隣国サンガルの新王即位儀礼に招かれた新ヨゴ皇国皇太子チャグムと星読博士シュガは、〈ナユーグル・ライタの目〉と呼ばれる不思議な少女と出会った。海底の民に魂を奪われ、生贄になる運命のその少女の背後には、とてつもない陰謀が――。
上橋菜穂子さんの本です。
バルサは名前しか出てきません。
あの皇太子のチャグムが少しばかり成長して再登場です。
今回はチャグムとシュガが異国で巻き込まれる諸々の話。
最初はチャグムを殺す側にいたはずのシュガが、トロガイ師との出会いやらを経て、ここまでチャグムに忠疑心を誓うまでになっていることにまず感激してしまいます。
また助けられるかもしれない命から目を背けようとせず、立ち向かって行こうとするチャグムの姿勢が凄く良いです。
異国、また皇太子の立場では国と国との関係にまで影響する可能性があるにも関わらず、助けようとするチャグム。成長しましたね・・・!
サンガルの国の王子と王女様、いいキャラクターです。
また次のシリーズでも出るっぽいですね?楽しみです。
(4点)