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話虫干(はなしむしぼし)

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とある町の図書館に出没する話虫(はなしむし)。漱石「こころ」のなかに入り込み名作はメチャクチャに。架空の物語世界を舞台に図書館員たちの活躍が始まる。


小路幸也さんの本です。
 
これは・・・
夏目漱石の「こゝろ」を知らないとほとんどちんぷんかんぷんかも?
 
いや、でもむしろ読みこんでいる人の方が読みづらいか?
うーん、どっちが良いのかなあ。
 
小路さんの作品は、割とそつなく楽しめるのですが、時に世界感が掴めないまま読み終えてしまう作品もあります。
虫干しとは聞きますけど、「話虫干」って何?
――という設定については面白かったのですが、どうにも読みづらい印象がぬぐえませんでした。
 
夏目漱石を読んでいたらちょっとは違ったのかなあ?
 
ただ、表紙イラストとは凄く雰囲気が合っていて良いです。
でも私にはちょっと合わなかった作品のようです。
 
(3.5点)