No-music.No-life

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天空のミラクル

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ほかの人には見えないものが、見えてしまう。そんな不思議な能力をもつ自分にとまどい、心を閉ざしていたさやかは、童話作家の叔父の洋館に引っ越すことに。知らない街でのスタートは友だちに恵まれ、叔父の担当編集者とも仲良くなっていく。はじめて手にした愛しい日々、だがそこに不吉な影が忍びよる―。街に封印された歴史の謎、人間が生み出した魔物のかなしみ…。

村山早紀さんの本です。
 
村山さんといえば、「風早の街」ですが、今回も舞台は風早の街!
 
安定のクオリティなんですが、元々児童書向けに書かれていたファンタジーということもあって、大人になった自分にはすんなり受け入れられなかったみたい。
 
地味で人を遠ざけてしまう主人公の女の子は、人には見えない物が見える力を持っている。
 
その不思議な力によって、ファンタジックな展開になっていく訳なんですが、私の心がすたれ過ぎてあんまり入ってこなかったなあ。。
 
ページ的にも少なめなのでさらっと読めるんですが、物語的にもさらっとし過ぎちゃってあまり残らない印象。
 
伯父さんと編集者の大人二人は良いキャラをしていたのだけど、子供達のキャラはあんまり・・・だったかなあ。
 
村山さんといえば「コンビニたそがれ堂」シリーズのイメージで、そちらはかなり好きなシリーズなので、単純に好みの問題だったと思います。
 
児童書も最近ご無沙汰だったからかしら。
子供の頃のようにこういう物語に夢中になれなくなってしまうのなら、大人になるって悲しいことですね。。
(3.5点)