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エチュード春一番 第一曲 小犬のプレリュード

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「あなたの本当の目的というのは、もう一度人間になること?」
大学生になった春、美綾の家に迷い込んできたパピヨンが「わしは八百万の神だ」と名乗る。はじめての一人暮らし、再会した旧友の過去の謎、事故死した同級生の幽霊騒動、ロッカーでの盗難事件。波乱続きの新生活、美綾は「人間の感覚を勉強中」の超現実主義の神様と噛み合わない会話をしながら自立していく──!

荻原規子さんの本です。
 
「RDG」完結後、荻原さんの新シリーズということで、書店で見かけて気になっていました。
 
いつもの如く1巻は序章的な感じで大きな動きはないものの、八百万の神らしいパピヨンと大学生の美綾が今後どうなっていくのか楽しみですね。
 
事故死したらしい同級生の幽霊が見えるという小学校の時の同級生は曲者でしたね。。
何となくそうだろうなとは思っていたけど、こういうのが一番タチが悪いと思いますわ。。
 
人間化に向けて調整中の八百万の神。そんな人間化した姿にときめいた美綾との間に、何か恋愛めいた展開は期待できるのでしょうか。
 
今回は振り回された挙句、結局人間が一番怖いわね、という展開だったので次巻に期待です。
荻原さんの作品は2巻から急に面白くなる傾向なので(笑)
 
(3.5点)