「Feel Love」等に掲載された作品+書き下ろしを加えた5篇の、待望の短編集第二弾!
中田永一さんの本です。
ただ、中田さんが乙一さんであってもそうでなくても、私はやっぱりこの作家の作品が好きです。
前作にして初の単行本である百瀬、こっちを向いて。もかなりお薦めしたい作品だったので、今作も密かに期待していました。
ただ、あまり有名じゃないから?図書館で予約したらそんなに時間を置かないで手元にやってきました。
ただ、あまり有名じゃないから?図書館で予約したらそんなに時間を置かないで手元にやってきました。
そして、読んでみると・・・
ああっ!好き!良い!良いよ!中田さん!!
と思わずグッジョブって言いたくなってしまうくらい、良かったです。
ああっ!好き!良い!良いよ!中田さん!!
と思わずグッジョブって言いたくなってしまうくらい、良かったです。
レビューで酷評している人もいましたが、私はこういう作品、大好きですよ。
電車の中で読んでいたのに、思わずくすりと笑ってしまう作品や、「そうだったのか!」と結末に驚かされた作品、作品のループ感を楽しみたくて、読み終わってまた冒頭に戻って読みなおしてしまったり――
そうそう!普通の恋愛小説だと思って読むと、最後に「ああ!」って思わされるから気をつけて下さい。
漢字を変換しないでひらがな表記にしているのだとか、登場人物の描写とか、コミカルな会話とか・・・節々に乙一さんを思わせる部分は多いです。
でも、そういうのも関係なく読んでみて欲しいです。
大満足の一冊でした。
大満足の一冊でした。
→こういう文章構成も、ありなんだなあ!と思った作品その1。
交換日記、小中学生の頃めちゃくちゃやってましたよ!懐かしい!
交換日記、小中学生の頃めちゃくちゃやってましたよ!懐かしい!
そして、好きな人に交換日記をして下さいって申し込んだら拒否された思い出があります(笑)
誰かに見つかったら、秘密がばれてしまう・・・というのが、交換日記のドキドキ感なのであります。
誰かに見つかったら、秘密がばれてしまう・・・というのが、交換日記のドキドキ感なのであります。
そう思って読んでみると、ラストの事実に気づけるかも?
読み終わった後に、冒頭に戻って読みなおしてしまったのは、冒頭の章が「5」だったからです。
その次に「1」が始まって、これにはどういう意味が??と思ったら・・・「4」を読んで、ニヤリ(笑)
その次に「1」が始まって、これにはどういう意味が??と思ったら・・・「4」を読んで、ニヤリ(笑)
森君、好みだ(笑)
三角形はこわさないでおく
ツトムと小山内さんと、俺。ツトムは小山内さんが気になり、小山内さんは…? 微妙なバランスの三角関係の物語。
→男を巡る女二人の三角関係に比べて、何故か女を巡る男二人の三角関係は綺麗にまとまる気がします。男の場合は、何故かお互いに譲り合って、どちらかが身を引いたりするんだよね。で、友情はそのまま続くって言うパターン。
その王道パターンなんだけど、小山内さんが凄く可愛かった。
ベリーショートの女の子、男の子っぽいのに、女らしさが妙に強調されたりしててね。
こういう関係、憧れます。
個人的には、飄々としている廉太郎が好きです。
タイトルもとても作品に合っていました。
こういう関係、憧れます。
個人的には、飄々としている廉太郎が好きです。
タイトルもとても作品に合っていました。
→笑いました。こらえきれずにニヤリとしてしまいました。
激しく同意しましたからね。私も昔からお腹の虫にはかなり悩まされてきたので・・・。
3時間目の休み時間におにぎりを食べて空腹を紛らわせていた高校の頃を思い出しました。
激しく同意しましたからね。私も昔からお腹の虫にはかなり悩まされてきたので・・・。
3時間目の休み時間におにぎりを食べて空腹を紛らわせていた高校の頃を思い出しました。
この子のお腹の音は、色々な音を紡ぎ出すことが出来るというのがまた面白かったです。
なのに、何故か読後感は爽やか。
真相を知った時の「ああっ!」という感じと、恋愛小説を読んだ後のドキドキ感がごちゃまぜになったような気持ちだった。
吉祥寺、憧れの街です。
真相を知った時の「ああっ!」という感じと、恋愛小説を読んだ後のドキドキ感がごちゃまぜになったような気持ちだった。
吉祥寺、憧れの街です。
井の頭公園とか、なんか色々思い出して切なくなりました、、
でも、最近は若くして結婚して子供を生んでいる人は多いから、実際あるかもしれない話だなあという気がして。なるほどなるほど、と思いながら読みました。
という訳で、5篇の収録作品、どれもこれも私好みでした!
文句なしに満点です!
文句なしに満点です!