女用心棒バルサは逡巡の末、人買いの手から幼い兄妹を助けてしまう。ふたりには恐ろしい秘密が隠されていた。ロタ王国を揺るがす力を秘めた少女アスラを巡り、〈猟犬〉と呼ばれる呪術師たちが動き出す。タンダの身を案じながらも、アスラを守って逃げるバルサ。追いすがる〈猟犬〉たち。バルサは幼い頃から培った逃亡の技と経験を頼りに、陰謀と裏切りの闇の中をひたすら駆け抜ける!
上橋菜穂子さんの「守り人」シリーズ。
着々と読み進めております。
バルサもそうだけど、タンダが凄くいいですね・・・!
バルサのように強い訳ではないし、トロガイ師の弟子として呪術もできるけれど絶対的な力を持っている訳ではない。
優しいということが一番の取り柄とも思える男性だけど、この優しさが一番の武器なのではないかなと、「強さ」を感じましたよ。
運命に抗うことになろうとも、災いの子達を助けようとするバルサとタンダ。
子供達を殺そうとする追ってから逃げるバルサ。
一体どうなるのでしょう。気になります。次は下巻へ。
(4点)