所持するもの。
しかしビュルマンの死体も発見され・・・・
大部分、リスベット視点で話が進んで行くのだけど、事件が起こってから全く登場しなくなるのが、思わせぶり。
犯人は別にいるだろうとは思うけど、どうしてこうなってしまったのかが全然分からない。そして気になる！
次は下巻に行きます。
第三部上下巻も借りてきちゃいましたよ。
（4点）
