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空棺の烏 八咫烏シリーズ4

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人間の代わりに八咫烏の一族が住まう世界「山内」のエリート武官を養成する全寮制の学校「勁草院」に入学した少年、雪哉。次の日嗣の御子たる若宮派と巻き返しを図る兄宮派との間で激化する対立の中で次々と起こる事件に雪哉は立ち向かう。競争の中で少年たちは友情を深めていく―。

阿部智里さんの「八咫烏シリーズ」第四弾。
 
今回はというか、今回も雪哉メインの話。
若宮に忠誠を誓い、山内衆になるために養成所に入ることを決めた雪哉。
 
ある意味学園モノとしても楽しめるのですが、何といっても雪哉の策略(?)が面白い。
全ての行動はこのためにあったのか・・・!という驚きも去ることながら、今回は更に猿との
戦いや日嗣の御子である若宮についても更に深く掘り下げた話になっています。
 
茂さんが凄く良いですねー!
千早、明留も含めて個性的且つ好ましいキャラクターが沢山登場します。
 
本当に何と壮大なシリーズなのでありましょうか・・・!
読むたびに奥深く、どんどんのめりこんでいくのを感じます。
 
次の第5弾の話が、一番最初に書かれたシリーズなのだそうで。
早く続きが読みたいです。
 
また、シリーズが終了したというのを聞いてショックを受けていたのですが、「第一部」終了
とのことで、嬉しくなりました。
まずは第一部を読み切りたいところですが、図書館の予約はまだまだ来そうにありません。
 
面白かったです!
 (5点)