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リライブ

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生きることは、選ぶこと。選ぶことは、悔やむこと?命の灯火が消える瞬間、“バク”が囁きかける。運命の恋人を失った夜。いまの仕事を選んだあの日―頭に浮かぶ、人生の分岐点。そこからもう一度、やり直させてあげましょう。ただし、ひとつだけ条件がありますが―。かれらが何を選んだのか?あなたの予感は、覆される。
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小路幸也さんの本です。
なんだか久々に読みましたが、やっぱりこの人の作品、癒されます。

アンソロジーか何かで、「輝子の恋」と「最後から二番目の恋」は読んでいました。
なので、いつかこのシリーズが単行本化されると思っていたのですが、念願の本作でした。

死に行く間際の人間に、思い出と引き換えに人生をやり直せるという条件を与える「バク」と、人生の分岐点から「選ばなかった人生」を選び、人生をやり直した人間のその後を描いた7編が収録されています。

あの時、あの言葉を言っていれば。
あの時、あの人を選んでいれば。
あの時、自分が違う行動を取っていれば…

人生の分岐点。

私にとっての分岐点は…
学校を選ぶ時、仕事を選ぶ時…いくつもあります。

もし、あの時違う選択をしていたら…

私だったら、あの時の恋を別の形でやり直したいと思ってしまいました。

「すばらしきせかい」が一番ぐっときました。
誰もが抱える後悔。それを別の人生でやり遂げることができたら…

ぜひ読んでみてください。