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鹿の王2

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謎の病で全滅した岩塩鉱を訪れた若き天才医術師ホッサル。遺体の状況から、二百五十年前に自らの故国を滅ぼした伝説の疫病“黒狼熱”であることに気づく。征服民には致命的なのに、先住民であるアカファの民は罹らぬ、この謎の病は、神が侵略者に下した天罰だという噂が流れ始める。古き疫病は、何故甦ったのか。治療法が見つからぬ中、ホッサルは黒狼熱に罹りながらも生き残った囚人がいると知り……!?

上橋菜穂子さんの「鹿の王」シリーズ第2弾。
 
第1弾でもまだまだ物語の確信に迫る前の段階、という感じでしたが、
 第2弾でも序章感がありました。
 
しいていうならば、これは一気にシリーズ全部を読むべきだというところ。
 
既に1巻の内容を忘れかけている中で読んだので、ちょっと勿体ない事をしたなあという感じです。
 
個人的に、医者側の話よりも、ヴァン側の話の方が入りこみやすいです。
 ヴァンを探していたサエがついにヴァンと出会うものの、さらわれたユナを助けようとするサエが今後どういう動きをするのか気になるところです。
 
3巻を読む頃にはまた1,2巻の内容を忘れてしまうのだろうなあ。
 本屋大賞一位の評判の割に自分がまだあまりこの小説の面白さに目覚めていない感じなのが
 悔しいです。
 
次巻に期待します!
 (3.5点)