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センセイの鞄

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駅前の居酒屋で高校の恩師と十数年ぶりに再会したツキコさんは、以来、憎まれ口をたたき合いながらセンセイと肴をつつき、酒をたしなみ、キノコ狩や花見、あるいは島へと出かけた。歳の差を超え、せつない心をたがいにかかえつつ流れてゆく、センセイと私の、ゆったりとした日々。谷崎潤一郎賞を受賞した名作。


川上弘美さんの本です。
 
川上さん、以前知人に借りたのですが、「あー私この作家さんの作品ダメかも」と思った作家さんでした。
それでも何冊か読んで、それがたまたまその作家にとっての微妙な作品の一つだった、ということが割と頻繁にあるので(三崎亜記さんとかそうだった)、一冊だけでは判断しないようになるべくしているんですがね。
 
地震で家に帰れなくなり、一時的に身を寄せた妹の部屋にあった本棚を見ると、恐ろしく私と被らないセレクトにある意味驚きながら(村上春樹やら江國香織やら)、その中にあった川上さんの作品を見つけて私は言いました。
 
私「私、川上弘美苦手なんだよね・・・・・・」
 
妹「まあ作品によっては微妙なのもあるけど、これとこれは面白いよ」
 
と、妹がセレクトした二作のうちの一作。
 
ごめん妹よ。
姉はやはり川上さんの作品が肌に合わない。
一応もう一冊借りたやつも読んでみるけど、以前読んだ作品を含めて私、やっぱりこの人の作風がダメだ・・・。
レビューの評価は高いから、好みの問題だと思う。
で、はっきり言ってしまうと私はこういう作風が好きじゃない、と。
 
何も起こらない日常を描くのは、一番難しいと思う。
それでも他の作家さんのやつとかは大丈夫なんだけどね。
どうも川上さんは・・・・。
 
もう一つ借りた次の作品で、もう肌に合わないなと思ったら多分もう読むことはないと思います。
うーん。
月子は月子でも、辻村深月さんの月子は大好きなんだけどなあ。