恋に恋する女の子のささやかな成長。家出した少女の冒険と、目の当たりにした社会の現実。早熟な少年が抱く不安と、それをほぐす少女のやさしさ。―人気作家が「少女」をキーワードに綴った傑作短編9編を収録。多感な時期の憂しやときめき、ときに切ない気持ち。そしてそれらの先にある成長を、思い出のアルバムをめくるように楽しんでください。それぞれの作家の魅力も体感できる贅沢な一冊
文庫「あの日、君とGirls」、「いつか、君へGirls」の中からピックアップし、再編成したアンソロジーでした。。
ハードカバーから文庫化する時に改題というのはたまにあって、百歩譲ってそれは仕方ないにしても、こういうのってありなんですかね・・・
初めて読む!と思って楽しみにしていたのに、あれこれは読んだ事あるぞ、となった瞬間に楽しみが半減して何とも言えない感じになりますね。。
けれど、好きな作家というだけではなく、このお二人の作品は群を抜いて読みやすかったし面白かったですね。
あと村山由佳さんの作品がかなり良かったこととか(この作家は辺に官能系の小説よりもこういう恋愛小説のが良いと思います)。
とはいえ、やはり私はアンソロジーが苦手。
良い作品もあれば、読むのに苦労するくらい微妙と思うのもありで、しかも既に読んでいる作品だったこともあるせいか、何とも言えない苦い気持ちになりました。
(3.5点)