弱小だった神別高校野球部が、北海道の旭川支部予選を勝ち抜いていく―。彼らの不思議な強さの「秘密」に興味を持った全国紙スポーツ記者の前橋絵里は、やがて、ナインが甲子園を目指す特別な「理由」を知ることになる。その「秘密」と「理由」の中心には、見た目はそっくりながら性格は対照的な、エースピッチャーの青山康一とセンターの健一という双子の存在が…。
小路幸也さんの本です。
高校野球が好きです。
球児達の活躍を見ると、青春だなあとしみじみ思ったり。
そんな高校野球が好きな私ですら、ちょっと難しいと思ってしまった本作。
本筋はいつもの小路さんという感じで安心して読めるのですが、大半がやはり野球に関する話になってくるので、野球の専門用語がゴロゴロ出てくるのです。
詳しいというほど野球も詳しくないので、専門用語がちんぷんかんぷんな部分が結構ありました。
野球が嫌いな人は読むのがちょっと辛いかもしれません。
これは続編があるという前提で書いているのかな？
ラストにかけてようやく物語が動き出したという手ごたえがあったのだけど、ページ数が残り少なくて大丈夫？と心配になりました。
続きがありそうな終わり方です。
次は甲子園での活躍を見る事ができるのでしょうか？
（3.5点）
