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2010年下半期 お薦め本 ベスト10

私の中で、不動の一位の辻村深月さん作「子どもたちは夜と遊ぶ㊤㊦」及び、人生のバイブル豊島ミホさんの「底辺女子高生」は除外させていただきます。
その上で、更に再読した道尾秀介さんの「ラットマン」、豊島ミホさんの「檸檬のころ」、有川浩さんの「クジラの彼」、辻村深月さんの「名前探しの放課後㊦」も除外。
※ちなみに、これらはすべて5つ☆評価です。
 
2010年は、260冊読破しましたが・・・
2010年のまとめを書く前に、一旦下半期ベストを紹介させていただきます。
ちなみにランキングでは選べないため、羅列にてお許しを。


1.みをつくし料理帖シリーズ/高田郁イメージ 1
「花散らしの雨」「想い雲」「今朝の春」
 
このシリーズ、外れがありません。
書き下ろしの文庫ですので、購入しても絶対損はない!
 
女料理人の澪がぶつかる数々の試練、周囲の人間の優しさと叶わない想い人への淡い恋。
辛い事ばかりの現状に、それでも負けずに立ち向かっていく澪に涙します。
大好きなシリーズです。
 
「花散らしの雨」
「想い雲」
「今朝の春」
 
 
映画化もされ、話題になっていた作品。
何となく敬遠して読まずにいたことをひどく後悔した程面白かった作品でした。
周囲の人が面白いって絶賛していた理由が読んで分かりました。
 
3.光待つ場所へ/辻村深月イメージ 4
 
講談社から発表している作品のスピンオフ短編集。
基本、自分が好きなシリーズ(凍りのくじら、名前探しの放課後、僕のメジャースプーン)のスピンオフには弱いです。
好きなキャラが出ているだけではなく、しっかり読ませてくれる作品なのも良いです。
 
ぜひとも今後も書いて欲しいですね!
 
 
友達にお薦めされて、恐る恐る読み始めたら面白過ぎて一気読みした作品。
高野さん、全く知らない作家でしたが(恥ずかしながら)、
いや本当にこれは面白かった!
 
ぜひぜひ読んでみて欲しいです。
 
 
5.マジカル・ドロップス/風野潮イメージ 6
 
たまたま図書館で手にし、全く期待しないで読み始めたら面白くてびっくりした作品でした。
 
タイムカプセルに残されていたドロップを舐めると、突然体が若返ってあの頃の姿に戻っていた!
という凄い話。
ファンタジー展開なのに、だけど何か大切なものに気付かせてくれる話。
とても読みやすく、読後感も爽やかでお薦めです。
 
イメージ 76.グラツィオーソ/山口なお美
 
吹奏楽関連の話は、ほぼ間違いなく面白い!というのが私の持論なのですが、
いやいや本当にこの話も面白かった!
 
朝日新聞の日曜版の本の記事はかかさずチェックです。
広告面に気になる作品が紹介されていたりするんですよね。
確かこの作品もそこで知ったような。
 
7.銀二貫/高田郁イメージ 8
 
みをつくし料理帖シリーズでマイプッシュ作家の高田さんの作品。
銀二貫で命を買った男と、武士から商人の道に進んだ少年との話。
 
人と人との絆っていうものを強く実感します。
 
イメージ 98.ツナグ/辻村深月
 
辻村さんの最新刊。
サイン会にも参加した事が記憶に新しいです。
 
「ツナグ」生者と死者を一時だけツナグ事のできる存在。
死んでしまった者に伝えたいこと、伝えられなかった事をもしかなえられるとしたら・・・
 
「ツナグ」事ができる男の子の成長の話でもあります。ぜひシリーズ化を希望したい作品。
 
9.長い腕/川崎草志イメージ 10
 
ドキドキしながら読み進めた作品でした。
 
ハラハラする展開、次はどうなるのか?と展開が見えてなくて続きが気になって仕方がなかったです。
ミステリ好きにはたまらない!主人公の女性が格好良くて好きでした。
 
イメージ 210.チア男子!!/朝井リョウ
 
「桐島、部活辞めるってよ」で一躍有名になったイケメンの朝井さん。
デビュー作から光るものを持っているなと感じていましたが、二作目でやってくれました!
 
男子がチア!
コミカルな会話、直面する問題、抱える不安――
暗くなり過ぎず、そして何処までも爽やか、だけど何故か感動して泣けてくる。
色々なものが沢山詰まった作品でした!


という訳で、簡単に書いてしまうとこんな感じです。
 
5つ☆ではないものの、印象が残ったもの(個人的評価は4.5点)。
<太字は特にお薦め>
暗闇坂の人喰いの木/島田荘司
おれのおばさん/佐川光晴
ストーリー・セラー/有川浩
レインレイン・ボウ/加納朋子
グラウンドの空/あさのあつこ
少年少女飛行倶楽部/加納朋子
チョコレートの町/飛鳥井千砂
異邦の騎士/島田荘司
僕は長い昼と長い夜を過ごす/小路幸也
正義のミカタ(文庫版)/本多孝好
チョコレートビースト(インディゴの夜シリーズ)/加藤実秋
ボーダー(ヒートアイランドシリーズ)/垣根涼介
 
あと、「インディゴの夜」シリーズは良かったですね。単体としては4.5点が最高評価ではありますが、好きなシリーズ。今後も読み続けて行きたいです。
島田荘司さんの「御手洗潔」シリーズもすっかりはまって、特に異邦の騎士は最高でした!
 
という感じの下半期。
時間があったら、2010年総合ランキングを紹介できればと思いますが、時間と気力があればですねえ。