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僕とおじいちゃんと魔法の塔①

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岬にたたずむ黒い塔。まるでお化け屋敷のようなその塔は、鎖と南京錠で封印されているはずだった。ある日その塔を訪ねてみると、そこには、ずいぶん前に亡くなったはずのおじいちゃんが住んでいて――!?


香月日輪さんの本です。
 
妖怪アパートシリーズですっかりお馴染みの香月さんの新作シリーズです。
うむむ・・・
悪くないんだけど・・・・内容というか設定が妖怪アパートと似ている・・・。
 
妖怪の次は幽霊。
そしてお化け屋敷のような塔の家。
そこで過ごす、幽霊のおじいちゃんとの日々。不思議な体験。
 
家族との気持ちの相違に気づいた少年。
自分が目指すべき道は――


これは・・・・元々「3巻くらいのシリーズものとして書いて下さい」という前提で書いているそうで、なんと小学生だった少年が、次の2巻では突然高校生になってしまうのだそうです。
 
あえて一冊で完結した方が、物語として絶対良いと思うのですがね・・・。
前半はなかなか話に入り込めず(多分、妖怪アパートと被っている部分が多いせいと、語り手が小学生という事に慣れなかったせい)、中盤からラストにかけてはとても良かっただけに、敢えて続きを出す理由がよく分からなかったりしました。
 
そして幽霊のおじいちゃんが、妖怪アパートの大人達とやっぱり被っているんだよなあ。
 
個人的には、足に障害をもっているけれど、その境遇にもめげずにからりと明るい信久の性格に癒されました。
 
けど気になるから、2巻も読みますけどね!
丁度今月発売になったようなので、タイミングが良かったみたいです。