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ZOO(再読)

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毎日届く恋人の腐乱死体の写真。彼女を殺したのは誰か?「犯人探し」に奔走する男を描く表題作他、書き下ろし新作を含む10編収録。


乙一さんの本です。

 
中田永一さんの本を最近読む機会が結構あったので、乙一としての作品を読むのは凄く久しぶりかもしれない。
この作品、数年ぶりの再読でした。
 
ZOOの印象と言えば、昔映画化された時に映画を観に行ったのですが・・・その完成度の高さに感動したことでしょうか。
 
久しぶりに「SEVEN ROOMS」を読み返したら、理不尽に殺される運命に巻き込まれた主人公達の緊迫感、絶望、微かに見出す希望にすがり着こうとする焦りのような気持が伝染し、惹きこまれました。
 
映画化もされた「SO-far そ・ふぁー」「カザリとヨーコ」が印象的。
個人的には「神の言葉」の何ともいやあな感じが一番印象的だったかも。
 
この頃の乙一さんの作品、勢いがありましたよねえ。
乙一、白乙一と区分けするならば黒寄り。
 
この作品も好きです。
(4点)