No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

或るカフェーに於いて

暗雲立ち込める東京の街中にひっそりと存在するカフェー。その名も『アンダーグラウンドカフェー』。物珍しさに訪れる客は、夜が来るのを待ちわびる。今宵、何も知らない男が一人、その扉を開ける。 水島広見さんの本です。 水嶋ヒロではありません。ミズシ…

永遠の隣

結婚したの――と、まるで呼吸をするかのように自然に、先輩はそう言った。大学卒業後に入社して、そろそろ三年。営業という仕事のノウハウを一から教え込んでくれたこの先輩が、仕事の後にこうやって飲みに誘ってきた事自体、いつもだったらあり得ない事だっ…

陽だまりの偽り

最近、物忘れがはげしいことを気にしている郁造。息子の嫁から預かった現金を落としてしまったが、どこで落としたのかも覚えていない。ボケ老人のレッテルを貼られることを恐れ、郁造はある行為に踏み切る。果たして、その先に待ち受けていたものは…(表題作…

星間商事株式会社社史編纂室

同人誌作りこそ人生!? そんな幸代に転機が訪れた。社史編纂の過程で気づいてしまった社の重大秘密。さてどうするか…。爆笑の展開のうちに見える、人生の面白さ。『Webちくま』掲載作品に加筆・修正。 三浦しをんさんの本です。 三浦さんの本を読むたび…

「二区間定期」が気になる!

先日、ヤフーのニュースで見つけた記事。 二区間定期に分割する 不況のあおりをうけて、今のところ全額交通費は支給されているのだが、このまま支給されるのかは非常に怪しい。 通勤に2時間近くかかるため、6カ月の定期代が1カ月の給料を越えるくらいにな…

ブヨの襲撃 ~2009年 夏の終わりに~

やられた!!!!! あー畜生! 痛いやないの! 痒いやないの! どうしてくれるの! そういえば、去年も腕に2か所くらい刺されたのですが、おそらくブヨの仕業です。 昨日の朝から、何となく足が痒いなあと思っていたのです。 すると、どんどん赤く腫れてい…

真夜中の五分前 ― side-B ― (文庫版)

かすみとの偶然の出会いは、過去の恋に縛られていた僕の人生を大きく動かした。あれから二年、転職した僕の前にひとりの男が訪ねてきた。そして、かすみとその妹ゆかりを思い出させずにはおかぬこの男が、信じられない話を切り出した。物語は、驚愕のエンデ…

悪夢のエレベーター

ある日、最悪の状況で、最悪の人たちと一緒にエレベーターに閉じ込められたら?Qlep発、本とブログのパラレル小説。 木下半太さんの本です。 書店で、いつもイチオシ!とかで置いてあるので、とても気になっていた本でした。 しかし・・・誉田哲也さんの…

つぶやく。

・友達に今度遊びに誘ってよ、と言われて誘ってみたら、凄く微妙な反応だった。 ・友達からの誘いが、「合コン」の誘いだった。 ・今は新しい恋愛に気持ちが向かず、断ったら、何となく気まずい感じになった。 ・きっともうお誘いは来ないだろう。 ・でも、…

「森」ではありません、「林」です。

巷で噂の 森ガール 森ガールとは・・・ 『森にいそうなおんなの子』のこと らしいです。 っていうか、森っていっても、実際問題そんなメルヘンチックな森ばっかりじゃないんじゃないだろうか。 うら若き乙女が森にいたら、逆に怖くないか?という突っ込みは…

植物図鑑

「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか? 咬みません。躾のできたよい子です」 「 ――あらやだ。けっこういい男。」 ある日、道ばたに落ちていた彼。 「樹木の樹って書いてイツキと読むんだ」。 さやかが彼から聞いたのは、それだけ。でも、それで充…

真夜中の五分前 ―side-A― (文庫版)

少し遅れた時計を好んで使った恋人が、六年前に死んだ。いま、小さな広告代理店に勤める僕の時間は、あの日からずっと五分ズレたままだ。そんな僕の前に突然現れた、一卵性双生児のかすみ。彼女が秘密の恋を打ち明けたとき、現実は思いもよらぬ世界へ僕を押…

「普通」の幸せ。

何かが終わる予感、というものに常々怯えている。 例えば、今のこのささやかな生活が終わってしまうかもしれない瞬間、だとか。 特別な事が起こらなくても、ただこうして細々と生活が出来ているだけでも実は前よりも大分マシな生活であり、まさに平穏な生活…

ナチュラル化計画、密やかに進行中。

ナチュラル系に転向致します! 先日、一部でそんな宣誓をした私すきま風なのですが・・・ ナチュラル化計画 は進んでおります。 給料日前なので、細々とナチュラル系の服を買ってみたりしています。 通販で買った、オーガニックコットンのストールは訳ありだ…

本日(9/5)の晩御飯:ミートソースドリア+本日のお菓子はチーズケーキタルト

タルトを作る時は、最初にタルトを作っておかないとだめだという事に気付いた今日です。 お菓子作りをしていたせいで、電子レンジが使えないからご飯を作るのも遅くなった次第ですよ。 ドリアが食べたくなって、クックパッドで検索。 そういえば、先日母が作…

少女には向かない職業

あたし、大西葵13歳は、人をふたり殺した……あたしはもうだめ。ぜんぜんだめ。少女の魂は殺人に向かない。誰か最初にそう教えてくれたらよかったのに。だけどあの夏はたまたま、あたしの近くにいたのは、あいつだけだったから――。これは、ふたりの少女の凄…

猿出没注意報。

たまにはくだらない、どうでも良いような日記を。 家に帰ってきたら、回覧板が届いていた。 (うちは何故かアパートなんだけど、自治体の活動が活発なのか?回覧板だの町内のなんやかやが関わってきたりして、若干面倒くさいのだが・・・) その回覧板、かな…

うつくしい人

他人の苛立ちに怯え、細心の注意を払いながら重ねていた日々を自らぶちこわしにした百合。会社を辞め、「ただの旅行」で訪れた島のリゾートホテルのバーにいたのは、冴えないがゆえに百合を安心させるバーテンダー坂崎と、暇を持て余す金髪のドイツ人、マテ…

世界がぼくを笑っても

われらが浦沢中学にすごい先生がやってくるってさ――。 北村ハルトは中学2年生。始業式の日、彼の前に現れた1人の先生。軟弱そうでやぼったい。そう、彼こそがハルトのクラスの新担任――小津ケイイチロウ先生、だった! -------------------------------------…