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あまねく神竜住まう国

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伊豆の地に独り流された頼朝は、まだ10代前半の少年だった。地元の豪族にうとまれ、命を狙われる日々に、生きる希望も失いがちな頼朝のもとへ、ある日、意外な客が訪れる…かつて頼朝の命を不思議な方法でつなぎとめた笛の名手・草十郎と妻の舞姫糸世の運命もまた、この地に引き寄せられていたのだった。

荻原規子さんの本です。
 
草十郎と糸世のなんと魅力的なことよ!と思って読んでいたのですが・・・ああ!!
「風神秘抄」の二人だったのですね・・・!
内容は完全に忘れているのに、面白かったという記憶だけがしっかり残っていて、改めて読み返したいなあと思いました。
 
源頼朝が少年のころの話。
神話や不思議な世界感を書いたら荻原さんの右に出るものはいないと思いますが、今回も期待以上。
 
ページ数が少なめで早々と幕を閉じてしまった感じが少しばかり残念でしたが、もう少し壮大な世界感でも読んでみたかったなあと思うほど楽しめました。
 
また続編はあったりするのでしょうか。期待しましょう。
(4.5点)