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玉依姫 八咫烏シリーズ5

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生贄伝説のある龍ヶ沼と、その隣にそびえる荒山。かつて、祖母が母を連れて飛び出したという山内村を訪ねた高校生の志帆は、村祭りの晩、恐ろしい儀式に巻き込まれる。人が立ち入ることを禁じられた山の領域で絶対絶命の志帆の前に現れた青年は、味方か敵か、人か烏か―

阿部智里さんの本です。
 
丁度文庫が発売になるころに、予約していたものがやってきました。
待ち切れずに単行本版で読んでしまいましたよ。
 
今まで読んできたシリーズの中で、一番荒削りな印象を受けました。
前回の文庫の解説で、この作品が一番最初に書かれたものだというのを読んでいたので、納得。
 
奈月彦やますほ、大猿が出てくるものの、シリーズ番外編といった位置づけでしょうか。
 
志帆が最初の頃に比べて人が変わったようになっていくのが不気味というか不可解でしたが、ラストに繋がっていると思うとなるほどと思わされる部分もあるような。
 
どうも志帆の得体の知れなさ?みたいなものが気持ち悪く思えたりして、いつもよりははまらない感じでしたが、次が第一?シリーズラストのようで続きが気になります。
(4点)