国を背負いし孤高の王女は、失われた
天文台で何を想うのか。悪名高き「狼殺しの王」が治める大国“巨山”で、“沙維”の民が国境侵入の罪で捕らえられた!解放の条件は、沙維の王子による巨山来訪。罠を疑い、危険を恐れる兄たちに代わって、末王子のイウォルが救出に向かうことに。同行した
ソニンは、凛々しき王女・イェラから、巫女の暮らしやその力、星々の話を求められる。だが、両王国の平和を揺さぶる危機が、すぐそこまで迫っていた…
菅野
雪虫さんの「天山の巫女」シリーズ第3弾。
今度は別の国、巨山の姫であるイェラの話。
歳よりもかなり大人びた考えを持っていて、他者を寄せ付けない近寄りがたさも感じる姫。
ソニンとの初対面もかなり嫌あな印象を受けるばかりですが、敵か味方か掴めないこの聡明な姫との今後の絡みは気になるところです。
4巻へ。
(4点)